車のエンタメ
更新日:2018.11.10 / 掲載日:2016.06.15
ニュルブルクリンク24時間の死闘ぶりがわかる90秒動画!

「レースは筋書きのないドラマ」なんていった人がいましたが、まさかあんなことが起きるなんて……。先日ドイツでおこなわれたニュルブルクリンク24時間耐久レース(ニュル24耐)のことです。
スタートしてすぐに激しい雹(ひょう)がふり、コースが真っ白に。その周辺はそのせいでコース上にいたすべてのレーシングカーがスタック。1台も前に進めなくなってレースが中断されてしまったんですから(動画で40秒付近の俯瞰映像です)。そしてクラッシュも続出。ただでさえ「魔物が棲んでいるいる」といわれるニュルブルクリンクの北コースなのに、この日は棲んでいるどころか「魔物が運動会をしている!」といっても言いすぎではありませんでした。まさにサバイバルレースでしたね。
そんなニュルの様子をポルシェが1分30秒にまとめたのがこの動画。クラッシュ、スピン、そしてまたクラッシュとメーカーの公式動画とはとても思えないほどアクシデンとが詰め込まれていて、このレースがいかに過酷だったかを物語っているのです。残念ながらポルシェのワークスチームが投入したマシン『911GT3 R』はゴール5時間前の100周目でリタイヤし、総合優勝争いを離脱してしまいました。しかし、マシンとしてのポルシェは911とケイマンが、カスタマーチームで5つのクラス優勝を達成。さすがはポルシェですね。
それにしてもポルシェらしいのはこの動画の最後に流れる「我々は諦めない。必ず戻ってくる」というメッセージ。さすが生粋のスポーツカーメーカー、そしてレーシングカーメーカーです。来年のニュル24耐が待ち遠しいですね。