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故障・修理
更新日:2020.05.12 / 掲載日:2020.05.12

視覚向上プロジェクト【11】

 「アラウンドビューモニター」はただ取り付けただけでは正常に機能しない。最終作業として、魚眼レンズで捉えた映像の補正作業「キャリブレーション」を行う必要があるのだ。

 また、この補正作業には歪みの度合いを確認するための「キャリブレーションクロス」が必須。ところが、キットには付属しないので注意! 別途、購入する必要がある。さらに、本システムでは前後クロスの左右に600mm四方の黒い正方形も配置する必要がある。が、日本では市販されてない。このため、風の影響(布地だと風でめくれてしまう)を受けにくいカラー合板で自作することにした。

測定テープで枠決めし、キャリブレーションクロスをセット

まず、クロス端がギリギリ映り込む境界線を見切るための枠組みを設ける。

これには初期システムに付属してきたスケールが印刷されたテープを利用。通常はガムテープなど、市販テープを利用する。カメラの映り込みを確認しながら枠位置を微調整。

枠組み完成後は前後・左右の幅を入力する必要があるため巻尺も用意。前後クロスは車両中心、左右のクロスはドアミラーを中心として設置する。

大グリッドはカラー合板を利用して製作!

黒色のカラー合板を一片600mmの正方形にカット。

これを4枚切り出す。正方形を中心に設置するための設置ベースとして、安売りしていたプラスチック製ハニカムパネルを利用。

中心を割り出すだけのため、1200×600mmを4枚切り出した。

そして、前後のキャリブレーションクロスの両サイドに、このように設置する。

カメラアングルを調整する

設定画面からパノラマ調整画面に入り、「Lens Correct」を選択して各カメラのシングル画像を表示させる。

そして、画像の下端に映り込むボディ幅を調整。

中心で画像の1/10、両端が均等に1/3となるようカメラアングルを調整する。

車体パラメーターを入力する

パノラマ調整画面に戻り、枠組みの前後・左右幅、前枠から側面に設置したキャリブレーションクロスの端までの距離を入力する。なお、各種設定は付属リモコンを利用。

赤外線リモコン受光部に真っすぐ向けた状態を維持し、ゆっくりボタンを押すように操作する。

パノラマ補正を選択し、各カメラの歪みを順次補正する

再度「Lens Correct」を選択し、カメラのシングル画面が表示されたところで「OK」ボタンを長押し。

すると、歪みの補正が開始される。補正が完了すると補正された升目のアップが表示される。

各カメラの補正完了後、「Panoramic Calibration」を選択し、「OK」を押して自動調整を開始。完了すると歪みが補正された真上から見た画像が表示される。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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