車のエンタメ
更新日:2016.06.02 / 掲載日:2016.06.02

F1ドライバー、バトンとアロンソの奇妙なふたり旅!?

 「モービル1」といえば、F1チームにも選ばれている高性能な100%化学合成のエンジンオイル。40代以上の人たちには「マイナス40℃の世界ではバナナで釘が打てます」というコマーシャルが、いまも記憶に残っているかもしれません。

 2016年のF1グランプリで「マクラーレン・ホンダ」をサポートしているモービル1が、マクラーレン・ホンダのドライバー2名を起用した動画シリーズ「Endless Roadtrip F1」を配信しています。ジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソが、オープンカーで自走しながら次のF1開催地まで移動するというストーリーで、ボンネットにモービル1のロゴが入った赤いオープンカーに乗って旅のひとコマを見せてくれます。そしてよく見れば、伝説のコンパクトスポーツカー「エスハチ(S800)」じゃないですか! 

 しかし、もちろん実際に国境を越えてサーキットからサーキットへ自走しているわけではなく、それどころか走ってもいない可能性大(というか走ってません)。明らかに合成とわかるコメディなんです。


中国(Kilometer 479 of 16,000)



 上海に向け、万里の長城をバックに走るエスハチ。ステアリングを握るバトンは口笛を吹きながらゴキゲンな様子で、ときどきアロンソに微笑みかけたりもしてますが、助手席のアロンソはなにやら浮かない表情。だんだんイライラしてきて「僕を半狂乱にさせようっていうのか?」と問いかけます。バトンは何食わぬ顔で「そうだよ」と答えると、また口笛を吹きはじめ……。波乱のロードトリップの幕開けですね。

ロシア(Kilometer 3,540 of 16,000)



 雪に覆われた林野の道を、バトンが運転するエスハチはオープンのまま走ります。ボンネットも霜が降りているのか白くなっていて、いかにも寒そう。助手席のアロンソは「ジェンソン、寒いんだけど……」と悲しそうな目をして訴えますが、バトンは「ナンセンスだよ。フレッシュエアがいいんじゃないか」と一蹴。マジですか!


モナコ(Kilometer 4,367 of 16,000)


 モナコでは、アロンソがドライバーズシートに。そして、今度はアロンソからバトンに「モナコで優勝したことある?」とけしかけていきます。「うん、2度優勝してるよ」と応じるバトン。アロンソは「でも、たぶん負けるだろ?」と余裕の見せますが……。ふたりきりの狭い車内でそんなこと言って大丈夫!?


タイ(Kilometer 9,353 of 16,000)


 舞台はタイのプーケット。助手席のバトンがタイ語の練習に励んでいます。「サワディカーーーー!」と得意気に披露するバトンに、「“サワディクラップ”って言うんだよ。“カー”ってのばすのは女性だけ」とアロンソ。さらに「君は女性なんだっけ?」とからかわれて、バトンも思わず吹き出します。ふたり旅にちょっと慣れてきた……のかな?

アメリカ(Kilometer 12,788 of 16,000)



 テンガロンハットをかぶったアロンソのドライブでテキサスの荒野を走るエスハチ。「アメリカ人っぽくしゃべってみようよ」と提案するバトン(こちらはベースボールキャップを後ろ向きにかぶっています)に、アロンソはすごいアクセントの「ホットドッグ」で応えます。ふたりとも、ぎこちないったら! どうしていいのかわからなくなったのか「イェーハー!」と謎のハイテンションに……。


メキシコ(Kilometer 13,819 of 16,000)


 助手席のアロンソは、なにやら楽しそうに電話中。ところがフランス語なものだから、バトンは「僕のことを話してるの?」と運転席からチャチャを入れます。「そうじゃないよ、天気の話。友人は“雨だ”って言ってる」とアロンソは説明しますが、バトンは納得していない様子です。やきもち焼いちゃってる風のバトンと、ちょっとめんそくさそうにしながらもちゃんと相手をするアロンソ。なんだか恋人同士みたいな会話ですね。

ドバイ(Kilometer 16,000 of 16,000)



 長い長いロードトリップもいよいよ終わり。ステアリングを握るアロンソは、ゴージャスなホテルのエントランスで、ちょっとさみしそうな顔をしながらエンジンを切ります。一方、助手席のバトンは「楽しい旅だったね」と晴れやかな表情でスマホを操作。「写真撮ったの送るね」とにこやかにバトンが告げたかと思ったら、アロンソのスマホに怒涛のようにメッセージが……! 「どう? 俺ってやるでしょ?」と言わんばかりのバトンと、「ダウンロードにどんだけ時間かかることやら……」という感じに腕時計に目をやるアロンソ。旅のスタートではハラハラドキドキさせられましたが、さすがに1万6000kmものドライブを共にするあいだに固い友情が芽生えたようです。またいつか、ふたりの旅を覗いてみたくなりますね。


おまけ

 アメリカ訛りを競うシーンのメイキング映像が下のマクラーレン公式ツイッターで観られます。アクセントを強調しまくったセリフまわしがうまくいかず、笑いだしてしまうこと10度。OKテイクは11回目だったんですね。お疲れさまでした!

参照元:マクラーレン公式(ツイッター)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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