アッパーマウントの寿命（交換時期）と交換による効果とは

最近、車の乗り心地が悪くなった、サスペンション部分から異音がするなど感じることはありませんか？中でもアッパーマウントは、経年など様々な要因により、劣化が進みます。アッパーマウントを交換することにより、乗り心地をはじめ、本来の性能を取り戻すことができます。ここでは、アッパーマウントの寿命や交換時期、交換することで得られる効果について見ていきましょう。

この記事の目次

1. アッパーマウントが劣化することで起こる症状とは
2. アッパーマウントの寿命や交換時期はいつ頃か
3. アッパーマウントを交換することで得られる効果とは

アッパーマウントが劣化することで起こる症状とは

アッパーマウントは、路面からの振動や衝撃を緩衝する役割を担うことからほとんどがゴム製でできており、そのゴムの性質上、経年劣化しやすいと言えます。アッパーマウントが劣化すると、次の様な症状が発生します。

・異音の発生（ガタガタ、ギシギシ、ゴトゴト、コンコンなど）
・車体のガタつきやゴムの硬化による乗り心地の悪化

上記の症状をそのまま放置していると、サスペンションのガタつき等によってまっすぐ走らないばかりか、最悪の場合走行不能に陥ることもあります。

前述した通り、アッパーマウントは経年劣化する消耗品と言えるので、定期的な交換を必要とします。アッパーマウントの寿命（交換時期）の目安は次の通りです。・新車登録から10年経過・走行距離10万キロただし、スポーツ走行などによるサスペンションへ負荷が掛かっている場合や、普段走行している路面状況、車の保管状態などによって寿命に差が生じます。劣化が著しい場合は、目安とされる時期の前でも交換することをおすすめします。

アッパーマウントを交換することで、路面からの振動や衝撃を吸収する性能が復活し、本来の乗り心地や走行安定性などの改善ができるでしょう。また、路面からの衝撃や振動による車の歪み、サスペンションとボディに掛かる様々な負担を軽減させることで、車を長持ちさせる効果も得られると言えます。以上のように、車の乗り心地の悪化や異音が発生した場合は、アッパーマウントの交換を検討しましょう。アッパーマウント交換には特殊な工具や技術、専門的な知識が必要となりますので、自分で交換しようとせずに、必ず整備工場や専門店に作業を依頼しましょう。