車のエンタメ
更新日:2018.11.06 / 掲載日:2018.04.27
BMW3シリーズ VS メルセデスCクラス 衝突テストでガチンコ対決!

近年、クルマの安全性は格段に高まっています。とりわけパッシブセーフティと呼ばれる、事故を回避する予防安全は目覚ましい進化を遂げています。多くのクルマが、レーダーセンサーやカメラによる自動ブレーキを装備し、いわゆる「ぶつからないクルマ」が一般化されています。しかし、天候や速度によっては、周囲の車両や歩行者を認識することが困難な場合もあり、自動ブレーキが完璧な安全を保障するわけではないのが現状です。そして、依然として「クルマの安全性」を調べるためには、メーカーも安全機関も実車をクラッシュさせて調べています。 今回ご紹介するのは、プレミアム感と実用性の高さで、高い人気を誇るBMW3シリーズとメルセデス・ベンツCクラスの2台が、車体ダメージの大きい「オフセット衝突」で競い合う映像です。時速「40マイル(64.4km)」で突進し、ボディ正面の片側一部を壁に衝突させます。ブランドの面子をかけたライバル同士の熱い戦いをどうぞご覧ください!

エアバッグの展開の速さには驚かされます。こちらは3シリーズですが、まだフロントガラスにヒビが入る前に通常のエアバッグはもちろん、カーテンエアバッグ、ニーエアバッグも開いています。

右側の写真を見ると、「フロント部分、どこに行ったの!?」というほど潰れていて、乗っている人は大丈夫? と思ってしまいますが、左の写真を見れば納得。しっかりと衝撃を吸収していますね。
堅牢なキャビンが「砦」となって、ボディやエアバッグが衝突エネルギーを効率よく吸収する。なかなか見ごたえのある映像でした。3シリーズもCクラスも、プレミアムブランドの名に恥じぬ、高いセーフティ性能を披露してくれました。人気の高い両モデルの対決ですが、その理由もよくわかりますね。