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キズ・へこみ直し
更新日:2024.05.15 / 掲載日:2024.04.20

車の傷の修理は自分でできる?傷の種類別に修理方法を解説

車の傷を修理する方法は、傷の大きさや深さなど、傷の状態によって異なります。大きな傷や深い傷の修理は専門業者に依頼することをおすすめしますが、小さな傷や浅い傷は、整備士並みの知識と技術がある人なら自分で修理も可能です。

この記事では、傷の種類別の修理方法と費用を解説しています。

1. 車の傷はすぐに修理しよう

車に傷がついたら、可能な限り早く修理しましょう。

傷がつくことでボディの撥水効果や親水効果が低下し、ボディに水滴が付着しやすくなります。さらに、傷によって塗装表面を保護しているクリア層が剥がれるため、傷を放置し続けると塗装の劣化につながります。

また、塗装が剥がれるほどの傷やボディの金属部分に達する深い傷は、その部分に雨などの水分が入り込むとサビの原因になります。

サビが塗装の内側にまで進行したり、サビがボディを腐食していたりする場合、サビ取りや部品交換など、傷の修理代より高額な費用がかかるため、車の傷はすぐに修理することが大切です。

2. 自分で車の傷を修理する方法

傷の種類によっては、専門業者に依頼せずに自分で修理も可能です。たとえば、浅い傷や小さな傷は自分でも修理しやすく、専門業者に依頼するより費用を抑えられます。

ただし、傷の修理には専門知識や技術、複数の道具が必要です。修理方法を誤ると逆に傷を広げたり、車の外観を損ねたりする恐れがあります。また、遠目で見たら問題なく修理できていても、専門業者と同じクオリティに仕上げることはできないでしょう。

傷の修理方法傷の種類修理の難易度
コンパウンド・こすれば消える傷
・擦り傷や洗車傷
・爪がひっかからない傷
比較的簡単に修理可能
タッチペン・傷の範囲が狭く、塗装が剥がれている程度の傷
・コンパウンドで修理できない小さな傷
・爪がひっかかる傷
専門知識や道具、作業時間がある人は、自分で修理可能(完全に目立たなくすることは難しい)
パテ・コンパウンドやタッチペンで修理できない深い傷
・傷だけでなくへこみがある
自分で修理するのは難しいため、業者に依頼

(1)コンパウンドを使う方法

コンパウンドで修理できる傷(イメージ)

コンパウンドとは、車のボディについた傷を目立たなくする研磨剤のことです。

浅い傷や爪がひっからない傷など、塗装を保護するクリア層についた傷は、コンパウンドを使用し、傷と周辺を磨くことで目立たなくできます。

①おすすめのコンパウンド3選

おすすめのコンパウンド3選をご紹介します。

1. 3M|コンパウンド ハード1/ハード2/ウルトラフィーナプレミアム 3本セット

出典:コンパウンド ハード1/ハード2/ウルトラフィーナプレミアム 3本セット|Amazon

粒子の異なるコンパウンドがセットになっているため、この商品だけで仕上げ磨きまで対応可能です。

・「コンパウンド ハード1/ハード2/ウルトラフィーナプレミアム 3本セット」の公式販売ページ(Amazon)

2. 3M|コンパウンド DC-1L

出典:コンパウンド DC-1L|Amazon

伸びがよいコンパウンドで扱いやすく、仕上がり性が向上したことで、容易に次の工程をおこなえます。

3. シュアラスター|スピリットクリーナーダーク

出典:シュアラスター|スピリットクリーナーダーク

小傷だけでなく、水アカや鳥糞、虫汚れを取り除けます。塗装色にあわせて、ホワイト・淡色車用も販売されています。

②コンパウンドで傷を消す手順

コンパウンドで傷を消す大まかな手順は以下のとおりです。

1.洗車する
2.周辺を保護する
3.コンパウンドで研磨する
4.仕上げ磨きをする

くわしい手順や注意点は下記の記事で解説しております。こちらの記事では、コーティングで傷を目立たなくする方法もご紹介していますのでぜひご覧ください。

なお、コンパウンドはあくまでも傷を磨くことで目立たなくする方法であり、完全に傷を直せるわけではありません。完全に傷を直したい場合は、業者に相談しましょう。

(2)タッチペンを使う方法

タッチペンで修理している様子(イメージ)

タッチペンとは、小さな傷や塗装の剥がれ落ちを修理できる塗料のことです。タッチペンを使用することで傷などを目立たなくさせ、サビや腐食を抑えられます。

タッチペンは爪がひっかかる傷など、コンパウンドで修理できない傷を修理する際に使用します。

①タッチペンを選ぶポイント

タッチペンを選ぶ際のポイントは、以下の2点です。

1. 塗装色にあったものを選ぶ

塗装色は運転席側のドア付近やエンジンルームにある形式プレートで、「外装色コード」を確認できます。タッチペンと塗装色の色が異なると見た目の美しさを損なうため、外装色コードをもとにタッチペンを選びましょう。自動車メーカーが、塗装色に適したタッチペンを販売している場合もあります。

ただし、あくまでも新車時の塗装がベースになるため、年数が経過したボディの塗装色とは差が出てしまい完全に目立たなくすることは難しいでしょう。逆に傷を目立たせてしまう恐れもあります。

2. 傷の大きさや深さにあわせて選ぶ

タッチペンによって、ペン先の太さが異なります。小さい傷や浅い傷の際はペン先が細いもの、大きい傷や深い傷の際はペン先が太いものを選ぶことで、きれいに仕上げられます。

②タッチペンで傷を消す手順

タッチペンで傷を消す手順は以下のとおりです。

1. コンパウンドで研磨する

上記「コンパウンドで傷を消す手順」で紹介した方法。傷によっては、コンパウンドで消える傷もある

2. 耐水ペーパーで磨く

研磨した部分をより丁寧に磨く

3. シリコンオフで油分を取り除く
4. 傷の周辺をマスキングする

傷口以外にタッチペンが付着しないようにする。傷口を挟むように上下にマスキングテープを貼る

5. 傷にタッチペンの塗料を塗布する

点を打つようにゆっくり丁寧に塗布する。ペン先より細い傷は、つまようじなどを使う

6. 20分程度乾燥させる

必要に応じて、塗布と乾燥を繰り返す

7. 1週間程度乾燥させる

塗料が完全に乾燥するまで、1週間程度待つ

8. 再度マスキングする

塗布した箇所を上下で挟むようにマスキングテープを貼る

9. 耐水ペーパーで再度磨く

塗布した箇所の表面を磨き、塗料の盛り上がりを取り除く

10. コンパウンドで仕上げ磨きをする

マスキングテープを外し、粒子の小さいコンパウンドで表面をきれいに整える

なお、商品によって使い方が異なります。取扱説明書で手順や注意点などを確認してから作業しましょう。

(3)パテを使う方法

パテで修理している様子(イメージ)

コンパウンドやタッチペンでは対応できない深い傷やへこみは、パテを使い修理します。パテとは、傷やへこみを埋めるための充填剤のことです。パテを塗り込んで傷やへこみを埋め、車体の色にあわせてパテを塗装することで目立たなくします。

ただし、傷やへこみの状態によっては部品交換が必要になる場合もあるため、深い傷やへこみはまず専門業者に相談しましょう。

パテを使う大まかな手順は以下のとおりです。

1.傷周辺を洗車し、コンパウンドで研磨する
2.脱脂作業で油分を取り除き、パテを塗り込む
3.盛り上がったパテをコンパウンドで削り、塗装面の高さとあわせる
4.パテが車体に馴染むように塗装(下塗り・中塗り・上塗り)する
5.1週間程度乾燥させ、コンパウンドで仕上げ磨きをする

このように、深い傷やへこみの修理は、複数の道具と作業時間が必要になる難しい作業です。専門知識と技術を持っていない人が作業すると状態が悪化し、さらに見栄えが悪くなる恐れがあります。

そのため、繰り返しになりますが、深い傷やへこみは自分では修理せずに、専門業者に依頼することをおすすめします。

3. 車の傷の修理を業者に依頼する場合

車の傷の修理を業者に依頼する場合の費用相場は、以下のとおりです。

傷の種類や場所費用相場
小さい傷や浅い傷10,000〜30,000円
深い傷やへこみ20,000〜50,000円
バンパー10,000〜40,000円
フェンダー20,000〜50,000円
ボンネット20,000〜50,000円
ドア30,000〜60,000円
バックドア20,000〜50,000円

ただし、傷の大きさや深さ、部品の損傷度合い、依頼する業者によって修理費用は大きく異なります。傷の状態によっては、修理より部品交換のほうが費用を抑えられる場合もあります。

そのため、業者を選ぶ際は複数の業者に見積もりを依頼し、費用と内容を比較しましょう。

【傷の修理を依頼できる主な業者】

・ディーラー
・板金塗装業者
・カー用品店
・ガソリンスタンド

なお、車の傷の修理には、専門的な技術と経験が求められます。安心して愛車の修理を依頼できるように、長年営業を続けている業者やレビューサイトに悪評がない業者を選ぶとよいでしょう。

4. 車の傷の修理はグーネットピットにお任せください

車についた傷を放置した場合、塗装の劣化やサビが発生する原因になります。そのため、傷がついたら可能な限りすぐに修理しましょう。

しかし、誤った方法で傷を修理してしまうと、傷の状態が悪化する恐れがあるため、車の傷の修理に自信がない人は、グーネットピットにお任せください。

専門知識と技術、豊富な経験を持ったスタッフが適切な修理方法をご提案し、丁寧に作業いたします。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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