車のエンタメ
更新日:2016.05.27 / 掲載日:2016.05.27
ヤマハの自律ライディングロボット「モトボット」

2002年にモトGPに初参戦、以来15年間で9度もワールドチャンピオンの座についている、史上最強のライダー、バレンティーノ・ロッシ。現在も、ヤマハ・ファクトリー・レーシングチームに所属してトップレーサーとして活躍していますが、その彼が、あるライダーにエールを送りました。
その相手は「モトボット」。ヤマハ発動機が開発したヒト型自律ライディングロボットで、マシンを改造することなくロボットが判断、操作してオートバイを走行させることができます。
2015年に開催された「第44回東京モーターショー」で公開され話題を集めたモトボットは、現在、アメリカの研究機関「SRIインターナショナル」と共同開発中。ついにサーキットを走れるまでに「成長」したということで、ロッシとの対面がセッティングされました。
「ロボットが“R1”に乗るなんて信じられないよ」と言うロッシは、サーキットを走るモトボットを見て少年のように目を輝かせます。
正確なライディングテクニックから「ザ・ドクター」と呼ばれるロッシは、モトボットに興味津々。開発担当者からモトボットの説明を受けながら、さまざまな質問を投げかけます。
モトボットの現在の目標は、2017年に最高時速200km/h以上でサーキットを走行すること、そして、モトボットはロッシに挑戦するために開発されたことを聞いたロッシは「それは楽しみだね!」とご機嫌な笑顔を見せます。さらに、モトボット開発のために自身の走行データを取ることを提案。これには開発担当者も大喜び。
ロッシとモトボットの対決が実現するのは、来年か、再来年か……。どんなレースになるのか楽しみですね。