オートサロン
更新日:2025.02.19 / 掲載日:2025.02.19
これがタウンエース!? パンプキンフェイスのカワイイ車に大変身!
今年も熱狂のうちに幕を閉じた東京オートサロン2025。国内外の主要自動車メーカーを始め、全国のカスタムショップが腕にヨリをかけて製作したカスタムカーは、どれもロマンが詰まった会心作ばかり!
場内を見ていると、丸っこいボディに丸目ライトのカワイイ車を発見! 1950年代のアメリカ映画から飛び出してきたような、個性的過ぎるフォルムはきっと激レアなヴィンテージカーなのでは……と話を聞いてみたら、まさかのタウンエースだった!
ずんぐりむっくりなフォルムは唯一無二!かわいさ満点「ジャックライダー」

コンパクトなサイズ感にはちょっとアンバランスな、大きく盛り上がったボンネットと丸目のヘッドライトがかわいらしい。「JACK RIDER(ジャックライダー)」と名付けられた一台は、Blow(神奈川県相模原市)が手掛けたカスタムカーだ。
一度見たら忘れられないスタイリングは、フォードが1950年代に製造していたCOEトラックがモチーフ。ちょっと見ただけではタウンエースバンがベース車両とは分からないほどのイメチェンぶりだ。常駐していたスタッフは「この丸っこい顔つきと、元々のボディラインとの繋がりを馴染ませるのに苦労しましたね」と話す。

アメリカンな雰囲気をより印象的に見せるため、バンパーやグリルにもこだわった。「メッキバンパーとメッキグリルが一番のポイント。そこが雰囲気出てないと、“何だか安っぽい”ってなっちゃうんで」。ちなみにライトはLEDではなく、昔ながらのハロゲンだ。

インテリアでは、シートやドアトリムにキルティングをあしらったオリジナルカバーを取り付けて、アメリカンテイストを演出した。どこか懐かしさを感じる雰囲気が、エクステリアともマッチする。
展示車両はルーフライニングや床パネルを張り替えて、インパネも塗装するなどディテールにとことんこだわった。「ベースそのままだと味気ないんで(笑)、そこを払しょくしたかったという感じですね」。
サードガラスを敢えてFRP製パネルに置き換え、アメリカのパネルバンらしさを表現しているのもポイント。“オトナの遊びゴコロ”が詰め込まれた一台だった。

車両データ

車名 | Jack Rider(ジャックライダー) |
ベース車両 | タウンエースバン(DBF-S402M、平成30年式) |
ボディカラー | ミントグリーン |
外装ドレスアップ | フロントフェイスキット、リアゲートカバー、3rdガラスFRPパネル |
内装ドレスアップ | オリジナルシートカバー、ルーフライニング張り替え、ドアパネル張り替え |
サスペンション | Zoom ダウンサス |
ホイールサイズ前後 | 205/60 R15 |
タイヤ | BF Goodrich |
Blow 公式HP:
https://www.blow-net.co.jp/