オートサロン
更新日:2025.01.29 / 掲載日:2025.01.29
ギア感がたまらん! いすゞが魅せた“クロスオーバートラック”ってナンだ!?
今年も熱狂のうちに幕を閉じた東京オートサロン2025。国内外の主要自動車メーカーを始め、全国のカスタムショップが腕にヨリをかけて製作したカスタムカーは、どれもロマンが詰まった会心作ばかり!
そんな熱気に満ちた会場でグーネット取材班が見つけたのは、スチールフレームの荷台がスタイリッシュな、いすゞ・エルフミオ! ひときわ目立つこのトラックのコダワリを、出展者であるいすゞA&Sのスタッフに根掘り葉掘り聞いてみたぞ!
機能美あふれるラギッドスタイルにシビれる!

カーキグリーンのボディと、フロント上部にズラリと並ぶライトが強烈なインパクトを放つのは、いすゞA&Sが手掛けた「ELFmio CROSS CONCEPT(エルフミオ クロスコンセプト)」。「仕事と遊びを両立できるクロスオーバー」がコンセプトだ。ベース車両の「エルフミオ」は、“普通免許・AT限定でも乗れるディーゼルトラック”として昨年発売され、注目を集めている。

ホイールアーチに使われているラプター塗装は、ステップやマッドガードにも使用。ざらざらとした独特な質感がアウトドアスタイルを強調し、まるで本格オフローダーのような雰囲気を醸し出す。これに組み合わされたのは、トーヨータイヤのオフロードタイヤ「オープンカントリー」で、クロスコンセプト用のコラボモデル。ホイールはタイ仕様のもの(国内非売品)を装着し、存在感たっぷりの足回りが完成した。「オープンカントリーらしいブロックパターンが目立つカタチになっています」と解説する。

荷台でひときわ目立つスチール製のベースフレームは、軽トラックのカスタマイズを手掛けるHARD CARGO(兵庫県丹波篠山市)とのコラボで作られたもの。アウトドア好きならワクワクするような荷台は、「普段は仕事で使い、休日にはバイクを積んで遊びに出かけられるようなイメージで荷台をアレンジしました」という。ちなみにバイクはICOMA(東京都大田区)が開発・販売する「タタメルバイク」。スーツケースのように折り畳んで持ち運べるのが特徴だ。

このほかにも、状況に合わせた使い方が可能なユーティリティサイドパネル、手洗いに使えるウォータータンク、ロック付きのツールボックスといった装備も搭載。どれも高い実用性を持ちながら、アウトドアライフを楽しむ遊びゴコロも織り交ぜたデザインがキラリと光る。

「オートサロン仕様で、特別に作りました」と話すのは、リアのブランドロゴ。通常よりも大きなサイズ感が、堂々とした車両のイメージともマッチする。さらに、フロントの車名ロゴも今回のために用意したとのことで「細かい所にもこだわって、ギリギリの限界まで作りました」と少し照れくさそうに話してくれた。エルフミオの自由な可能性が垣間見れた一台だった。

車両データ
ベース車両データ | |
車名 | エルフミオ シングルキャブ |
免許区分 | 普通免許(ナンバー区分 4ナンバー) |
寸法(mm) | 全長 4,960 × 全幅 1,695 × 全高 1,960 |
エンジン型式 | RZ4E(総排気量 1,898cm3(cc)) |
車両型式 | NHR87 |
重量(kg) | 1,970 |
車両総重量(kg) | 3,430 |
最小回転半径(m) | 4.4 |
【外装アイテム】 | |
・ベースフレーム | ・ルーフキャリア |
・ユーティリティバスケット | ・ユーティリティサイドパネル |
・ユーティリティバー | ・クッションパッド(迷彩柄) |
・サイドオーニング | ・マッドフラップ |
・アルミホイール | ・コンセプトタイヤ |
・ワークライト | ・サイドマーカー |
・バンパー(ラプター塗装) | ・グリル(ラプター塗装) |
・ブルバー | ・サイドステップ |
・リヤガード | ・マフラーカッター |
・フェンダーパネルカバー(ラプター塗装) | ・サイドアンダープロテクター(ラプター塗装) |
【内装アイテム】 | |
・インテリアパネル | ・ストレージパネル+ヘッドレスト |
・シートエプロン | ・ダッシュボードマット |
【架装アイテム】 | |
・リヤデカール | ・フューエルタグ |
・リヤゲート | ・カラープロテクター |
・ツールボックス | ・竹ぼうき入れ |
・ロードシャワー |