車のエンタメ
更新日:2018.11.26 / 掲載日:2016.05.12
日産 リーフが「クルマって電源になる」ことを証明
電気自動車って想像以上に地球にやさしいんです。「そんなの知ってるよ。化石燃料を燃やさないから、CO2を排出しないんでしょ」と思ったそこのあなた。では、電気自動車を電源としても利用できるってことは知ってましたか?
そうなんです。電気自動車には容量の大きなバッテリーが搭載されているので、クルマを電源供給装置として使うこともできちゃうんです。
で、アメリカで実際に日産「リーフ」を電源にしてライブイベントを開催した、というのがこの動画。
PCS(Power Control System/電力制御装置)をリーフの急速電源コネクターに接続し、リーフから電力を供給。アウトドアで、しかも夜に行われたライブイベントが、リーフ1台で楽しめちゃったというから驚きです。
これまで野外で電源を得るためには、発電機を使用するのが一般的でした。しかしエンジン式の発電機は、音がうるさいし、排ガスのにおいも気になるという難点があしました。電気自動車で電源を供給すればそんな問題を一挙に解決できて、演者もゲストも大喜び。
また、電気自動車から電力を供給できるということは、停電のときなどにも緊急の電源として活用できるということ。日産では、PCSを通じた「LEAF to Home」電力供給システム技術を開発中だそう。日本の一般的な家庭では1日に10~12kWhの電力を消費しているそうですが、リーフのバッテリー容量は24kWhなので、満充電なら約2日ぶんをまかなえる計算になります。