パーツ取付・交換
更新日:2026.02.13 / 掲載日:2018.08.29

エアロの取り付けは自分でできる?失敗しない手順や注意点を解説

エアロパーツを取り付けてみたいけれど「車検に通るのか?」「取り付けに失敗したらどうしよう……」と、一歩踏み出せない人もいるのではないでしょうか。エアロパーツは、自分で取り付けもできますが、正しい手順に沿って適切に行う必要があります。この記事では、エアロパーツを自分で取り付けるための具体的な手順や業者に依頼した際の費用を解説します。

1. エアロの取り付けは自分でできる?

エアロの取り付けは、正しい手順で適切に行えば、自分で取り付けられます。ただし、パーツの種類や車種によって難易度は大きく変わります。

まずはカナードやディフューザーなど難易度の低いパーツから挑戦し、徐々にスキルアップしていくのがおすすめです。

なお、エアロに塗装が必要な場合、DIYは難しいため、塗装のみ板金屋などに依頼する必要があります。

2. エアロを自分で取り付ける際の手順

自分でエアロを取り付ける際は、正しい手順で取り付けることが重要です。

(1) 必要な工具や部品を準備する

エアロパーツの取り付けを始める前に、必要な工具や部品をそろえましょう。作業をスムーズに進められ、失敗を防ぐことにもつながります。

分類 品目 用途
工具 ・プラスドライバー
・ソケットレンチ
・電動ドリル
・ドリル刃
部品の固定や必要に応じた穴あけに使用
材料 ・外装用両面テープ
・ビス
エアロパーツを車体に固定するために使用
消耗品 ・脱脂材(シリコンオフ)
・マスキングテープ
接着面の清掃や位置決めの目印として使用

工具や部品はカー用品店やホームセンターで手に入ります。

(2) 仮合わせをする

工具を準備したら、塗装や接着の前に必ず「仮合わせ」を行いましょう。これは、エアロパーツが車体に正確にフィットするかを確認する重要な工程です。

仮合わせでは、エアロパーツを実際に取り付け位置へ当てて、ボディラインとの間に不自然な隙間やズレがないか、取り付け穴の位置が合っているかなどを確認します。

特にFRP製エアロは、素材の特性上、エアロの寸法に個体差が生じるため、取り付けの際に微調整が必要な場合があります。ズレや干渉が見つかった場合は、棒ヤスリなどで削り、修正を加えましょう。

取り付け位置が決まったら、マスキングテープでボディに印をつけておくと、本番の取り付け作業がスムーズに進みます。

(3) 塗装する

エアロパーツの取り付けにおいて、塗装は必ずしも行わなければならない工程ではありません。ただ、経年変化したボディの色味にあわせて塗装をすると、見た目の違和感がなくなります。DIYに自信がない場合や、完璧な仕上がりを求める場合は、板金塗装の専門業者へ依頼するのがおすすめです。塗装のみを業者に依頼し、取り付けは自分で行うことで、費用と品質のバランスを取ることも可能です。

(4) 脱脂・清掃する

エアロパーツを確実に取り付けるため、接着面の脱脂・清掃を行いましょう。ボディ表面には目に見えない油分やワックス、汚れが付着しています。これらが残っていると両面テープの粘着力が低下し、走行中の脱落原因になりかねません。

【具体的な清掃手順】

① 水洗いと乾燥
取り付け箇所の砂やホコリをきれいに水洗いし、完全に乾燥させます。

② 専用の溶剤で拭き上げ
シリコンオフなどの脱脂剤をマイクロファイバーなどのきれいなクロスに染み込ませ、接着面を一方向に拭き上げます。往復させると汚れを広げてしまうため、注意しましょう。

③ 再度拭き取り
溶剤が乾かないうちに、乾いたきれいなマイクロファイバーのクロスで拭き取ります。

この作業を丁寧に行うことで、両面テープの接着力が格段に良くなります。

(5) 取り付けを行う

仮合わせや脱脂が完了したら、いよいよ取り付けです。エアロパーツを確実かつ安全に固定するため、両面テープとビスを併用する方法が一般的です。

【基本的な固定手順】

① 両面テープの貼り付け
エアロパーツの接着面に、強力な外装用両面テープを隙間なく貼り付けます。このとき、剥離紙はまだ剥がさないでください。

② 位置決めと仮固定
仮合わせで付けた印に合わせて、パーツを慎重に取り付けます。位置が決まったら、両面テープの剥離紙を少しずつ剥がしながら、ボディに圧着させていきます。

③ ビスでの本固定
両面テープで仮固定された状態で、電動ドリルを使って下穴を開け、ビスで固定します。ビスは目立たない箇所や、メーカーが指定する位置に取り付けましょう。

この手順を踏むことで、走行中の振動や風圧でも外れにくい、強固な取り付けが実現します。

(6) 仕上がりや固定具合を確認する

本取り付けが終わったら、最後の仕上げと確認作業を入念に行いましょう。取り付け直後は両面テープの接着力が不安定なため、完全に定着するまで時間が必要です。

両面テープでの接着は、端や角の部分が浮きやすいので、重点的に手で押さえて圧着してください。この際、気温が低いと両面テープの接着力が弱まるので、エアロを取り付ける前にドライヤーなどで両面テープを温めると接着力が高まります。

ズレや浮きを防ぐために養生テープやマスキングテープなどで1日程度固定し、最低でも24時間は洗車や高速走行を避けて安静にしましょう。

両面テープが定着したらエアロパーツにガタつきや浮きがないか最終確認します。ここで問題がなければ、すべての作業は完了です。

3. 自分でエアロを取り付ける際の費用

エアロパーツを自分で取り付ける場合、パーツ本体や塗装代、工具代などの費用が発生します。塗装代は約10,000~30,000円、工具代は約10,000円かかります。合計金額はパーツの価格によって左右されますが、未塗装品を選び、工具を揃えるところから始めると、総額で100,000円以上になることも珍しくありません。

費用を抑えたい場合は、中古パーツを探したり、セール時期を狙ったりするのも一つの方法です。

主なエアロパーツ パーツの費用
フロントスポイラー 約10,000~200,000円
カナード 約10,000円
サイドスポイラー 約50,000~100,000円
リアスポイラー 約100,000円
リアアンダースポイラー 約100,000円
ディフューザー 約10,000円

4. エアロを自分で取り付ける際の注意点

エアロパーツを自分で取り付ける際は、保安基準を守ったり、二人以上で作業したりすることが重要です。もし自分での取り付けが難しければ、業者に依頼する方法も視野に入れましょう。

(1) 保安基準を満たす必要がある

エアロパーツを取り付ける際は、保安基準に適合しているか必ず確認しましょう。基準を超えると不正改造とみなされ、車検に通らないだけでなく、公道を走行できなくなる可能性があります。

特に注意すべきは、車両の寸法変化です。取り付け後の全長・全幅・全高が一定の範囲を超えた場合、運輸支局での「構造変更申請」が必要になります(参照:自動車部品を装着した場合の構造等変更検査時等における取扱いについて|国土交通省)。

【寸法変化の許容範囲】

項目 許容範囲
全長 ±3cm以内
全幅 ±2cm以内
全高 ±4cm以内

また、樹脂製のエアロパーツの場合、最低地上高が5cm以上確保されていなければ車検に通りません(参照:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示|国土交通省)。

(2) 二人で作業する

エアロパーツの取り付けは、安全かつ確実な作業のために二人以上で行いましょう。

一人での作業は、パーツの破損や取り付け位置のズレといったリスクが伴います。特に、フロントスポイラーやサイドスポイラーのような長尺のパーツは、一人で支えながら正確な位置決めをするのは困難です。

二人での作業なら、一人がパーツを正しい位置に保持し、もう一人が客観的な視点でズレや傾きを確認できます。

(3) 取り付けが難しいと感じたら業者への依頼を検討する

自分での取り付けは、高価なパーツを破損させたり、不適切な取り付けで走行中に脱落したりするリスクがあります。DIYでの失敗は、結果的に修理費用が高くつく可能性もあります。取り付けに不安や難しさを感じた場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。

グーネットピットでは、エアロの取り付けが可能な専門業者を、住んでいるエリアや作業実績から簡単に検索できます。

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5. エアロの取り付けを業者に依頼する際の費用相場

専門業者に取り付けを依頼する場合の費用は、パーツの種類や取り付けの難易度によって変動します。一般的な費用の目安は以下の通りです。

主なエアロパーツ 取り付け費用 塗装費用
フロントスポイラー 約10,000円~ 約10,000~30,000円
カナード 約5,000円~ 約10,000円~
サイドスポイラー 約10,000円~ 約30,000円~
リアスポイラー 約10,000円~ 約25,000円~
リアアンダースポイラー 約5,000円~ 約15,000円~
ディフューザー 約5,000円~ 約15,000円~

自分で購入したパーツを持ち込んで取り付けてもらうことも可能ですが、店舗によっては持ち込み工賃が割高に設定されている場合があります。事前に持ち込みの可否と料金体系を確認しておきましょう。

6. エアロの取り付けに関するよくある質問

(1) エアロパーツの取り付けに両面テープを使っても大丈夫?

両面テープはエアロパーツ取り付けの主要な固定方法の一つです。ただし、必ず「外装用」の強力な製品を選んでください。

両面テープのみでの固定は、軽量なリップスポイラーなど一部のパーツに限られます。安全性を確保するため、基本的にはビスやクリップとの併用が推奨されます。

(2) エアロの取り付け工賃はいくらですか?

エアロパーツの取り付け工賃は、パーツの種類や取り付けの難易度によって変動しますが、約5,000~10,000円以上かかります。またパーツを持ち込む場合は、取り付け工賃が割高になる場合もあります。正確な費用を知るためには、複数の業者から見積もりを取るとよいでしょう。

(3) エアロパーツは車検に通らない?

保安基準を守って正しく取り付けられていれば、問題なく車検を通過できます。

7. エアロの取り付けを検討している人はグーネットピットをご活用ください

エアロパーツは、正しい知識と手順を踏めば自分で取り付け可能です。しかし、確実な固定や美しい仕上がりには、丁寧な下準備と作業が不可欠です。

もし作業に少しでも不安を感じている場合や、より高いクオリティを求める場合は、グーネットピットを活用して整備工場を探してみませんか?

グーネットピットでは、エアロの取り付けが可能な整備工場を地域や料金別に簡単に検索できます。エアロの取り付けを検討している人は、ぜひ近くの整備工場を検索してみてください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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