車のエンタメ
更新日:2022.04.06 / 掲載日:2022.04.06
トヨタ×富士スピードウェイ「富士モータースポーツフォレスト」開発
トヨタ自動車と富士スピードウェイ、東和不動産の3社は4月6日、富士スピードウェイを中心とした複合施設「富士モータースポーツフォレスト(以下フォレスト)」を開発することを発表した。
また、デベロッパーの東和不動産は2022年4月27日より「トヨタ不動産株式会社」へと社名を変更することも併せて発表された。
大人から子どもまで楽しめる体験型複合施設 2022年秋より順次オープン
富士モータースポーツフォレストは、国際サーキット「富士スピードウェイ」を中心として、レーシングカーなどを展示する「富士モータースポーツミュージアム」、国内有数のレーシングチームのガレージなどが備わる。そしてモータースポーツだけではなく、リラックス施設として「富士スピードウェイホテル」や温浴施設にレストランなど、多彩な施設から構成されるという。
オープン時期については、2022年秋に「富士スピードウェイホテル」と「富士モータースポーツミュージアム」が開業予定。そして2023年以降に、多くのレーシングチームのガレージなどが順次開業予定となっている。
フォレストの所在地は今後、新東名高速道路の開通により変化するとみられる。東京から車でおよそ1時間、小山パーキングエリアに設けられるスマートインターチェンジに隣接し、アクセスが大きく向上するためだ。周辺の御殿場プレミアム・アウトレットからは車で約20分、西北に位置する山中湖からも約20分と、同施設は近隣の観光スポットとのアクセスも良好で、関東圏からの日帰りドライブ旅行にも適したエリアになるとみられている。
トヨタ自動車社長・東和不動産会長 豊田章男氏メッセージ
発表に際して、豊田氏は次のように“フォレスト”へ込めた想いを語った。「モータースポーツを楽しむ人も、モータースポーツで働く人も、大人も子供も、この富士の地に来たい!と思ってもらえるような場所にしてまいります」「自動車産業の発展にモータースポーツは不可欠です。そのためにもモータースポーツの未来に向けた種を、たくさん、この地に撒いていきます。多くの人に楽しんでいただける素敵な森になるよう大切に育てていければと思っております」
サーキットからホテルにミュージアムまで!各施設概要
富士スピードウェイ
全長4,563mの国際レーシングコースを中心に、カートコースからショートサーキットまで、様々なモータースポーツ関連施設を展開。レース観戦はもちろん、クルマ遊びの場としても活用される。その体験コンテンツのうち、目玉は「レーシングコース体験走行」で、愛車で約1.5kmのホームストレートを体感できるというものだ。
富士スピードウェイホテル/富士モータースポーツミュージアム
日本初上陸ブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」として開業する「富士スピードウェイホテル」は、眼前に迫るサーキットと富士山を楽しめる客室が魅力。スイートルーム21室とヴィラ5室を含む全120の客室を備えるホテルとなる。
また、1階~3階のトヨタ博物館監修「富士モータースポーツミュージアム」では、国内外のメーカー各社の協力により、時代を象徴するレーシングカー約40台を見ることができる。
レーシングチームのガレージが集まるエリア
プロレーシングチームのガレージ特別見学ツアーや、メーカーファクトリーなどのイベントが企画されるというガレージエリア。普段見ることができないドライバー、エンジニア、メカニックの動きを間近に感じられる、クルマ好きや子どもにとっても貴重な体験ができる施設。
温浴施設・レストラン等
近隣の観光スポットからも立ち寄れるような、温浴施設やレストランが構想中とのことだ。