故障・修理
更新日:2021.11.22 / 掲載日:2021.11.22
帰ってきた!『ジムニー』ハコ替え計画20-3 「ダッシュボードと大格闘 その3」
JA22Wをベースに、JA71Cのボディに交換するハコ替え計画。前回、前々回と原因が掴めず始動できなかった問題を解決。今回は71のボディに22のダッシュボードを強引に取り付けてみようと思います。
●文&写真:橘 祐一
大幅な加工を覚悟していたら意外なほどあっさり解決した
無事にエンジンを始動させることができたので、安心して他の作業が進められる。整備時の計器類の確認やエアコンの修復にも備え、ダッシュボードを取り付けることにした。 このジムニーはJA22のシャシーにJA71のボディを載せている。エンジンや補機類などは全てJA22用なので、メーターや空調レバーなどは全てJA22用を使いたいが、JA22とJA71ではボディ形状は似ているもののダッシュボードの形状もメーター類も全て異なっている。そのままポン付はできないので、大幅な加工が必要だろうと思っていた。 とりあえずJA22用のダッシュボードを載せてみると、意外なほどしっくりくる。どこかがぶつかってはいるようだが、上部の2か所のネジ穴は位置もピッタリだ。これから少ない加工でいけそうだ。まずは何かが当たっている原因を探ると、両サイドの窓に空調の風を送るデフロスターのダクトだった。 これをJA71用の蛇腹パイプに交換すると、あっさり取り付けできた。デフロスターのダクトの他には特に取り付けに障害となるものはなく、両サイドの邪魔な部分をカットしたら、ピッタリフィットしてしまった。空調レバーのワイヤーをブロアーファン、ヒーターバルブに接続して、メーターを取り付け、パネルをはめるとダッシュボードも付いてしまった。あとは可倒式のフロントスクリーンを固定するバックルの取り付けと、ダッシュボードの固定方法を考えなくては……。
ちょっとした加工でダッシュボードが付いた
デフロスターのダクトの問題が解決したが、やっぱり何かが当たっているようで収まりが悪い。サイドに出っ張りがあったのでこの部分をカットしておいた。
ダッシュボードの幅を切り詰めたり、JA71ダッシュにJA22メーターの移植など大幅な加工を覚悟していたのに、すんなりとJA22用が装着できてしまった。
空調レバー部分も長期保管中に錆が発生。防錆にKURE6-66を薄くスプレーして、レバーなどの可動部分にはグリスをたっぷりと塗っておいた。
外気/内気の切り替えワイヤーをエバポレーターが入るボックスに接続。内部のフラップがずれているのか、切り替えレバーが硬い。これは要修理&加工案件。
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