オートサロン
更新日:2025.02.23 / 掲載日:2025.02.23
これぞ“唯一無二”! フルカーボン仕様のポルシェ・911がスゴすぎる
今年も熱狂のうちに幕を閉じた東京オートサロン2025。国内外の主要自動車メーカーを始め、全国のカスタムショップが腕にヨリをかけて製作したカスタムカーは、どれもロマンが詰まった会心作ばかり!
オートサロンと言えば出展者のアイデアが光るカスタムカーが見ものだが、職人たちが高度な技術を惜しみなく注ぎ込んだ“最高の一台”も見逃せない。今回は、内外装のほとんどをカーボンに換装したポルシェ・911を紹介するぞ!
内装もシートも全てカーボン!

フルカーボンのポルシェ・911を手掛けたのは、TOKYO CUSTOM WORKS(本社:東京都渋谷区)。「“唯一無二”を具現化する」という企業メッセージの通り、優れた技術で“最高の一台”を追求している。カーボンに換装されたボディは圧巻の一言。ポルシェ特有の流麗な曲線と相まって、オリジナルとは一味違った魅力を放っていた。

インテリアも、インパネやドアトリムなどほぼ全ての部分をカーボンに換装した。その一方でメーター類などはオリジナルのパーツを流用しており、ベース車両の雰囲気を残しているのがポイントだ。

シートは、大手メーカーのBRIDE(ブリッド)が手掛ける「HISTRIX(ヒストリック)」を採用。クラシックスポーツカーへの装着を想定して作られた特注モデルで、こちらもカーボン製。シート選びにも妥協はない。これらの徹底したカーボン化により、オリジナルに対しておよそ250kgの軽量化を実現したという。

そんな軽量ボディに対し、エンジンもチューニングが施されオリジナルの3Lから3.4Lに排気量がアップ。その費用は1,000万円に上るという。「公道でも乗れますが、サーキットでも十分楽しめる仕上がりになっています」と太鼓判を押す。
展示車両は6,500万円で販売も行っている。オリジナルでは飽き足らないという猛者は、その技術の粋を体感してみてはいかがだろうか。
車両データ

車名 | Carbon Porsche 911 |
ベース車両 | ポルシェ 911(1981年式) |
エンジン系 | |
型式 | 638(排気量:3,400cc) |
チューニング内容 | ピストン・シリンダー3.4L、ハイカム、ATパワー6連スロットルバルブ |
排気系 | |
マフラー | Custom Exhaust |
EXマニホールド | Custom Exhaust manifold |
伝動系 | |
ミッション | Original |
クラッチ | ライトウェイトクラッチ |
外装関係 | |
エアロキット名 | カーボン |
ボディカラー | カーボン+クリア |
その他 | 純正スチールボディを全てカーボンへ換装 |
内装関係 | |
シート | BRIDE HISTRIX |
ステアリング | Custom Interior |
メーター | Custom Interior |
その他 | その他純正内装部品を全てカーボンへ換装 |
サスペンション | |
サスキット名 | Porsche |
ショック | ビルシュタイン TURBO用 |
スプリング | トーションバー |
ブレーキ | 911S |
足回り | |
ホイール | RSワタナベ |
タイヤ | TOYO 888R |
TOKYO CUSTOM WORKS 公式HP:
https://tcw4.jp/