車のエンタメ
更新日:2017.06.30 / 掲載日:2017.06.30
FIA公式動画! 日本の文化「ドリフト」が正式競技になりました
「飛距離と角度」が重視されるモータースポーツといえばドリフト。というわけで、本日紹介するのはドリフトをテーマに海外で製作された動画です。
序盤は「ドリフトとは何か?」を解説。「1970年代に日本の峠道ではじまり……」という話から始まり、「TOUGE(峠)」とか「ZOKU(族)」なんていうというキーワードも登場。
峠でドリフトが広まったのは70年代じゃなくて80年代では?とか、「族」っていうと暴走族みたいだからせめて「走り屋」といって欲しかったなという突っ込みどころはありますが、日本のドリフト文化をリスペクトしていることは間違いなさそうです。
ドリキン(土屋圭市さん)や高橋国光さんも登場。そういえば70年代には高橋国光さんがレースでドリフトしていたので、ドリフトのルーツという意味では70年代になるのかもしれません。
しかし、この動画のもっとも驚くべきことは、これが「FIA」の公式動画として公開されていることでしょう。FIAとは皆さんご存知ですよね、F1やWRCをはじめ世界中のモータースポーツを統括する組織であり、世界の自動車業界の頂点に立つ「国際自動車連盟」です。そんな世界のモータースポ―ツを牛耳る機関が日本のドリフト文化をリスペクトした動画を公開したのだからただ事じゃありません。
果たして何が起きたのか? じつは今年の9月30日から10月1日にかけて、FIA格式のドリフトイベントがおこなわれることになったのです。「アンダーグラウンドの自動車文化」といわれたドリフトが、泣く子も黙るFIA直轄で大会を開催する日がまさか来るとは……。まるで夢を見ているみたいです。場所は東京・お台場。今から楽しみですね。