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オイル交換
更新日:2025.07.17 / 掲載日:2025.07.17

ホンダのオイル交換はどこがお得?時期・費用・依頼先をまとめて解説

ホンダ車に長く安心して乗り続けるために、オイル交換は定期的に実施しましょう。

エンジンオイルは、車の血液ともいえる重要な役割を担っており、劣化した状態で走行し続けると、エンジン内部に大きなダメージを与えてしまいます。高額な修理費用が発生するリスクもあります。

この記事では、ホンダ車のオイル交換の重要性や交換目安、依頼先ごとの特徴や料金までをわかりやすく解説しています。

大切な愛車を守るために、ぜひ最後までご覧ください。

1. ホンダ車のオイル交換の重要性

ホンダ車(イメージ)

ホンダ車に長く安心して乗るうえで、欠かせないのがエンジンオイルの定期交換です。

ホンダはエンジン性能に定評があるメーカーだからこそ、メンテナンスの質が車の寿命や燃費に直結します。

まずは、オイルが果たす役割や、交換を怠ることで起こりうるトラブルについて見ていきましょう。

(1) エンジンオイルの役割

オイルには単に部品を滑らかに動かすだけでなく、エンジン全体の性能と寿命を守る複数の機能があります。

具体的には、次の5つが主な役割です。

1. 潤滑:金属部品の摩擦を低減させ摩耗や焼付きを防ぐ
2. 密封:シリンダーとピストンの隙間をオイルの被膜で密封し、圧縮効率を保つ
3. 冷却:燃焼や摩擦によって発生した熱を吸収し、エンジンの過熱を防ぐ
4. 洗浄:燃焼により発生する汚れ(スス)や金属粉を取り込み、エンジン内部を清潔に保つ
5. 防錆:エンジン内の金属表面にオイルの被膜を形成し、サビや腐食から守る

これらの役割は、オイルが劣化することで徐々に性能が低下します。そのため、一定の走行距離や使用期間ごとに新しいオイルに交換する必要があります。

(2) オイル交換を怠った場合のトラブル

劣化したオイルはエンジン内部に過剰な負担をかけるため、以下のようなトラブルが発生しやすくなります。

1. 燃費の悪化
2. エンジンの不調や劣化
3. エンジンの焼きつき

それぞれの症状について、順番に解説していきましょう。

① 燃費の悪化

劣化したオイルは粘度が変化し、本来の潤滑性能を発揮しにくくなります。

すると摩擦抵抗が増えるため、エンジンが必要以上の力を使って回転するようになり、燃費の悪化につながります。また、オイルの密封性が落ちると、ピストンとシリンダーの隙間から燃焼ガスが漏れてエネルギーロスとなります。

② エンジンの不調や劣化

劣化したオイルを交換せず使い続けると、取り込んだ不純物がフィルターに蓄積し、目詰まりします。

完全に目詰まりすると、不純物を含んだオイルがそのままエンジン内部を循環し、潤滑や冷却効果を発揮できなくなるのです。

その結果、摩擦が増えて部品が傷み、トラブルの発生につながります。最悪の場合、修理では対応できずに、交換が必要になります。

③ エンジンの焼きつき

オイルが劣化し潤滑や冷却性能が大きく落ちると、金属部品の摩擦が増えてエンジン内部の温度が上昇します。

そのまま走行し続けると、ピストンやシリンダーが熱で変形し、固着して動かなくなる「焼きつき」と呼ばれる深刻なトラブルを引き起こします。

焼きつきが発生すると、エンジンは停止し、車は走行不能になってしまうのです。

この段階まで進行すると、修理では対応できない場合も多く、エンジン本体の交換という高額な処置が必要になります。

2. ホンダ車におけるオイル交換時期の目安

オイル交換時期の目安は、車種や走行環境によって異なります。

ここでは、ホンダ公式が推奨するオイル交換をご紹介します。

(1) 交換目安は「走行距離10,000〜15,000km」または「使用期間1年」

ホンダの一般的なガソリン車では、走行距離が10,000〜15,000kmに達するか、使用開始から1年が経過した時点が交換目安とされています(参照:メンテナンスに関するよくある質問丨ホンダ)。

この目安は、通勤や買い物などの日常的な使い方を想定しています。

(2) 車種や走行環境によって交換目安は異なる

オイル交換のタイミングは、車の種類や走行環境によって変わってきます。

とくにターボ車や、シビアコンディションでの走行が多い場合は、オイルにかかる負担が大きいため、より短いサイクルでの交換が必要です。

ターボ車の場合:走行距離5,000km、または6カ月ごと
シビアコンディションの走行が多い場合:走行距離5,000〜7,500km(ターボ車は2,500km)、または6カ月ごと

以下のような走行が、総走行距離の約30%以上を占めている場合、シビアコンディションに該当します。

シビアコンディションの条件
・未舗装路での頻繁な走行
・走行距離が多い・山道、登降坂路での走行が多い
・短距離走行の繰返し
・外気温が氷点下以下の続くところでの使用
・アイドリングや低速走行での頻繁使用
・牽引車としての使用
参照:メンテナンスに関するよくある質問丨ホンダ

なお、ハイブリッド車は、基本的にガソリン車と同じサイクルでオイル交換します。

(3) オイルフィルターは2回につき1回交換

オイルフィルターの交換は、オイル交換2回につき1回が目安です。

オイルフィルターは、エンジン内を循環するオイルが取り込んだスラッジや金属粉などの不純物をろ過する役割を担っています。ただし、オイルフィルターは使い続けることで汚れが蓄積し、ろ過機能が徐々に低下していくのです。

そのまま放置していると、不純物を含んだままのオイルがエンジン内を循環し、部品の摩耗や性能低下につながってしまう恐れがあります。

そのためエンジン内部をクリーンに保つためには、オイルだけでなく、オイルフィルターの状態も非常に重要です。

オイルフィルターについては、以下の記事で解説していますので、詳細はこちらをご覧ください。

3. 業者別のオイル交換の料金とサービス比較

オイル交換している様子(イメージ)

オイル交換は、どこに依頼するかによって料金やサービス内容が大きく変わります。

ディーラーに限らず、ガソリンスタンドや整備工場、カー用品店などさまざまな選択肢があるため、それぞれの特徴を理解して、自分に合った業者を選びましょう。

(1) ホンダディーラーの料金やサービス

ホンダカーズなどの正規ディーラーに依頼する場合、料金の目安は4,000〜8,000円程度です。

オイル交換に使用されるのは、各車種のエンジン性能に合わせて設計されたホンダ純正のオイルです。粘度や成分が最適に調整されており、エンジン本来の性能を発揮しやすくなります。

また、作業を担当するのはホンダ車に精通した整備士のため、技術面や対応の丁寧さでも安心感があります。料金面ではやや割高になる傾向がありますが、純正オイルの信頼性や施工品質を重視する人には有力な選択肢です。

なお、「定期点検パック」に加入していれば、法定点検やオイル交換をお得にまとめて受けられるため、交換時期の管理が苦手な人にもおすすめです。

(2) ガソリンスタンド、整備工場、カー用品店との違い

ディーラー以外にも、オイル交換を依頼できる業者は複数あります。業者によって、費用やオイルの種類が異なるため、価格と品質のバランスを見ながら選ぶことが大切です。

① ガソリンスタンド

ガソリンスタンドは、給油ついでにオイル交換できる手軽さが大きな魅力です。

予約不要の店舗も多く、隙間時間で済ませたい人にとっては便利な選択肢といえます。

ただし、スタッフの技術や知識には差があるため、使用するオイルの種類や粘度、工賃の有無などは事前に確認しておくのが安心です。

② 整備工場

地域密着型の整備工場では、柔軟な対応や丁寧な説明が期待できます。整備士と直接話ができるため、信頼関係を築きやすくなります。

価格には幅がありますが、ディーラーより安価に済むケースが多いでしょう。ただし、技術力やオイルの品質には差があるため、事前に口コミや評判をチェックしておくことをおすすめします。

③ カー用品店

カー用品店は、オイルの種類や粘度、グレードの選択肢の豊富さが大きな特徴です。そのため、車種や使用環境に合わせて、最適なオイルを選びやすくなっています。

交換費用も比較的リーズナブルなため、コストパフォーマンスを重視したい人にも人気です。粘度やグレードの違いがわからない場合でも、店頭のスタッフに相談すれば丁寧に説明してもらえるので安心です。

4. ホンダ車のオイル交換料金を安くおさえる方法3選

オイル交換は定期的なメンテナンスになるため、できるだけ費用を抑えたいと考える人は多いでしょう。

ここでは、オイル交換を安く抑える具体的な方法を3つご紹介します。

(1) 定期点検パックに加入する

ホンダの正規ディーラーでオイル交換を予定しているなら、「定期点検パック」への加入を検討するのがおすすめです。

このパックは、定期点検やオイル交換などをセットにしたメンテナンスプランになります。個別に依頼するよりも、総額を抑えられるのが特徴です。納車後の初回点検や法定点検も含まれているため、費用面だけでなく管理面でも安心感があります。

(2) 複数の業者の料金やサービスを比較する

オイル交換の費用を抑えたいなら、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較することが大切です。

ただし、「安い=お得」とは限りません。価格だけで決めると、サービスの質や安全性に不安が残ることもあります。そのため、以下の3つの視点を持って比較・検討しましょう。

① 技術力

オイルの種類や量を間違えると、エンジンに悪影響を与えてしまいます。

「この車種にはどのオイルが合いますか?」といった質問に、スタッフが丁寧かつ的確に答えられるかどうかをチェックしてみましょう。

説明があいまいだったり、即答できなかったりする場合は、依頼するか慎重に判断してください。

② 信頼性

国家資格を持つ整備士が在籍しているか、交換後のフォロー体制があるかも重要な判断基準です。

また、実際に利用した人の口コミやレビューも参考になります。ただし、1件の評価だけで判断せず、複数のレビューを総合的に判断することが大切です。

③ 価格の妥当性

相場より極端に安い業者には注意が必要です。オイルの品質が悪かったり、最低限の交換作業だったりする可能性もあります。

見積もり時には、「工賃が含まれているか」「フィルター交換は別料金か」など、費用の内訳をこまかく確認しましょう。

(3) 自分でオイル交換する

必要な道具と基本的な知識があれば、オイル交換はDIYでも対応可能です。

DIYなら工賃がかからないため、長期的に見れば費用をかなり節約できます。

また、自分でオイルの粘度・グレード・ブランドを選べるため、車へのこだわりが強い人にはとくに魅力的な方法です。

ただし、車種ごとにオイル量やドレンボルトの位置などは異なるため、不安がある場合は無理せず業者に依頼しましょう。

オイル交換の方法など、くわしくは下記の記事で解説しています。

5. オイル交換に関してよくある質問

エンジンルーム(イメージ)

オイル交換については、初めての人ほど疑問や不安を感じやすいものです。

ここでは、とくに問い合わせの多い3つの質問にお答えします。

(1) ホンダ純正オイルと社外品の違いは?

オイル交換する際、多くの人が「純正オイル」と「社外品オイル」のどちらを選ぶか迷われます。それぞれにメリット・デメリットがあり、選び方は車の使い方や目的によって変わってきます。

① 純正エンジンオイルとは

ホンダ純正オイルは、各車種のエンジン特性に合わせてホンダが専用開発・認証した製品です。

使用することで、エンジン本来の性能(出力・燃費・耐久性)を安定して発揮できるよう設計されています。

また、万が一のトラブル時にも「純正オイルの使用」が保証対象になるケースが多く、メーカー保証との相性も問題ありません。

ただし、高性能グレードや低価格帯のラインナップは少なめで、粘度や性能をこまかく選びたい場合は選択肢が限られます。

② 社外品エンジンオイルとは

社外品は、オイルメーカーが独自に開発・販売している製品です。

粘度・添加剤・グレード・価格帯などの選択肢が豊富で、走行距離や季節、使用環境に応じて最適なオイルを選べるのが強みです。

たとえば、以下のような用途に応じてカスタマイズしたい人に適しています。

・高温走行向けのスポーツタイプ
・燃費重視の低粘度タイプ
・長寿命・長距離走行向けタイプ

ただし、選ぶ際はAPI・SAEなどの規格を確認し、ホンダ車に適合しているかどうかをチェックする必要があります。

(2) オイル交換を依頼する際は予約が必要?

オイル交換を依頼する際は、予約しておくのがおすすめです。

とくにディーラーや整備工場では、土日や連休前後などは予約が埋まりやすく、当日対応が難しいケースもあります。

ガソリンスタンドやカー用品店であれば、当日受付が可能な店舗もありますが、混雑状況によっては長時間待たされることもあります。

待ち時間を避け、スムーズに作業を受けたい人は、ネットや電話で予約しましょう。

(3) ホンダディーラーでオイル交換を半額で受けられる?

以前は「ホンダトータルケア」の会員向けに、オイル交換が半額になるサービスが提供されていましたが、この特典は終了しています。

ただし、ディーラーによっては独自にキャンペーンや割引サービスを実施していることもあります。たとえば、「新規来店でオイル交換割引」といったケースもあるため、事前に最寄りのディーラーへ確認しておくとよいでしょう。

6. オイル交換に関することは、グーネットピットにお任せください

オイル交換は、エンジン性能を維持し、愛車を良好な状態で長く乗り続けるために欠かせないメンテナンスです。定期的に交換することで、思わぬ故障や高額な修理費用を防ぐことにつながります。

とはいえ、「どの店舗に依頼すれば安心?」「料金はどこが安い?」と迷ってしまう人は多いのではないでしょうか。

そんなときに便利なのが、お近くの整備工場を簡単に検索できるグーネットピットです。

オイル交換だけでなく、車検やパーツ取り付け、法定点検など幅広い整備に対応しているため、今後のカーライフをすべて任せられる頼もしいサービスです。

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