ETCの再セットアップを自分でする方法

高速道路の料金所を止まらずに通過できるETCは非常に便利な装備です。時間の削減だけでなく、その場で直接料金を手渡しで支払う手間がないので、有料道路をよく利用する人には欠かせないアイテムとなっています。ETCを利用するには機器本体のセットアップが必要になります。車を買い替えてETCを付け替える場合には、新たに手続きをして再セットアップをする必要があります。自分で再セットアップをする場合、どうしたらよいのでしょうか？再セットアップの方法や手続きについて見ていきましょう。

この記事の目次

1. 自分でETCの再セットアップする方法
2. 再セットアップに必要な書類や費用は？

自分でETCの再セットアップする方法

自分での再セットアップですが、これは個人ではセットアップすることができず、必ずETCのセットアップ店として登録されている店舗での手続きが必要になります。必ずしもETC購入店でなくてもよく、セットアップ店であればどこへ持ち込んでも再セットアップの手続きをすることができます。
ETCの再セットアップ方法は二つあります。それは「オンラインセットアップ」で行う方法と「オフラインセットアップ」で行う方法です。ではこの二つはどう違うのでしょう。

オンラインセットアップはETCのセットアップを管理している「ITS-TEA（一般財団法人ITSサービス高度化機構）」とインターネット上で情報を送受信し登録する方法になります。インターネットで登録することにより、ETCカードさえあれば即日使用することができるようになるのが特徴です。

オフラインセットアップはセットアップの情報のやり取りをFAXや郵送で行い登録する方法になります。FAXや郵送での登録となる為、オンラインセットアップより登録に時間がかかることになりますので、ETCが使えるようになるのに1週間程度の時間を要します。

再セットアップに必要な書類は「セットアップ申込書」と「車検証のコピー」です。またかかる費用としては、登録店舗への手数料と、ITS-TEAへ支払う識別処理情報発行料が必要となります。再セットアップに必要なトータル費用に関しては、セットアップ店によっても違ってきますので、セットアップ店を選ぶ際は費用を確認するようにしましょう。また、かかる費用については、オンラインセットアップとオフラインセットアップとでは料金が違ってきます。どうしても郵送などの費用が発生してしまうオフラインセットアップの方が、オンラインセットアップより若干、費用が高くなってしまうのが一般的です。中古でETC機器を購入した場合、前についていた車両のデータが入っていることも多く、再セットアップをしなくても使用できる場合がありますが、もちろんそのままでは使用せず、必ず再セットアップをしてください。例えば普通車を運転しているのに軽自動車のデータが入っているETCを使用している場合は料金に差異が生じますので、不正通行で逮捕されてしまう事もありえます。必ず取り付ける車に併せた再セットアップをしてから使用するようにしましょう。