車のエンタメ
更新日:2018.10.12 / 掲載日:2017.02.22
シャボン玉が凍り、ボディで目玉焼きが焼ける! 日産「キャラバン」の鬼テスト

乗用車と商用車。使う目的がちがうと設計の発想もまったく変わってきます。商用車に求められるのは、積載性の高さと堅牢さ。装備が簡素でもデザインが先進的でなくても、たくさんの荷物を効率よく積めて、タフで、メンテナンス性に優れていることが重要です。
毎日のようにけっこうな距離を走り、乗降の回数も荷物の載せおろし回数も多い商用車にとって、耐久性は死活問題。ということで、どうやってクォリティを高めているのか、日産の商用バン「キャラバン」の耐久実験を見てみましょう。

最初の実験は、ドアの開閉の耐久実験。木刀をくくりつけたリアドアを、大きなスイカをまっぷたつに割れるほどの力で閉めては開け、開けては閉め……と何十回も何百回も繰り返して耐久性を検証します。もちろんフロントドア、サイドスライドドアもバッシンバッシン閉めまくりです。

繊細な荷物を運ぶときには、荷室の振動が気になります。ガタガタゴトゴト荷物が跳ねて壊れたら困りますもんね。でも、キャラバンのサスペンションが衝撃を吸収。よく跳ねるスーパーボールでも、荷室内ではほとんど動かないんです。

ボディのねじれ剛性を波打つ道で検証。後部座席に座ったナビゲーターのふたりも、ドリンクホルダーのペットボトルも、右に左に大きく振られるような路面ですが、ボディはねじれません。しかし研究員、楽しそうだぞ。
このような耐用試験は日産に限らずどこのメーカーでもしっかり実施していますが、どんな実験をやっているのか知る機会は少ないもの。この動画のようにちょっとエンターテインメイントに仕立てて紹介してくれると、商用車の質実剛健さのヒミツが垣間見られておもしろいですよね。