車のエンタメ
更新日:2018.11.08 / 掲載日:2016.08.22
ファミリーの絆でピンチを脱却、家族思いのイタリア文化がフィアットのCMに
イタリア人は家族の絆が強いというのはマフィアの世界だけではありません。男性も女性も、大人になっても「マンマ(お母さん)」と「パーパ(お父さん)」をすごく大切にするし、大家族で暮らす人も多いのだとか。
アメリカで2015年に放映されたフィアット「500(チンクエチェント)」のCMには、そんなイタリアの国民性が反映されているのかも……?
授業が終わって、さぁ帰ろう。校門を出ようとした赤いチンクは、驚いたようにストップ! 黒くていかついSUVが、校門の前で待ち構えているではありませんか。ナンバーまで黒く塗りつぶされてますよ。わかりやすく、悪いヤツです。
チンクは逃げて、逃げて、逃げて、逃げますが、敵も執拗に追いかけてきます。
すると、目の前にバックしてくるトラックが!
チンクはギリギリのところでスルリとかわし、追手のSUVはトラックにブロック。これで逃げ切れるかも……。
ところが、逃げた道の先は海! あっというまに追いつかれてしまいます。
ジリジリと詰め寄られ、万事休す……と思ったそのとき、500ファミリーが次々と駆け付け、一気に形勢逆転。
「お……おぼえてろよ!」と言ったかどうかは定かではありませんが、悪そうなSUVは退散していきました。おー、よかった。
昔から使い古されたストーリーで目新しさは皆無。なんで待ち伏せされて追いかけられたのか、その理由も最後までまったくわかりません。でも、勢ぞろいした500ファミリーがなんだかかわいらしいですよね。
ラストシーンでは、悪ぶってるSUVが意外とビビりなことも判明。クスッと笑わせてくれます。漏れているのがガソリンだったらちょっと危険です。エアコンの排水だといいんですが……。