車のエンタメ
更新日:2018.11.18 / 掲載日:2016.03.18
大統領専用車がバックでドリフト!?

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
技術の進歩はすごい! なんてったって、黒塗りのストレッチリムジン、しかもアメリカの大統領専用車がサーキットを全開走行できちゃうんである。しかも、タイヤをギュイギュイいわせながら、リバース・ドリフトで。
あまりに強烈なインパクトゆえ画面に目が釘づけになってしまうこの動画。じつは実車の走行ではなく『フォルツァ モータースポーツ 6』というXbox Oneの人気レーシングゲームである。解像度がめっちゃ高くて(1080p)、1秒間に表示されるコマ数も多い(60fps)ので、描写力がハンパなく、車両の細部から背景、ボディへの映り込みまでじつにリアル。「しょせんゲームのCGでしょ」なんてレベルじゃない完成度なのだ。
他のレーシングゲーム同様、フォルツァ モータースポーツ 6でもさまざまなクルマをチューニングし、走らせることができるが、そのなかの1台として用意されているのがキャデラックの「XTS リムジン」だ。スターティンググリッドからバックでスタートし、タイヤから白煙をあげながらいっさい無駄のないきれいなラインで次々にドリフトを決めていく。最後は、華麗なJターン(バックスピンターン)でフィニッシュラインにピタリと停める。
この超絶ドラテクを披露してくれたのは、イギリス在住のゲーマー、Don Joewon Songさん。同じくXbox Oneの『フォツァ ホライズン 2』では、ワーゲンバス(フォルクスワーゲン「タイプII」)を巧みに操って、ドリフトさせたりジャンプさせたり、さらにひねりを加えたり、一流の体操選手やフィギアスケーターの演技を見ているような爽快感を味わわせてくれる。
Don Joewon Songさんは、ドリフト専門ではなくふつうに走らせても速い。2015年に開催されたフォルツァ ホライズン 2のオンラインレース「Elgato Championship Final」では、フェラーリ「458スペチアーレ」で出場し、見事優勝。
ちなみに、Don Joewon Songがあまりにもやすやすとド級の走りを見せてくれるので、「このゲーム、じつは簡単なんじゃないの?」と思った方もいるかもしれないが、そんなことはまったくない。冒頭でご紹介したストレッチリモでドリフトにチャレンジした別のユーザーの動画では、かなーり手こずっているのがよくわかる。
金ピカ仕様にしたリモをチューンして、セッティングをちょこちょこいじりながらサーキットを走らせているのだが、パイロンをなぎ倒したり真横を向いてしまったり、テクニックで魅せられる感じはゼロ。しかし、「あー、滑る!」とか「オーマイガッ!」とか「よし、やったぜ!」とか音声が入っていて楽しんでるのがわかるのは微笑ましいし、前半では車内の様子が見られたりもするので、興味のある方は見てみてね。