故障・修理
更新日:2024.08.22 / 掲載日:2024.08.09
車のバンパーは自分で修理できる?修理方法や依頼する際の費用相場を解説

車のバンパーが損傷してしまった……このようなとき、「自分で修理できる?」「修理代はどれくらいかかる?」と頭を悩ませている人は多いのではないでしょうか。
バンパーの修理は損傷の程度によって自分で修理できる場合もありますが、プロの仕上がりには及ばないため、基本的には業者に依頼することをおすすめします。
この記事では、バンパーの修理方法や業者に依頼する際の費用相場について詳しく解説しています。
1.バンパーが損傷したらすぐに修理しよう
バンパーは、車の外装部品のなかでも損傷を受けやすい部分です。事故や擦り傷、縁石への接触、飛び石など比較的簡単に損傷してしまいます。
損傷が軽微の場合、見た目だけの問題と判断して修理しない人は多くおられます。近年のバンパーは樹脂製のため、傷の部分からサビが進行することはありませんが、損傷の程度によっては安全性に大きな影響を与えるため、すぐに業者に点検や修理を依頼しましょう。
とくに、損傷が大きい場合は走行中に部品が脱落して事故につながったり、衝撃吸収能力が低下し、事故の際の安全性が損なわれたりします。
損傷によっては保安基準を満たさなくなり、車検に通らないだけでなく、日頃の走行自体が法令違反となる恐れがあるため、放置せず早急に修理することをおすすめします。
2.バンパーを修理する方法

バンパーの修理は基本的に業者に依頼することをおすすめしますが、損傷の程度によってはDIYで修理できる場合もあります。
例えば、軽い擦り傷や爪がひっかかる程度の傷であれば、市販の補修剤を使って自分でも修理できるでしょう。
ただし、バンパーの修理は専門知識や技術が必要であり、DIYは業者のクオリティに及ばないため、難しいと感じる場合やきれいに修理したい場合は無理せず業者に依頼することをおすすめします。
自分で修理できる損傷と、業者に依頼すべき損傷をご紹介します。
(1)自分で修理できる損傷と修理方法
自分で修理できる損傷を修理方法別にご紹介します。
傷の修理方法 | 傷の種類 | 修理の難易度 |
---|---|---|
コンパウンド | ・こすれば消える傷 ・擦り傷や洗車傷 ・爪がひっかからない傷 | 比較的簡単に修理可能 |
タッチペン | ・傷の範囲が狭く、塗装が剥がれている程度の傷 ・コンパウンドで修理できない小さな傷 ・爪がひっかかる傷 | 専門知識や道具、作業時間がある人は、自分で修理可能(完全に目立たなくすることは難しい) |
これらの傷は、専門知識や道具があれば自分でも修理できます。しかし、一見問題なく修理できたと思えても、プロの仕上がりには及びません。
メンテナンス初心者の場合、逆に損傷を悪化させてしまう恐れもあるため、繰り返しになりますが、よりきれいな仕上がりにしたい場合は業者に依頼しましょう。
コンパウンドやタッチペンの使い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
(2)業者に依頼すべき損傷

コンパウンドやタッチペンで修理できない深い傷やへこみの修理は難易度が高いため、業者に修理を依頼しましょう。
これらの損傷はパテで傷やへこみを埋め、パテを車体の色にあわせて塗装することで目立たなくします。しかし、バンパーにヒビ割れや大きな破損がある場合は、パテで修理できない可能性もあります。
また、プレスライン(平面ではなく角ばったデザインや折れ曲がったデザイン部分)の修正は、非常に難易度の高い作業です。
損傷の程度によっては修理よりも交換のほうが安全で経済的な場合があるため、まずは業者に相談することをおすすめします。
業者が損傷の程度を判断し、修理か交換か、最適な方法を提案してくれるでしょう。
3.バンパーの修理を依頼する場合
修理を依頼する際の費用相場と、業者を選ぶ際のポイントをご紹介します。
(1)修理を依頼する場合の費用相場
バンパーの修理を依頼する際の費用相場は以下のとおりです。なお、1カ所の大きさは、3cm×3cm程度になります。
修理内容 | 修理費用 |
---|---|
キズ修理 | 10,000〜20,000円/カ所 |
ヘコミ修理 | 15,000円~40,000円/カ所 |
欠けや小さな穴 | 50,000〜100,000円/カ所 |
交換 | 50,000〜150,000円 |
ただし、あくまでも目安であり、損傷の箇所が多い場合や範囲が広い場合、損傷の程度がひどい場合は、さらに高額になるでしょう。
(2)業者を選ぶ際のポイント
業者を選ぶ際のポイントは実績や評判、費用、アフターサービスです。
1.実績や評判
修理の実績や評判は、インターネット上の口コミサイトやレビューサイトなどで確認できます。また、長く営業している業者や、多くの修理実績を持つ業者は、技術力が高く信頼できる可能性が高いでしょう。
2.費用
費用が安いからといって、必ずしも技術力や信頼性が低いとは限りません。しかし、安すぎる場合は、材料や技術の質が低い可能性も考えられます。
3.アフターサービス
保証期間が長く、不具合発生時の対応が迅速な業者を選ぶようにしましょう。また、修理後のメンテナンスや点検などのサービスを提供している業者もおすすめです。
業者によっても費用は異なるため、業者を決める際は複数の業者に見積もりを依頼し、これらのポイントを比較検討しましょう。
4.バンパーを修理する際のポイント
バンパーを修理する際のポイントを2つご紹介します。
1.修理より交換がよい場合もある
2.中古パーツや車両保険の使用を検討する
(1)修理より交換がよい場合もある
バンパーの損傷状態によっては、修理よりも交換したほうが費用を抑えられる場合があります。
一見、修理の方が安く済むように思えますが、損傷の程度が激しい場合は修理費用が高額になりやすいでしょう。
例えば、深い傷やヒビ、破損などがある場合は、修理に時間と手間がかかり、結果として費用が高額になる恐れがあります。
(2)中古パーツや車両保険の使用を検討する
バンパーの修理費用を抑えたい場合は、中古パーツや車両保険の利用を検討しましょう。
中古パーツは新品に比べて価格が安く、状態のよいものが多くあります。ただし、中古パーツは品質や耐久性にばらつきがあるため、信頼できる業者から購入することが重要です。
中古パーツの購入に不安がある場合は、新品パーツを使用するか、業者に相談して最適な方法を検討しましょう。
車両保険に加入している場合は、保険を使って修理できる可能性があります。保険適用となるかは契約内容や損傷状況によって異なるため、事前に保険会社へ確認しましょう。
5.バンパーの修理はグーネットピットにお任せください
バンパーの損傷は放置せず、早めに修理することが重要です。軽度の損傷はDIYで修理できますが、大きな損傷をDIYで修理するのは難易度が高いため、専門業者に依頼することをおすすめします。
修理費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。中古パーツや車両保険を使うことで費用を抑えられる可能性もあるため、修理する際はこれらも検討しましょう。
グーネットピットは全国各地の整備工場を簡単に検索できますので、バンパーの修理でお悩みでしたらグーネットピットをご利用ください。
専門知識と技術、経験を豊富に持ったスタッフが丁寧に対応いたします。