車のエンタメ
更新日:2018.11.11 / 掲載日:2016.11.07

ラグジュアリーな監獄からの大脱走、相棒はアウディ「A8」!?

 メルセデス・ベンツBMWアウディ。日本ではドイツ高級車ブランドとして認識されている3社だけど、ブランドのイメージはそれぞれ異なりますよね。そんなブランドイメージのちがいをおもしろおかしく反映させたCMが、ちょっと前に話題になりました。

 2011年、アメリカンフットボールの頂上決戦「NFL スーパーボウル」の際に放映されたアウディ「A8」のCM。アメリカの国民的行事とも言えるスーパーボウルは、毎年ものすごい視聴率をとるため、いつのころからか各社がスペシャルCMを流すようになり、そのCMが風物詩になったりもしています。

 重厚感漂う室内で、男性がボトルシップづくりに興じています。身なりも小綺麗で優雅な印象ですね。

 隣室では、室内から鍵を開けようとしている様子。同室の男性はのんびりクラッカーをかじってますが、いったい何が起きているのでしょう?

 鍵が開くと、ふたりの男性は居室の外に飛び出してきます。

 調度も一流、部屋にいる人たちも上流階級っぽい感じですが、このシチュエーションはまちがいなく刑務所。囃し立てるときは、フルートグラスを鳴らすんですね。

 グリーンのパックをしている有閑マダムのような女性の姿も。

 それにしても「どこの宮殿?」って訊きたくなるような荘厳さです。

 監視カメラに映ったふたりを見つけると、犬を放ちます。あれ? こういうときってドーベルマンとかじゃないの? いやいや、そこは上流階級。アフガンハウンドが毛をふさふさたなびかせながら走るんです。

 さらに警察署長と思しき人は「ケニー・Gを流せ」と指示。え? ケニー・G?

 驚いたことに囚人たちはうっとり。脱獄犯その2も「この曲、好きなんだ……」って、呑気に聞き惚れそうになったところを、脱獄犯その1に急かされて建物の外へ。

 塀の外では、脱獄犯のふたりを2台のクルマが待っていました。1台は運転手つきのメルセデス・ベンツ、もう1台はアウディ。脱獄犯その1が、「これは罠だ!」と止めるのも聞かず、脱獄犯その2は「ナンセンスだよ。父もこのクルマに乗ってたんだからな」と促されるまま後部座席に乗り込みます。

 その1は、その2を見限ってアウディの運転席に。走りはじめた2台は、すぐに別の方向へ……。

 運転手つきのメルセデスは、そのまま塀の中へ逆戻りです。「おい、こんなのってありかよ」って喚いたってもう遅い。

 もちろんアウディは悠々と刑務所を後に走り去ります。

 最後に流れるテロップは「古臭いラグジュアリーからの逃亡」。うまい!

 このCMには2本のティーザーCMがありました。ラグジュアリー刑務所の世界観を描いたバージョン。




ケニー・Gが吹くサックスの音色の威力を知らしめるバージョン。




 大のオトナたちがこぞって全力でくだらないことをやっているわけですが、それも含めてスーパーボウルっていうお祭りの盛り上がりなわけで。そういう文化っていいなぁ、って思います。

参照元:muezzin31(YouTube)

参照元:Boardwalk Audi ≫ Audi Plano(YouTube)

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グーネットマガジン編集部

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