空冷ポルシェでドラテクを磨け！

　ポルシェといえばみなさんはどんなイメージですかね？　普通のクルマとどこが違うと思いますか？

　スポーツカーメーカー!?　まあ最近でこそカイエンとかパナメーラとかマカンとかSUVやセダンの売り上げが上がっていますが、ポルシェといえばやっぱりスポーツカーメーカーです。でももうひとつ、一般的な量産車メーカーと明らかに違う部分があるんですよ。

　それは、古いモデルも愛され長く使われること。たとえば最近だと空冷エンジン時代のポルシェ911の中古車が急上昇して、とんでもない値段（モデルによっては数年前の倍以上！）で取引されているなんていうのが話題になりましよね。「73カレラ」と呼ばれる1973年モデルの911カレラRSなんて40年前のモデルに数千万円の価格がついているらしいですし。とにかく古いモデルが大切にされているわけです。

そのうえ、古いモデルもいたわって乗られるだけでなく、サーキットで全開走行するのだってごく普通。さすがポルシェです。

　で、こういうのは、そんなポルシェだからこそ成り立つイベントなのかもしれません。なんと。クラシックモデル限定のドライビングスクールなのです。

えっ、登場する人もクラシック!?　いやそんなことはどうでもいいんですよ。こうやって古いモデル（見ていると“チョイ古”もありますけどね）だけでこういうイベントが成り立つなんて、ポルシェ以外にありますか？

　それにしてもいんな楽しそうだわー。だいたい見てくださいよ、会場はあの過酷なサーキット。「魔物が棲む」とも言われるニュルブルクリンクの北コースですよ。ボクもクラシックポルシェに乗って参加したいものです。