車のエンタメ
更新日:2021.09.10 / 掲載日:2021.09.10

最新自動車ランキング 今どきのクルマにまつわることいろいろを徹底調査!

最新自動車のイメージ画像

今回の企画は自動車にまつわるさまざまなランキングをみて研究していこうというもの。数字はまさに自動車市場の今を映す鏡といえ、中身を分析するとさまざまなことが手に取るようにわかる。じっくり読んでトレンドをつかんでほしい。
(掲載されている内容はグー本誌2021年10月号の内容です)

博士と助手の画像

ランキングで数字を見るとクルマのことがよくわかる

博士 助手くんよ、自動車のトレンドが知りたいとな?
助手 はい! やっぱりいつの時代もクルマは花形の趣味ですし、生活に密着していますしね。ボクも早くクルマを所有してステキな人生を送りたいと思っているんです!
博士 たしかにクルマがあれば行動範囲も広がって、楽しみもいろいろ増えるからの。で、君はどのぐらいクルマについて知識があるんじゃ?
助手 それが……就職活動のとき、自動車メーカーについて調べたので、国産では主要8メーカーがあることぐらいは知っていますが、それ以外はたいして知識がないんですよねから。あ、でもCMで見たSUBARUのレヴォーグは知ってますよ!
博士 (それでこの研究所に入ろうとは……なかなかじゃな)。よかろう! そんな助手くんが手に取るようにクルマのことを理解するには、まず最初にランキングを見るのが1番じゃ! クルマにまつわるランキングをたくさん調べて、一緒にクルマのトレンドをつかもうじゃないか。
助手 博士! なんかワクワクしてきました。すべて見終わればいっぱしのクルマ好きになれそうです。これで華やかな人生が送れるぞっ!!
博士 クルマがあったとて人生がステキになるかは別問題……なんじゃがの。まぁよい、研究開始じゃ!

人気・売れ筋ランキング

まず最初のランキングは、普通車とも呼ばれる登録車と軽自動車の販売(登録)台数ランキングだ。これはそのまま今の人気車種を表したものといえるだろう。


博士 まずは販売登録台数ランキングじゃ。これを見れば今どきの人気車種が手に取るようにわかる!
助手 へぇーって、トヨタ車ばっかりじゃないですか!
博士 そのとおり! 10位までを見ても、日産ノートとホンダ・フリードが入ってくるのみで、あとは全部トヨタ車という結果じゃ。
助手 なかでもヤリスが断トツの数字なんですね。
博士 ここで注意してほしいのは、ヤリスの台数は、ヤリス・クロスとGRヤリスというヤリスファミリーの合算ということなんじゃ。
助手 なるほどです! 軽自動車ではN-BOXが圧倒的ですね。
博士 N-BOXは先代型から一強状態が続いておる。軽自動車の全体の流れとしてはスーパーハイト系が売れておることがわかるじゃろう。

最新登録車登録台数ランキング

トヨタ強し! 他メーカーを寄せつけない販売力
世界新車販売台数首位でもあるトヨタがトップ5を独占。ほかに上位にはトヨタ車がランクイン。今後、日産・ノートやホンダ・フリードといった人気車種がその牙城を崩せるかに注目だ。

注目のピックアップ車

  • [トヨタ]ヤリスシリーズの画像

    中古車価格帯 99.8から339万円(ヤリス)

    走りの質ではピカイチ
    [トヨタ]ヤリスシリーズ
    実質的には4代目のヴィッツにあたる。新世代プラットフォームにより走行性能や動的な質感が劇的に向上。スポーツ性を高めたGRヤリスやSUV派生のヤリスクロスも人気だ。

  • [トヨタ]ルーミーの画像

    中古車価格帯 59.8から259万円

    便利で経済性に優れた小型ワゴン
    [トヨタ]ルーミー
    コンパクトカーとミニバンのいいとこどりをした小型ハイトワゴン。広大な室内空間や両側スライドドアで高い利便性を発揮し、実用性重視のエンジンなどで経済性も極めて高い。

  • [トヨタ]アルファードの画像

    中古車価格帯 159.8から1072.5万円

    豪華さと快適性で絶大な人気ぶり
    [トヨタ]アルファード
    迫力と豪華さに溢れたエクステリアや、広くて快適な室内空間で圧倒的な人気を誇る大型ミニバン。現行型はリアサスの改善により走行性能が大幅にアップし、ますます人気に。

最新軽自動車販売ランキング

N-BOXをおびやかすライバルの登場はあるか!?
発売以来、人気のN-BOXが独走状態。それを追うライバルのスペーシアとタントという構図。軽自動車でもSUVテイストのハスラーやタフトの人気が上昇しているなかでムーヴの健闘が光る。

注目のピックアップ車

  • [ホンダ]N-BOXの画像

    中古車価格帯 49.5から219万円

    独自性を発揮して圧勝中
    [ホンダ]N-BOX
    ホンダ独自の低床フロア技術や、軽自動車の基準以上に高いボディ剛性などで機能性と走りを高めてライバルに差をつけ、強豪ひしめく超ハイトワゴン市場で圧倒的な勝ち組に。

  • [スズキ]スペーシアの画像

    中古車価格帯 59から192.1万円

    スズキらしさに溢れた渾身作
    [スズキ]スペーシア
    スズキが得意とする軽量ボディ技術やマイルドハイブリッド技術を駆使して超ハイトワゴンの難点である車重の重さをカバー。運転支援技術の積極採用もあって高い評価を得た。

  • [ダイハツ]タントの画像

    中古車価格帯 74.8から250万円

    元祖だけに使い勝手のよさが光る
    [ダイハツ]タント
    初代モデルは超ハイトワゴンの先駆けとして誕生し、人気ジャンルを確立。現行型は4世代目ということで先進性の高い技術が多く採用され、細部の使い勝手も優れている。

クルマの価格ランキング

現在販売している国産量産車のなかで価格の高いものと安いものをグレードを含めて順位付けした。日本車も最近は高くなったといわれるがはたして?


助手 博士! 同じ4つのタイヤで走るクルマなのに、何十倍も価格差があるってどういうことですか!
博士 たしかに高額車ランキングを見ると、家が買えそうな値段じゃの。だが、それだけの価値がある性能を持っているんじゃ。たとえばNSXやGT-Rはおそろしい程速い! 全開で加速すると脳がゆれるような感覚すら覚えるほどじゃ。
助手 センチュリーは聞いたことあります! 官公庁などの公用車や社用車に使われていますよね?
博士 LSもじゃが、ショーファーとも呼ばれ、セレブが後席に乗るような使われ方もする高級車じゃの。
助手 低価格車ならボクでもローンで買えそうですね。これならドライブデートも行けます!
博士 このあたりのクルマは、ビジネスユースなどがメインのグレードじゃからデートはちと厳しいぞ。

最新国産車高額ランキング

一般庶民は手が出ない非現実なクルマたち
高額な国産車というとおなじみの顔ぶれになる……と考えていた矢先、NSXが2022年12月で生産終了になるとの発表が。一方、GT-R NISMOの2022年モデルは完売。もう新車で買えません!

注目のピックアップ車

  • [ホンダ]NSXの画像

    中古車価格帯 1699から2590万円

    最先端技術を駆使したスーパーカー
    [ホンダ]NSXホンダ渾身の電動駆動技術を搭載し、新世代の高性能スーパーカーとして生まれた。最先端技術の塊ということもあって価格は旧型の倍以上になったが、販売面では低迷している。

  • [トヨタ]センチュリーの画像

    中古車価格帯 1350から2050万円

    格調の高さを極めた特別な存在
    [トヨタ]センチュリー
    ほかのトヨタ車とは一線を画す格式の高さを誇る最高級車。熟練工による手作業で組み立てられる工程が多く、静粛性の高さや振動の少なさは異次元レベル。価格も最上級だ。

  • [レクサス]LC500 Convertibleの画像

    中古車価格帯 768から1680万円

    超ゴージャスな高性能クーペ
    [レクサス]LC500 Convertible
    レクサスブランドの最上級クーペのオープンモデル。ゴージャスさを極めた内装や大排気量の5LV8エンジンがもたらす走りのフィーリングは高級感にあふれている。

最新国産車低価格ランキング

今どきは軽自動車でも価格の幅が結構あり!
軽自動車といえばリーズナブルなイメージがあるが、最近では上級グレードやオプションを付けると普通車とあまり差がないのも実状。ここに登場するエントリーグレードは割安な価格で購入しやすい。

注目のピックアップ車

  • [ダイハツ]ミラ・イースの画像

    中古車価格帯 39.5から132.4万円

    先端技術が満載の低価格車
    [ダイハツ]ミラ・イース
    昔ながらのハッチバック車で経済性を徹底的に追求し尽くした渾身作。軽量化と走行抵抗の低減、コストの削減には高い技術が投入され、じつは価値の高い低価格車といえる。

  • [スズキ]アルトの画像

    中古車価格帯 0.1から152万円

    低燃費競争で磨かれた入魂作
    [スズキ]アルト
    一時はミラ・イースとの激しい低燃費競争を繰り広げ、軽量化や高効率化が研ぎ澄まされた。ミラ・イースと同様、低価格ながら最先端技術の結晶でもあるのでお買い得といえる。

  • [SUBARU]プレオ+

    中古車価格帯 42から128万円

    低価格ながら基本性能は高い
    [SUBARU]プレオ+
    中古車価格帯 42から128万円ミラ・イースのOEM供給車。プレオ+では一番ベーシックなグレードからスマアシを装備。簡素ながらも安全性確保の装備は抜かりなく、決して安かろう悪かろう的なクルマではない。

乗って安心!ランキング

自動車メーカーが目指している事故ゼロ。各社、安全面を最重要課題としてクルマを開発している。そんな安全度を客観的に評価しているのが自動車アセスメントだ。


助手 こんなふうに安全なクルマの評価も出ているんですね!
博士 今、どの自動車メーカーも安全を第一に考えてクルマを開発し、事故ゼロを目指しておる。そのなかでも衝突安全性能と、衝突を未然に防ぐ予防安全性能の両面で評価を行い、最も優れておったのがレヴォーグというわけじゃ。
助手 衝突安全性能はなんとなくわかりますけど、予防安全性能の中身はどんなものなんですか?
博士 いい質問じゃ。まずは衝突被害軽減ブレーキといって、対クルマや歩行者に対して衝突の危険をクルマが察知して、減速を支援する効果がある装備。さらにはペダル踏み間違え時の加速抑制装置、意図せず車線から逸脱しそうなときの抑制装置の3つで評価しておるのじゃ。
助手 それで1位がレヴォーグか!それだけ装備が充実しているなら、ドライブも安心ですね!!
博士 そうともいえるが、最も大切なことはドライバーの意識で、予防安全装備が働かないような運転を心がけることが1番。まずは安全運転をするという心を磨くのじゃ!

最新自動車安全性能評価

その称号だけで安心感120%増し! の気分になれる
ファイブスター賞を獲得した各モデルは、右下の1.衝突安全性能と2.予防安全性能において最高となるAランクの評価で、事故自動緊急通報装置を搭載した車種になる。そのなかで1番の高得点となったレヴォーグが2020年度の“ファイブスター大賞”に輝いた。

[SUBARU] レヴォーグの画像

中古車価格帯 279.9から500万円

名実ともに世界一安全なボディへ
[SUBARU] レヴォーグ
衝突安全性の高さで常に高い評価を獲得してきたSUBARU。2代目レヴォーグでは特に側面衝突や横転時の対策、歩行者や助手席の乗員を保護する機能などが追加され、世界一安全なボディとも評価される。

小型車イメージ

小型車でも安全性能が向上
総合評価でトップを獲得したレヴォーグに次いで高評価をマークしたのは左の5台。得点率90%以上で衝突安全、予防安全の項目はすべてAランク評価を受けた。衝突被害軽減が難しい小型車の最新モデルでの躍進が目立ち、軽自動車のデイズがランクインしたのは注目。

“安全技術”の名称って各メーカーでいろいろだけど……何か違う?

★各社の安全技術の名称
●EyeSight Touring Assist ●Toyota Safety Sense ●Honda SENSING●インテリジェント エマージェンシーブレーキ ※衝突被害軽減ブレーキ機能の名称 ●i-ACTIVSENSE ●e-Assist ※MI-PILOT以外の予防安全機能の総称を指す名称 ●Safety Support ●SMART ASSIST

安全技術のイメージ

いち早くステレオカメラやレーダーを使った運転支援システムを開発したSUBARU。各社もそれに続く形となった。

 安全性能技術のシステム名称はメーカーによって異なり、ユーザーとしてはわかりにくい状況が続いているが、追求する機能はいずれもほぼ同じと考えていい。衝突時の被害軽減自動ブレーキや、自動追従クルーズコントロールなどの目玉的な機能はすべてに備わり、最新モデルでは性能の差も縮まっている。自動ブレーキやアクセルの制御については、運転支援システムの実用化の歴史が長いSUBARUのアイサイトが今も一歩リード。軽自動車の自動追従クルコンは全車速に対応できていない場合もあり、やや簡素化されている。

燃費のいいクルマランキング

最新燃費ランキング

ここでもトヨタ勢強し!
各メーカーがハイブリッド車をラインアップするなか、やはり先駆者であるトヨタのハイブリッド燃費技術は一歩抜け出ている。ヤリスと新型アクアの燃費同門対決も注目だ。

  • [トヨタ]アクアの画像

    中古車価格帯 36から238万円(先代型)

    燃費も質感もすごく“いい”
    [トヨタ]アクア ※写真はG(2WD)<オプション装着車>先代型は燃費のよさと低価格をウリとして大ヒットしたが、モデルチェンジを経た新型は実燃費や走りの質感なども大幅に向上。燃費一辺倒のクルマではなくなっている。

  • [トヨタ]アクアの画像

    中古車価格帯 36から238万円(先代型)

  • [トヨタ]プリウスPHVの画像

    中古車価格帯 168から425万円

    ほぼEVとして乗れるハイブリッドカー
    [トヨタ]プリウスPHVEV状態での走行距離の長さ(68km)や最高速度(135km/h)など、EVモードでの実用走行性能が劇的にアップ。自家発電機能も高く、災害時などにも役立つとされている。

  • [トヨタ]ヤリスの画像

    中古車価格帯 99.8から339万円

    世界トップクラスの低燃費車
    [トヨタ]ヤリス ※写真はX(2WD)新型のアクアよりもさらに軽量でコンパクトなため、わずかながら低燃費でトップの座を守った。アクア以上に実際に出せる燃費のよさが驚異的で、走りの質も高い。


博士 燃費のランキングと馬力のランキングを同時に見ていくぞ!
助手 やっぱりパワーがあるほど燃費が悪いんですか?
博士 一概にはそうともいえないところがクルマのおもしろさじゃ。もし、パワーが少ないほど燃費がよければ軽自動車が上位に並ぶじゃろ?
助手 たしかに! 燃費上位は全部トヨタのハイブリッド車なんですね。
博士 ガソリンや軽油を使うクルマの燃費という意味でいえば、ハイブリッドは優れておる。日産やホンダもそれぞれの仕組みでハイブリッド車を出しているがやっぱりトヨタは先駆者として技術は凄いのから。
助手 ちなみに真逆のハイパワー車の燃費っていかほどなんですか?
博士 GT-Rの場合、1位のNISMOはわからんのじゃが、ベースのGT-Rは7.8km/L、NSXは10.6km/L、RC Fは8.5km/Lという感じの燃費じゃ。
助手 やっぱり燃費とパワーはある程度トレードオフなんですね。
博士 だが、これからは電気自動車も主流になってくる。排ガスゼロのハイパワー車が増えてくるじゃろう。

今どきのパワーユニットランキング

最新国産車ハイパワーランキング

今後ガラッと変わっていく可能性も!?
現状は、ガソリンを燃料としたクルマたちで占められているこのランキング。カーボンニュートラルのもとEV化が進んでいけば、ハイパワーなEVも今後登場してくるだろう。

  • [日産]GT-R NISMOの画像

    常に世界最速級の性能を確保
    [日産]GT-R NISMO(2020年モデル)デビュー当初から480psという突出したスペックを誇ったVR38DETTエンジンはパワーアップを重ね、最新型では600psを発揮。2022年モデルも同様となる見込みだ。

  • [レクサス]RC-Fの画像

    中古車価格帯 419.8から1228.8万円

    レースマシンさながらの高性能
    [レクサス]RC-F豪華仕立ての高級クーペでありながら、本格的なサーキット走行にも対応できる強化版のエンジンを搭載。レース車のイメージと違和感なく重ねられるモデルといえる。

番外編

[レクサス ]LFA 560ps
もはや幻のスーパーカー
ほとんどのパーツが新規設計された、スーパースポーツ。4.8L V10エンジンを搭載し、乗り手も選ぶ500台の限定車として発売された。発売時の新車価格は3750万円と価格も超弩級だった。

流行りの人気SUVランキング

助手 博士、最近ではSUVが人気だとよく耳にしますが、そもそもSUVってなんですか?
博士 SUVはスポーツ・ユーティリティ・ビークルの略称で、スポーツ用多目的車などと日本語訳されるクルマじゃ。明確な定義はないが、アウトドアスポーツなど外遊びのお供として使えそうなクルマとイメージしておけばよかろう。
助手 へぇー、じゃあボクはインドア趣味なんでSUVとは無縁ですね。
博士 そうとは限らないんじゃ。世界的なSUV人気もあって、最近はSUVといっても街乗りなどの普段使いを重視したモデルも増えておる。2WDしか選択肢がないクルマもあるほどなんじゃ。
助手 こんなにSUVが流行っている理由はなんですか?
博士 室内が高くとれるスタイルゆえ、荷室やヘッドクリアランスなどの広さ、加えて車高も高いモデルが多いので視界が高くて運転しやすい。ちょっとした段差でも気にしないで走れるなど、トータルでの使い勝手のよさがウケているのじゃよ。

SUVランキング

アウトドアニーズも後押しして定番に!
今やSUVは至るところに溢れ、人気ジャンルとして定着した。各メーカーもこぞってSUVを登場させている。モデルチェンジをしたホンダ・ヴェゼルの販売が好調で4位に食い込んだ。

  • [トヨタ]ライズの画像

    中古車価格帯 135から289.8万円

    売れているのも納得できる1台
    [トヨタ]ライズ
    全長4m未満、車重1トン未満のコンパクトなSUV。小さめのボディながら居住性が高く、1L3気筒エンジンの走りは軽快。さらに、手頃な価格設定で納得の総合力の高さだ。

  • [ホンダ]ヴェゼルの画像

    中古車価格帯 209.9から419.8万円

    美点を磨き洗練度を大幅にアップ
    [ホンダ]ヴェゼル
    先代型譲りの低床フロアパッケージングをさらに磨き、全高は抑えつつも快適な室内空間を確保。クーペライクなスタイルでより洗練され、高級感もアップした。

  • [日産]キックスの画像

    中古車価格帯 199.9から328万円

    電気駆動時代が実感できる先進性
    [日産]キックス
    日産独自技術“e-POWER”を搭載する小型クロスオーバーSUV。電気駆動ならではのトルク感や重厚感など、競合車からは異なる個性が魅力。FFのみという割り切りも潔い。

定番のロングセラーランキング

博士 最後は、同じ名前で販売し続けているロングセラーモデルじゃ。
助手 さすがにボクでも全部聞いたことがある車名ですね! それにしてもランキングに入っているのはトヨタと日産だけなんですね。
博士 うむ。このあたりの車種は、たとえばクラウン党やスカイライン党など、モデルチェンジするたびに同じ車種で乗り換えているような根強いファンが多いクルマでもある。だから長寿なのだが、逆に最近は若者のファンが少なくて、存続の危機といわれるクルマも増えてきたのから。
助手 1位のランクルは14年ぶりに新型がお目見えしましたね!
博士 ランクルがご長寿でいられる理由は世界的に「必要」とされているクルマだからなんじゃ。それこそ命をかけてわたる砂漠地帯や、海に半分浸かるような海外の漁業などでも使われておる。世界一タフな量産車といっても過言ではないぞ。
助手 新型もカッコイイですよね!
博士 ところが人気すぎて日本での納期はなんと2年以上との情報もある。ファンには悩ましいのう……。

国産長寿車ランキング

待望の新型登場で歴史は続いていく
ランクインした5台は、いずれもメーカーと一緒に成長しながら、長年にわたり歩んできた“柱”ともいえるクルマたち。時代が変わっても新たな歴史とともに語り継がれていく、愛すべき1台といえる。

  • [トヨタ]ランドクルーザーの画像

    中古車価格帯 215.9から1250万円(先代型)

    悪路走破性第一の思想は不変
    [トヨタ]ランドクルーザー
    乗用車的な洗練度を高めた新型でも、燃費などのエコ性能面では不利となるラダーフレーム構造をあえて踏襲。世界中の砂漠や荒野を走破できる本格派クロカンであり続けている。

  • [日産]スカイラインの画像

    中古車価格帯 69.9から608万円

    今も名ばかりのGTではない
    [日産]スカイライン
    昔ながらのマニアからの賛否はあるが、運動性能を重視したスポーツセダンの伝統はブレずに継承。ステアリングのバイワイヤなど新技術も積極的に採用し続けている。

  • [トヨタ]クラウンの画像

    中古車価格帯 237から671.1万円

    伝統を守り続けて66年!
    [トヨタ]クラウン
    日本で最も長い歴史を持つ高級セダン。コンセプトを守りながらファンの期待に応え続けてきた。日本の道路事情に合った快適な乗り心地と扱いやすさはさすがの一言。

番外編・中古車相場 値下がりランキング

ここではプロト総研の「中古車相場値上り・値下りランキング」をもとにお得に購入できるクルマをピックアップ。ねらい目のクルマはコレだ!

  • [三菱]アイミーブ(先代型)の画像

    中古車価格帯 24.8から124.8万円

    値下がりランキング1位
    [三菱]アイミーブ(先代型)
    バッテリーを床下に設置し、効率的なパッケージングで居住性を確保している。遠出をしない日常使いなら航続距離も問題ないだろう。

  • [メルセデス・ベンツ]Cクラスステーションワゴンの画像

    中古車価格帯 34.8から417.8万円

    値下がりランキング2位
    [メルセデス・ベンツ]Cクラスステーションワゴン(先代型)
    人気モデルだが、価格の下落傾向が強い。レーダーセーフティパッケージを標準装備する2013年8月以降のモデルがオススメだ。

  • [トヨタ]アベンシスワゴンの画像

    中古車価格帯 48から159.8万円

    値下がりランキング3位
    [トヨタ]アベンシスワゴン
    欧州市場向けに専用開発されたワゴン。地味なルックスのせいか値下がりが大きいが、内装の質感や欧州で鍛えあげた走行性能は高い。

◎出典:プロト総研『2021年6月 中古車相場 値上り・値下りランキング』より https://protosouken.com/report/8744/

icon 雑学ランキング01 軽四輪商用車販売ランキング

軽四輪商用車販売ランキング

日常でよく見かけるあのクルマの動向は?
農家御用達の軽トラックや配送業の方が多く利用している軽ワゴンなど、軽四輪商用車は毎日のように見かける。そのなかで一番売れているのがハイゼット トラック。11年連続でトップに君臨している。

icon 雑学ランキング02 メーカー別ラインアップ掲載数ランキング

メーカー別ラインアップ掲載数

各国産メーカーのラインアップって最近はどうなっている?
圧倒的なラインアップを誇るのは世界のトヨタ。これだけの車種があるにもかかわらず棲み分けができているのが凄い。いつの間にか消えているクルマもあるので、時折チェックしてみるといいだろう。

icon 雑学ランキング03 自動車事故件数ワーストランキング

自動車事故件数ワーストランキング

人口10万人あたりで見てみると、意外な結果が……
 令和2年の交通事故発生件数は30万9178件で、令和元年に対し7万2059件減と大幅に減少した。都道府県別の交通事故発生件数ワースト5は上の表のとおり、おおよそ人口の多さに比例する結果となった。
 しかし、人口10万人あたりの交通事故発生件数ワースト5は、1位静岡県/567.2件(東名、新東名という高速道路の存在に加え、バイパス道路が多い)、2位宮崎県/477.7件、3位群馬県/477.1件、4位佐賀県/461.1件、5位福岡県/421.1件と、上位が変わることに注目したい。都市部以外でも割と事故が多い地域があることがわかる。

icon 雑学ランキング04 自動車保有台数多い県(少ない県)ランキング

自動車保有台数多い県(少ない県)ランキング

やっぱり地方が多くて、大都市圏は少ないもの?
自動車保有台数多い県(少ない県)ランキング

 断トツで保有台数が多いのはトヨタのお膝元である愛知県。名古屋市は道路が広く、駐車場も見つけやすいため環境面もクルマでの移動に適している。2位から5位は関東が占め、人口にある程度比例した結果となっている。一方、保有台数が最も少ないのは鳥取県。地方はクルマ社会というイメージもあるが、単純に保有台数となると、基本は人口や会社の数の多さなどが台数に反映されている。

icon 雑学ランキング05 OEMで派生車種数ランキング

OEMで派生車種数ランキング

時々見かけるそっくりなクルマ……でもエンブレムは違う
OEMで派生車種数ランキング

 OEMとはOriginal Equipment Manufacturerの略で、委託を受けた他社の製品を製造することをいう。たとえば、人気SUVのトヨタ・ライズはダイハツ・ロッキーのOEM(写真上)となり、ダイハツが車両を供給している。
 近年ではトヨタ、SUBARU、マツダは軽自動車を自社では生産していないため、OEM供給を受けることにより、軽自動車のラインアップを確保しているのだ。

まとめ

NSX走りの画像

『ランキング』は時代を表している
 ランキングは時代を映す鏡ともいえ、つぶさに現在の状況がわかるだろう。
 たとえば販売ランキングでは、かつて絶対王者だったカローラの順位は下がり、そのカローラからトップを奪還したフィットも今では5位以内には入らない。
 また、本文でも述べたがヤリスがシリーズ合計台数であるのに対し、N-BOXは単一車種での数字だ。実質N-BOXがトップであり、軽自動車がいかに人気であることがわかるだろう。
 ランキングからいろいろな情報を読み取って、楽しみながら自動車市場の今を知ってほしい。

※中古車価格はグーネット 2021年8月調べ。記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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