車のエンタメ
更新日:2018.10.28 / 掲載日:2016.09.02
紙で作ったロータリーエンジンが動く! 構造丸わかりのペーパークラフト
「ロータリーエンジン」ということば、クルマ好きなら一度は耳にしたことはありますよね? 世界で唯一、マツダが量産車に搭載していることでも有名です。
ピストン運動を回転エネルギーに変換するレシプロエンジンとはちがい、おにぎり型のローターを回転させてそのまま回転エネルギーとする構造を、ペーパークラフトで精巧に再現した動画がこちら。なにがすごいって、見た目だけ再現しているのではなくてちゃんと動くんです!
ベラルーシのAliaksei Zholnerさんが制作したもので、ギア、ハウジング、ローターなどのパーツが紙でできています。ギアを見ただけで完成度の高さがわかりますね。
ローターの動きが見えるよう、片側はプラスチックを採用。
ローターも、エキセントリックシャフトも、もちろん紙です。
ハウジングにローターをセット。もちろんギアはしっかりとかみ合います。
ケースもピタッとはまります。隙間があるとうまく回転させられないとはいえ、この精度の高さは驚愕です。
空気を送り込んでみると、見事にローターが回転!
作者のAliaksei Zholnerさんは、ロータリーエンジンのほかにもさまざまな原動機のペーパークラフトをつくっています。なかにはV8エンジン用のスロットルも! 小さなスイッチを操作することでアクセルを開閉したときのように回転数が変わるんですが、ちょっと感動するぐらいじつに繊細に動くんです。
単気筒エンジン、直4エンジン、V6エンジンなど、見くらべてみるのもおもしろいと思いますよ。
単気筒エンジン/原動機のいちばんシンプルな仕組みがわかります
直4エンジン/クランクなど細かなディテールがしっかり見られます
V6エンジン/V型に配置されたシリンダーから動力が伝わってくる構造がよくわかります
V8エンジン/つくりの精密さに加えて、サイズのコンパクトさにも驚きます
最終的に組み上げて動かすところだけでなく、パーツをつくるところも見てみたくなりますよね。今後のラインナップの拡充にも期待したいです。