オートサロン
更新日:2024.01.14 / 掲載日:2024.01.13

NISMO祭開催! アリアNISMOがこの春登場【東京オートサロン2024】

文●工藤貴宏 写真●川崎泰輝

 「スカイライン」「フェアレディZ」「GT-R」といった市販しているNISMOロードカーをはじめ、「マーチ」や「ルークス」をはじめとする市販車ベースのカスタマイズコンセプトモデル、そして世界各地を転戦しているEVレースの最高峰「フォーミュラーE」のマシンまで幅広いラインナップを展示している日産ブース。なかでも注目度ナンバーワンは、今回の東京オートサロンで初公開され、この春に発売予定となっている「アリアNISMO」でしょう。

日産のEV技術とモータースポーツのノウハウが融合

 アリアは日産におけるEVのフラッグシップモデルです。そんなアリアをカスタマイズし市販を予定しているアリアNISMOの立ち位置はアリアの動力性能を昇華させたスポーツグレード。アリアの新しい表情を見せてくれるモデルといえます。
 標準仕様との違いはまずスタイル。他のNISMOロードカーと共通テイストであり、レーシングカーのテクノロジーが生かされた専用のスタイリングが盛り込まれたものです。もちろんこのスタイルは、単に見た目のためのものではありません。空気抵抗を減らしつつダウンフォースを向上。よりハイレベルの走行性能にしっかりと寄与する意匠なのです。

アリアのポテンシャルを引き出す「NISMOモード」

 インテリアはレッドのアクセントを加えつつ、専用のドライビングシートなどでより走りの空間へと進化。内外装だけでもNISMOの特別感は味わえるのですが、NISMOの真骨頂はここから。

 まず最高出力はベースモデルに対して約10%向上。ドライブモード切替えは「NISMOモード」としてモーターの能力をきっちりと引き出す制御を採用。アクセル操作に対する加速反応が違います。

 そのうえで、専用のサスペンションと4WD制御は旋回中の安定感の次元を高め、よりスポーツドライビングを堪能できる味付けになっているのです。これは運転が楽しそう。

 日産が持つEVのテクノロジーとモータースポーツのノウハウが融合したアリアNISMOは、オートサロン会場で忘れずにチェックしたい1台ですね。

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工藤貴宏(くどう たかひろ)

ライタープロフィール

工藤貴宏(くどう たかひろ)

学生時代のアルバイトから数えると、自動車メディア歴が四半世紀を超えるスポーツカー好きの自動車ライター。2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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