車のエンタメ
更新日:2016.11.09 / 掲載日:2016.11.09
CG一切なし、精巧なミニチュアでミッドセンチュリーのアメリカを再現!

近年のCGの技術革新は目覚ましいものがありますが、CGに頼らなくても「おとぎの国」をつくることはできるんです。
マイケル・ポール・スミスさんは、自身が収集した24分の1スケールのモデルカーを被写体に、1920年代から1950年代にかけてのアメリカの街並みを再現しながら写真を撮影しています。そのつくりこみの細かさ、世界観の完成度の高さがすごいんです。



どこからどう見ても、本物のクルマ達の写真にしかみえません。それも、懐かしさを覚える景色ばかりです。

ところがなんと、ミニカーだったんですね!

CG加工は一切なし。カメラも高級な一眼レフなどではなく、コンパクトデジタルカメラです。


マイケルさんは、「Elgin Park(エルジン・パーク)」という街のシーンに必要なものを、めっちゃ手間暇かけてつくっています。

撮影は室内で行うこともあれば、セットを外に組んで実際の風景を背景として使うことも。背景の縮尺がおかしく見えないような、絶妙な位置関係をつくりだすのもワザですね。マイケルさんは、Elgin Parkの写真をFlickerに投稿したことから注目を集めはじめました。
ナショナルジオグラフィックが取材したマイケルさんのドキュメンタリーでは、制作の様子が細かく紹介されています。ぜひご覧になってみてくださいね。