車のエンタメ
更新日:2018.11.28 / 掲載日:2018.02.20
スパイショットを激写! クルマ業界のパパラッチの素顔に迫る!

新型車が世の中にデビューする前に、自動車メーカーはそのクルマをさまざまな環境下でテストします。
そして、テストコースや試験場の中だけで試せる環境には限りがあるので、発売前のクルマを公道に持ち出してテストすることもあります。そしてそれを待ち構えているのが、スクープカメラマンたちです。その姿を掴んで写真に収め、自動車メディアに高く売ろうというわけです。
本日は、そんなスクープカメラマンの世界をご覧いただきましょう!

場所はアメリカ・コロラド州の標高1万4000フィート(約4267m)という高地。富士山頂よりも500m以上高い場所に自動車メーカーが発売前のテスト車両を持ち込んで、クルマがしっかりと走るかを確認しているというわけです。
標高が高いと空気が薄くなるのでエンジンにとっては過酷な環境となります。そしてもちろん、自動車メーカーは自社のテストコース内にこんな環境を持ってはいません。だからスクープされるのを覚悟で公道テストを行うのです。

おお! まず現れたのはメルセデスです。
大きめのセダンは……Sクラスでしょうか。動画が公開された2012年当時だと、現行モデルはまだ発売されていませんでした。

この場所、あたかもテストカー銀座という様相を呈しています。ところでこの日はたまたまなのかもしれませんが、ドイツ勢が多いのも興味深いところです。
そして、メルセデスのテストカーのナンバープレートが地元コロラドではなく、北米の自動車メーカーの本拠地となるデトロイトがあるミシガンなのがすこし気になりますね。