神技連発！　重機たちが見せる緻密でパワフルなダンスがこれだ！

　まずは、左右から横並びで走ってきて、フィールドの中央でホイールローダーのバケットを上げながら交互に交差。

　外周に沿って左右から走ってきたら、フィールド中央で交互に列をつくって1列に並び、再び左右にわかれていきます。

　もういちど、横並びでの交差。

　横1列に並んで、左側を中心にグルッと回転。風車みたいな地味な動きなのですが、内側（左側）はゆっくり、外（右）に行くにつれてスピードを速めながら、これだけぴったりくっついた状態で回るのはかなりのテクニックが必要です。

　続いては力技。アウトリガーで車体を固定して、油圧ショベルのバケットをグイッと地面に押し付けるようにしてアームを伸ばします。倒れそうで倒れない絶妙なバランスです！

　いったん元の体制に戻って、こんどは前にアームを伸ばします。タイヤは4輪とも地面を離れ、バックホーのバケットとホイールローダーのバケットで作ったきれいなアーチの下を、小型の重機がくぐっていきます。簡単そうだけど、アームにぶつかったりしたらバランスを崩して大事故になりかねない演目です。

　並び方を変えて、大きなアーチをつくります。

　小型の重機がくぐり抜け……。

　アーチをつくっているのと同じサイズのバックホー・ローダーもくぐり抜けました。けっこうギリギリです！

　最後は、横1列に並んで、向かって左から順番にアームを前に出していきます。

　位置がずれないように確認しながら油圧ショベルのバケットの位置を決め、車体を持ち上げてアーチをつくります。

　くぐり抜けるのは、なんと蒸気ローラー！ 気持ちよさそうに汽笛を鳴らして通過しまーす。

　続いて、ちょっと大きい蒸気ローラーが……。後ろに荷台も連結してるし、天井がぶつかりそうだし、見ていてヒヤヒヤです。

　そして、蒸気自動車がトリを飾ります。けっこうスピード感あるなぁ。

　車体をおろして、アームをしまって、演技終了。

　重機のパフォーマンスを行ったのは、イギリス中部の都市、アンバーゲートにある建設会社「J.C.Balls & Sons」のDiggerダンスチーム。6名のメンバーで、2004年から活動しているそう。重機のオペレーションができても、しっかり練習を重ねていなければ息の合った演技はできませんし、事故になりかねません。
　この動画は、2011年7月にアンバーゲートで撮影されたものですが、いまも、さまざまなイベントで演技を披露しているみたいです。一度、ナマで見てみたいものです。

J C Balls & Sons Digger Dance(Face book)(外部サイト)
Digger Dance(J.C.Balls & Sons)(外部サイト)