車のエンタメ
更新日:2018.11.03 / 掲載日:2016.10.07

バーチャルリアリティとデザインの融合、「DIGIMOTO」が見せる未来のバイク

 めちゃくちゃ未来的なデザインのバイクが発表されました! 映画とかアニメに出てきそうなスタイルですが創作世界のためのデザインではなく、未来のバイクの設計思想を考えるためのデザインコンセプト「DIGIMOTO」です。

 DIGIMOTOはデザインそのものももちろん斬新なんですが、設計の手法も、製造の方法も、新しい技術が満載です。



 デザインを手がけたのは、ドイツ人デザイナー、Christian Zanzotti。家具や自転車、ウイスキーのボトルなど多様なプロダクトをデザインし、2014年には「German Design Award」の新人賞を受賞している気鋭の工業デザイナーです。

参照元:DIGIMOTO公式(外部サイト)

 DIGIMOTOのベースになっているのは、BMWの大型バイク「R1200R」。R1200Rをビス1本に至るまで完全に分解して、構成要素として3Dスキャンしてデータ化。そのデータをもとにバーチャルリアリティ(VR)の世界で試行錯誤を繰り返し、職人の技術に加えてレーザーカッターや3Dプリンターなども使いながら組み上げたのがDIGIMOTOというわけ。

 人間工学の視点からモノづくりをするのが当たり前になってきていますが、試作を重ねながら実証していくのはたいへんです。VRゴーグルとセンサーを駆使すればVRでさまざまな可能性を試すことができるので、よりいっそう人間工学に適った設計が可能になるんですね。

 フロントにはセンサーパネルを備えています。ライトの機能もあるのかな?

 シャシーやエンジンはR1200Rのものをそのまま使っていて、実際に走行することも可能ではありますが、公道の走行はNGだそう。公式サイトには、映画などのオファーがあれば検討すると書いてあるので、走行しているシーンが近い将来見られるかもしれませんね。

 このDIGIMOTOのデザインコンセプトは、今後の工業デザインにどのような影響を与えて行くのでしょう。クルマのデザインにもVRが活用されるようになっていくのか、気になるところです。

参照元:The Digimoto公式(YouTube)

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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