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故障・修理
更新日:2021.04.03 / 掲載日:2021.04.03

RENAULT サンクターボ公道復帰計画 その4

クリーニングが終り乾燥した燃料タンクはポンプ類が組み込まれ元の場所に戻された。エンジンが運転席の真後ろまで来ているのがよくわかる。整備性は?疑問が残る。

抜き取られた燃料ポンプ。かなり汚れており、正常に作動するのかは分からない。仮に動いたとしても、ここまでばらしたので交換しておいた方がいいだろう。

小さなラゲッジスペースに積まれている新旧パーツ類。レストレーションを進めるにはまだ必要になるパーツも出てくるだろう。パーツの調達は時間がかかり一番骨が折れる作業になるかもしれない。

無い工具は有りもので作る。押さえネジを脱着するレンチが合うものがファクトリーには無かった。工具を作るのもレストレーションの一部だ。

古く劣化したガソリンを抜き取り、タンクに水を入れ前後左右に振り内部を洗う。沈殿物もほぼ無く、水だけできれいになった。洗い終わった後は十分に自然乾燥させる。

 エンジンをかけたついでに前後1メートルでいいから動かすこと。これには大きく2つの理由がある。

 欧州車は長く放置していると、日本の湿度の高い風土に合わないのか、クラッチ板が張り付きを起こし、クラッチが切れなくなる事があるという。発進・停止はその予防になり、同時にブレーキキャリパーやピストンの固着防止にもなる。

 できればジャッキアップして、ウマなどに載せておけば、サスペンションに負担がかからず、タイヤも1点に重みが掛かることなく、変形を防ぐ事もできる。

 ちょっとした対策を施すことで次に乗りだす時に良いコンディションで気持ちよくドライブを楽しむ事ができるだろう。

パーツがなければ走れない。いつまである?どこにある?

 ある国産自動車メーカーの公式ホームページで、ユーザーからの、「部品はいつまで供給されるの?」との質問に、掻い摘んで書くと、こう答えている。「出来るかぎり長く部品を供給できるように努めているが、何年間供給というのは一律に決まっていない。あくまで目安になるが、工場装着の部品であれば車の生産終了から約10年間となる。ただし、部品によってはそれより短いものもある。」

 メーカーによって少しばかり差はあるが、巷に流れている情報とほぼ一緒だ。

 メーカーで欠品ならディーラーやショップがストックしている部品、そこでなければネットなどで探すことになる。

 昔と違いインターネットで日本国内に無い部品も全世界で探せるようになったが注意も必要だ。同じ型番のクルマでパーツを探しても微妙に違うこともある。

 また広く部品調達のネットワークを持ち、純正で見つからなくとも共通部品の知識があり、ワンオフで部品製作もできる専門店に相談するのも良いだろう。続く。

取材協力:シージークラフト株式会社

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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