車のエンタメ
更新日:2018.11.08 / 掲載日:2017.12.27
ダンボールのクルマで大渋滞!? Uber(ウーバー)が圧倒的な規模の映像で訴えるのは?
都市部の慢性的な渋滞は、今日もはや世界共通の社会問題となっています。自動車配車サービスのUber(ウーバー)が、渋滞解消のために「相乗り」をおすすめする動画を公開しました。しかし、これがなんともシュールな映像となっています。どうぞご覧ください!
ビルが林立する無機質な風景は、どこの国でも変わりません。
高層マンションのベランダから男性が見下ろす先には……。
「ひとり電車ごっこ」みたいにダンボール箱を着ている勤め人風の男性。
ちょっと変わった趣味を持っているわけではなく、映像の中の世界ではこれが当たり前のことのようです。ダンボール箱を着ている人たちが、ほかにもたくさんいます。どうやら「箱=クルマ」なのですね。
ちょうど1箱ぶんのスペースを見つけた男性。路上駐車ならぬ路上駐箱もなかなか競争が厳しいようですね。
ところが、スペースに箱を入れようとしているところに、女性がやってきて、スッと滑り込んで箱を置いて行ってしまいました!
茫然としながら流れに戻ろうとして、後ろから来た箱とあやうくぶつかりそうになったり。
路上駐箱が増えて、交通の流れが滞っていったり。
交差点でうまく行き交えずに詰まってしまったり。
箱の上に箱を積み上げたり。
ご存じのように、Uberはウェブサイトやアプリを通じて配車を行うサービスです。諸外国では一般人が所有するクルマとのマッチングが普及しています。同じ時間帯に同じような場所に通勤する他人同士が、1台のクルマに乗り合っていけば、クルマの台数が減って渋滞も緩和されるはず。渋滞が解消されれば、時間も、燃料も、駐車スペースも無駄がなくなり、ストレスは大幅に軽減します。物流もロスがなくなり、バスやタクシーもスイスイ走れて快適に利用できるようになります。
動画の「ダンボールの大移動」はシュールでコミカルでちょっと狂気をはらんでいますが、内容はいたって大真面目なのですね。
Uberでは「Unlocking Cities」という特設サイトを開設し、ライドシェアの有益性を訴えています。日本語のニュースリリースも用意されているので、ぜひお読みください。
Unlocking Cities(外部サイト)
Uber ニュースルーム(外部サイト)
日本では「白タク」として罰せられるため、残念ながら個人がUberに登録して客を乗せることはできません。渋滞や環境の問題を解決する一助になるし、なにより便利ではあるのですが、解禁される日が来るのでしょうか。