車のエンタメ
更新日:2018.11.10 / 掲載日:2016.07.01
ル・マン史上最高の大逆転劇を演じた ポルシェの戦いを2分に凝縮!

「勝負は下駄を履くまでわからない」という諺がありますが、今年の「ル・マン24時間」はまさにそんな勝負でしたね。ファイナルラップに入る直前でトラブルに見舞われストップしてしまったゼッケン「5」のトヨタを、ゼッケン「2」のポルシェが抜き去り、2年連続18回目の総合優勝を飾ったポルシェが、2016年の戦いを約2分のムービーにまとめて公開しています。
ピットを出て、マシンをスターティンググリッドに押していきます。このとき、勝利を考えていたのでしょうか? それとも無事の完走を祈っていたのでしょうか?

雨のなか、スタート。

周回を重ね、

夜の闇を走り、

困難を乗り越えて、

ゴールを目指します。

そして訪れる運命の瞬間。

先頭でチェッカーフラッグを受けたのは、ポルシェ2号車。
しかし、歓喜に沸くなかで、ポルシェは相手へのリスペクトを忘れませんでした。
チャンスの女神がトヨタの元からポルシェに廻ってきたのは、残り約3分という、まさに最終盤。24時間走り続けて、最後の3分までわずか30秒差のデッドヒートを繰り広げた相手(トヨタ)にポルシェは賞賛を贈っています。
「We´re incredibly proud of our team and applaud Toyota on a tremendous fight.(ル・マンで18回目の勝利を挙げられたことを誇りに思う。そして、トヨタの壮絶な戦いにも拍手を送る)」。
2016年のレースは終わりましたが、ル・マンの歴史は続きます。来年はどんなドラマが繰り広げられるのか、いまから楽しみですね。