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更新日:2026.04.06 / 掲載日:2021.01.01

オールシーズンタイヤとは?従来タイヤとの違いやメリット・デメリットを解説

夏用タイヤ、スタッドレスタイヤを使い分けることによるタイヤ交換の手間や経済的な負担を感じていませんか?どちらの性能も併せ持つオールシーズンタイヤは、タイヤ交換の手間やコストを削減できる万能なタイヤです。この記事では、オールシーズンタイヤの特徴や他のタイヤとの違い、メリット、デメリットについて解説します。

1.オールシーズンタイヤとは

オールシーズンタイヤとは、夏用タイヤとスタッドレスタイヤの性能を併せ持ち、一年を通して使用できるタイヤのことです。

路面の状態オールシーズンタイヤスタッドレスタイヤ夏用タイヤ
乾いた路面〇△◎
濡れた路面〇△◎
凍結路×◎×
圧雪路×◎×
冬用タイヤ規制△※通行可×
チェーン規制チェーン装着チェーン装着チェーン装着
※メーカーによる。一般的に降り始めの雪なら問題ないが、積雪し始めている場合はスタッドレスタイヤを推奨

(1)オールシーズンタイヤの特徴

オールシーズンタイヤは、夏冬両方の性能を発揮できるよう、特殊なゴム素材とトレッドパターンを採用しています。スノーフレークマークやM+S(マッド&スノー)マークが表示されているオールシーズンタイヤは、降り始めの雪なら走行可能です。

メーカーによっては、冬用タイヤ規制時でも通行可能ですが、積雪している場合は、スタッドレスタイヤにした方がよいでしょう。

また、オールシーズンタイヤは、凍結路面や全車両チェーン装着規制下では走行できません。降雪量が少ない地域や、年に数回程度しか降雪しない環境に適しているといえます。

(2)スタッドレスタイヤとの違い

スタッドレスタイヤは、タイヤのゴムが柔らかく、サイプと呼ばれる溝が多く刻まれています。これにより、凍結路面や圧雪路面でも高いグリップ力を発揮し、安全な走行を可能にします。

一方、オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤに比べてゴムが硬めで、サイプの数も少ないため、凍結路面や圧雪路面でのグリップ力はスタッドレスタイヤに比べて劣ります。

(3)夏用タイヤとの違い

夏用タイヤ(ノーマルタイヤ)は、乾いた路面や雨天時の走行性能に特化しており、夏場の高温時におけるグリップ力や燃費性能に優れています。しかし、積雪路面ではスリップしやすく、安全な走行が困難です。

一方、オールシーズンタイヤは乾いた路面や雨天時だけではなく、年に数回程度の降雪に対応できる安心感があります。しかし、乾いた路面でのグリップ力や燃費性能においては劣る場合があります。

また、オールシーズンタイヤは、夏用タイヤに比べてロードノイズが大きいのも特徴です。

(4)オールシーズンタイヤの交換時期

一般的にオールシーズンタイヤの寿命は、使用状況にもよりますが、3~4年が目安とされています。ただし、この目安に達していなくても、ひび割れや偏摩耗など、タイヤに異常が見られる場合は、早めの交換を検討しましょう。

2.オールシーズンタイヤのメリット

オールシーズンタイヤを導入することで、カーライフにおけるさまざまなメリットを享受できます。

(1)コストを削減できる

オールシーズンタイヤなら、タイヤ本体の購入費用は1セット分のみで済みます。さらに、年に2回のタイヤ交換が不要になるため、交換工賃も削減できるでしょう。

一方、夏用タイヤとスタッドレスタイヤをそれぞれ用意する場合、タイヤ本体の購入費用が2セット分とタイヤ交換を行うための工賃が年2回発生します。

このように、オールシーズンタイヤは、タイヤにかかるコストを効果的に削減できる点がメリットです。

(2)タイヤ交換の手間を軽減できる

通常、夏用タイヤとスタッドレスタイヤを使用する場合、年2回タイヤ交換が必要です。また、タイヤ交換するための時間と労力がかかります。

しかし、オールシーズンタイヤであれば、一年中同じタイヤを装着したまま走行できるため、タイヤ交換の手間や時間を軽減できます。

(3)保管スペースが不要になる

夏用タイヤとスタッドレスタイヤを使い分ける場合、使用しない時期のタイヤを保管するスペースが必要です。

自宅にタイヤを保管するスペースがない場合は、カー用品店などにタイヤを預ける「タイヤ保管サービス」を利用する人もいますが、別途費用がかかります。

しかし、オールシーズンタイヤであれば、一年中同じタイヤを装着したまま走行できるため、タイヤを置くためのスペースを確保する必要がありません。

3.オールシーズンタイヤのデメリット

オールシーズンタイヤは、一年中活躍する便利なタイヤですが、いくつかのデメリットも存在します。

(1)専用タイヤに比べると性能が劣る

オールシーズンタイヤは汎用性の高さが魅力ですが、それぞれの専用タイヤと比較すると、性能面で劣ります。

夏用タイヤは、乾いた路面でのグリップ力や燃費性能に優れています。一方、オールシーズンタイヤは、夏用タイヤに比べてゴムが柔らかく、トレッドパターンも雪道に対応できるよう工夫されています。そのため、夏場の高温時や乾いた路面でのグリップ力、燃費性能においては、劣る傾向があります。

またスタッドレスタイヤは、氷雪路面での性能を最大限に発揮できるよう、特殊なゴム素材やサイプを多く採用しています。オールシーズンタイヤは、スタッドレスタイヤと比較すると、氷雪路面でのグリップ力や制動距離において劣るため、本格的な冬道での使用には適しません。

(2)凍結路では走行できない

オールシーズンタイヤは、凍結路面での走行には向いていません。特に氷への密着性やグリップ力は、スタッドレスタイヤに比べて劣ります。

そのため、凍結や積雪の可能性がある地域での走行では、スタッドレスタイヤやチェーンの装着が必須です。

(3)プラットフォームが出現すると性能が落ちる

プラットフォームとは、タイヤの溝が大きく摩耗した際に出現する隆起のことです。

新品時のタイヤの溝の深さが半分程度まで摩耗した頃(溝の底から約5mm程度の位置)に現れることが多く、このプラットフォームが見え始めると、タイヤの性能は大幅に低下します。

プラットフォームが出現した状態では、オールシーズンタイヤとしての安全な走行が困難になります。

自分での確認が難しい場合は、カー用品店や整備工場などの業者で点検時に確認してもらうことをおすすめします。

4.オールシーズンタイヤに向いている人・向いていない人

オールシーズンタイヤは、便利な選択肢となり得ますが、すべての人におすすめできるわけではありません。自分のカーライフに合っているか、以下の表を参考にご確認ください。

向いている人向いていない人
・タイヤ交換の手間やコストを削減したい
・保管場所の確保が難しい
・降雪量が少ない地域に住んでいる
・積雪・凍結路面での走行が多い
・ドライ路面での最高のグリップ力や燃費性能を求める
・急な天候の変化に対応できる万全の安全性を求めている

特に、普段は雪が降らない地域に住んでおり、年に数回、降雪のある地域へ出かける人や、タイヤ交換の手間を省きたい人には、オールシーズンタイヤが適しています。

一方で、積雪が多い地域に住んでいる人や、積雪や路面凍結のある場所に出かける人は、スタッドレスタイヤの検討をおすすめします。

5.オールシーズンタイヤの価格

オールシーズンタイヤの価格は、タイヤのサイズやメーカー、性能によって異なります。一般的な価格目安は以下の通りです。

タイヤサイズ価格(4本セット)
14インチ約20,000~約50,000円
15インチ約50,000~約80,000円
16インチ約40,000~約100,000円
17インチ約80,000~約120,000円

タイヤ本体価格に加えて、タイヤ交換の工賃を含めると、もう少し割高になる可能性があります。

また、極端に低価格の製品を選ぶと、性能や耐久性に影響が出る可能性もあります。

愛車の予算やニーズに合わせて、信頼できるメーカーのタイヤを選ぶことが重要です。

6.オールシーズンタイヤのおすすめ3選

この章では、オールシーズンタイヤのおすすめを3つ紹介します。

(1)SYNCHRO WEATHER|DUNLOP

出典:SYNCHRO WEATHER|DUNLOP

DUNLOP(ダンロップ)のSYNCHRO WEATHER(シンクロウェザー)は、夏用タイヤと同等以上のウェットブレーキ性能と、スタッドレスタイヤに匹敵する氷上ブレーキ性能を両立させた、次世代のオールシーズンタイヤです。

スノーフレークマークとアイスグリップシンボル刻印で冬用タイヤ規制時も走行可能です。※2

価格(税込) サイズ 路面状態
92,400円(4本セット) 165/55R15 75H ドライ 〇
ウェット 〇
雪上 〇
シャーベット 〇
凍結 〇※1
高速道路冬用タイヤ規制 〇※2
チェーン規制 チェーン装着
※1 過酷な積雪・凍結路面走行時はスタッドレスを推奨
※2 エリアによっては冬用タイヤ規制時、オールシーズンタイヤでの走行が不可な場合もあり

・「SYNCHRO WEATHER」公式販売ページ

(2)Vector 4Seasons Hybrid|GOODYEAR

出典:Vector 4Seasons Hybrid|GOODYEAR

グッドイヤーの「Vector 4Seasons Hybrid」は、タイヤ側面の「M+S」表記に加え、「スノーフレークマーク」も刻印されています。

3Dワッフルブレードを採用したトレッドパターンや気温変化に強いゴム「オールウェザー シリカコンパウンド」が、冬の低温下でもしっかりグリップし、路面を選ばない優れた運動性能を実現します。

価格(税込) サイズ 路面状態
73,120円(4本セット) 215/60R16 95H ドライ 〇
ウェット 〇
雪上 〇
シャーベット 〇
凍結 △
高速道路冬用タイヤ規制 〇※
チェーン規制 チェーン装着
※性能を保証するものではないため、速度など、雪道での運転には十分な注意は必要

・「Vector 4Seasons Hybrid」公式ページ
・「Vector 4Seasons Hybrid」公式販売ページ(Amazon)

(3)BluEarth-4S AW21|YOKOHAMA

出典:BluEarth-4S AW21|YOKOHAMA

YOKOHAMAのBluEarth-4S AW21は、夏タイヤとスタッドレスタイヤの性能をバランス良く両立させたオールシーズンタイヤです。

夏冬両方の性能を発揮できるよう、特殊なゴム素材で、ドライ路面での剛性、雪上路面での効果を両立させた「オールシーズン専用方向性トレッドパターン」を採用しています。

特に、V字形状のグルーブが雪や水を効率よく排出し、あらゆる方向からのエッジ効果を発揮します。低温下での性能が保証されている証である「スノーフレークマーク」も刻印されており、冬期性能への信頼性も示しています。

価格(税込) サイズ 路面状態
68,112円
(4本セット)
195/65R15 91H ドライ 〇
ウェット 〇
雪上 〇
シャーベット 〇
凍結 ×
高速道路冬用タイヤ規制 〇
チェーン規制 チェーン装着

・「BluEarth-4S ブルーアース4S AW21」公式ページ
・「BluEarth-4S ブルーアース4S AW21」公式販売ページ(Amazon)

7.オールシーズンタイヤに関するよくある質問

(1)オールシーズンタイヤの見分け方は?

オールシーズンタイヤは、タイヤの側面に「M+S」マークやスノーフレークマークが表示されています。タイヤの側面にこれらのマークがあるか確認することで、オールシーズンタイヤかどうかを判断できます。

またタイヤに入っている溝のパターンでオールシーズンタイヤと判断することも可能です。

(2)オールシーズンタイヤの欠点は何ですか?

オールシーズンタイヤは、スタッドレスタイヤと比較すると、雪道や凍結路面でのグリップ力や制動距離が劣ります。また、夏用タイヤと比較した場合、夏場の高温時のグリップ力や燃費性能で若干劣る可能性があります。

(3)オールシーズンタイヤで雪道は走れますか?

オールシーズンタイヤは、軽い積雪路面であれば走行できますが、本格的な圧雪路や凍結路面では走行できません。

8.オールシーズンタイヤを検討しているならグーネットピットをご活用ください

オールシーズンタイヤは、降雪量が少ない地域や、年に数回程度の軽微な積雪であれば、年間を通じて使用できます。タイヤ交換の手間がなく、コストを削減できる点も魅力です。

愛車の走行環境や求める安全性を考慮したうえで、オールシーズンタイヤへの履き替えを検討しているなら、グーネットピットをご活用ください。

グーネットピットでは、オールシーズンタイヤに交換できる近くの整備工場を簡単に検索できます。信頼できる整備工場で愛車に合ったオールシーズンタイヤをみつけてみてはいかがでしょうか。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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