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オイル交換
更新日:2025.07.15 / 掲載日:2025.07.15

ダイハツ車のオイル交換時期の目安は?料金や依頼先の選び方まで徹底解説

エンジンオイルの交換は、車のコンディションを維持し、エンジンの寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスです。

劣化したオイルは、潤滑や冷却などの本来の働きが弱まり、燃費の悪化やトラブル、最悪の場合はエンジンの故障につながります。

そこでこの記事では、ダイハツ車におけるオイル交換の目安や費用相場、依頼先の選び方などを網羅して解説しています。初めての人でも安心して判断できるよう、よくある疑問も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

1. ダイハツ車におけるオイル交換時期の目安

ダイハツ タフト(イメージ)

ダイハツ車に限らず、エンジンオイルは車のコンディションを保つうえで非常に大切な消耗品です。

交換のタイミングが遅れると、燃費の悪化やエンジントラブルにつながるため、定期的にオイル交換する必要があります。

ここでは、ダイハツ公式が推奨する交換時期をベースに、車種や走行環境別の具体的な目安をご紹介しましょう。

(1) 目安は「走行距離10,000km」「使用期間6カ月」

ダイハツ公式サイトでは、「走行距離10,000km」または「使用開始から6カ月」のいずれか早いタイミングでの交換が推奨されています(参照:エンジンオイル・オイルフィルター丨DAIHATSU)。

また、オイル交換2回につき1回のペースでオイルフィルターも交換しましょう。

古くなったフィルターを使い続けると、オイルに混ざったスラッジや金属粉がエンジン内に循環し、深刻なエンジントラブルにつながります。

(2) 車種や走行環境によっても異なる

さきほど紹介した目安は、あくまで標準的な使い方を前提としたものです。実際には、車種や走行環境によって、適切な交換時期は異なります。

例えばターボ車の場合「走行距離5,000km」ごとの交換、シビアコンディションの走行が多い場合は「走行距離5,000km(ターボ車は2,500km)」を目安に交換することが推奨されています。

・ターボ車:エンジン内部にかかる熱や負荷が大きくなるため、ノンターボ車よりもオイルの劣化が早い
・シビアコンディション:渋滞、短距離、悪路や登坂路など過酷な走行環境のこと。通常よりオイルの劣化が早い

なお、オイル交換のやりすぎにデメリットはありません。判断に迷う場合は、ディーラーや整備工場に相談してみるとよいでしょう。

2. エンジンオイルとオイルフィルターの役割

オイルとフィルターは、どちらもエンジン性能を保つために欠かせない部品です。オイルとフィルターは一体で機能しており、どちらか一方を交換しても効果は長続きしません。

ここでは、それぞれの役割と定期的な交換が必要な理由を整理してご紹介します。

(1) エンジンオイルの役割

オイルはエンジン内部で金属同士がこすれ合うのを防ぎ、車をスムーズに走らせるうえで欠かせません。ただの潤滑油と思われがちですが、実際にはエンジン内部を守るために以下5つの役割を担っています。

1. 潤滑:金属部品の動きをなめらかにし、摩耗を防ぐ
2. 密封:燃焼室の気密性を高め、出力を安定させる
3. 冷却:燃焼によって発生した熱を吸収し、エンジンの過熱を防ぐ
4. 洗浄:スラッジや金属粉などを取り除き、エンジン内部を清潔に保つ
5. 防錆:金属表面の酸化や腐食を防ぎ、劣化を抑える

これらの役割の効果は、オイルが劣化すると低下していくため、定期的にオイル交換する必要があります。

(2) オイルフィルターの役割

オイルフィルター(オイルエレメント)は、オイルに混ざったスラッジや金属粉などの不純物をろ過し、エンジン内部を清潔に保つ役割があります。

ただし、使い続けると不純物がフィルターに蓄積し、ろ過効果が徐々に落ちていきます。オイル中の汚れが取り除けなくなると、潤滑や冷却といった効果も弱ってしまうのです。

完全に目詰りするとリリーフバルブが作動し、不純物を含んだオイルがそのままエンジン内部を循環し始め、部品の摩耗やエンジン故障の原因になります。

リリーフバルブとは
オイルフィルターが完全に目詰まりした際、オイルの循環を確保するためろ過せずエンジン内部にオイルを流す部品

オイルフィルターの劣化は外観で判断できないため、オイル交換2回につき1回の頻度で交換しておきましょう。

3. オイル交換を怠った場合に起きる不具合

劣化したエンジンオイルは、以下のような不具合の原因になります。

1. 燃費の悪化
2. エンジンの不調や劣化
3. エンジンの焼きつき

これらは車の寿命を縮めるだけでなく、修理費用がかさむ原因になります。

(1) 燃費の悪化

オイルが劣化すると、潤滑作用が弱まり、金属部品の摩擦抵抗が大きくなります。その結果、エンジンを動かすのに余分なエネルギーが必要となり、燃費が悪化します。

さらに、密封作用が低下すると、ピストンとシリンダーの隙間から燃焼ガスが漏れやすくなり、燃焼効率も落ちてしまいます。

(2) エンジンの不調や劣化

オイルは、エンジン内部を循環しながらスラッジや金属粉などの不純物を取り込んでいます。

オイル交換せず使い続けると、これらの汚れがフィルターに蓄積し、目詰まりの原因になります。完全に目詰まりすると、不純物を含んだオイルがそのまま循環し、潤滑や冷却効果を発揮できなくなるのです。

その結果、摩擦が増えて部品が傷み、異音や振動の発生につながります。修理では対応できずに、交換が必要になる恐れもあります。

(3) エンジンの焼きつき

潤滑や冷却効果が低下すると、エンジン内部の摩擦が増え、温度が急上昇します。

その状態が続くと、ピストンやシリンダーが熱で溶けて固着し、くっついたまま動かなくなる「焼きつき」が発生します。

焼きつきを起こすと走行不能になり、エンジンの修理や本体の交換が必要になります。

4. ダイハツ車に使えるオイルの種類と選び方

新品のオイルを充填している様子(イメージ)

ダイハツ車に使えるオイルは、純正品と社外品の2種類に大きく分かれます。それぞれに特徴があり、選び方を間違えるとエンジン性能を十分に引き出せません。

ここでは、両者の違いや選び方のポイントをわかりやすく解説していきます。

(1) 純正品と社外品の違い

純正オイルは信頼性の高さが強みで、社外品は性能や価格の選択肢が豊富です。どちらが最適かは、走行環境や求める性能によって変わってきます。

以下で、それぞれの特徴を具体的に見ていきましょう。

① 純正エンジンオイルについて

純正オイルは、自動車メーカーが車種の性能に合わせて開発・認証した製品です。

ダイハツでは、専用設計されたオイルを使用することで、エンジンの性能や燃費、耐久性を安定させています。

万が一トラブルが起きた際にも「純正品の使用」が無償修理の条件になる場合があるため、この点での安心感は純正オイルならではです。

一方で、純正オイルは社外品オイルに比べてバリエーションが少なく、選択肢の幅は限られます。走行状況や求める性能が明確な場合は、社外品のほうが柔軟に選べるかもしれません。

② 社外品エンジンオイルについて

社外品オイルは、オイルメーカーが独自に開発・販売している製品です。

製品ごとに粘度や添加剤の配合が異なり、燃費性能を重視したタイプや、長距離走行向け、高温耐性に優れたタイプなど選択肢が豊富にそろっています。

価格帯もリーズナブルなものから高性能・高価格帯までそろっているため、予算や目的に応じて選択できます。

(2) エンジンオイルを自分で選ぶ際のポイント3つ

自分でオイル交換する場合や、社外品を選ぶときは、以下のポイント3つが重要です。

1. オイルの粘度

粘度は「5W-30」のように表記されます。前半の数値が低いほど低温時にオイルが柔らかく、後半の数値が高いほど高温時にオイルの粘度が高くなることを示しています。寒冷地や短距離走行が多い車には低粘度、スポーツ走行や高負荷がかかる場面では高粘度を選ぶのが一般的です。

2. ベースオイルの種類

ベースオイルはオイルの原料には、「鉱物油」「部分合成油」「化学合成油」の3種類があります。鉱物油はコスト重視の人向け、部分合成油は価格と性能のバランス型、化学合成油は高性能・高価格で走行性能を重視する人に向いています。

3. オイルのグレード

グレードとは、オイルの品質や性能を示す規格です。たとえばガソリン車では、アメリカ石油協会(API)の定めた「API規格」が使われており、2020年に策定された「SP」が現行の最新基準になります。

軽自動車も、基本的には普通自動車と同じ基準でオイルを選びます。ノンターボ車の場合は、粘度が0W-20もしくは5W-30のオイルが一般的です。

粘度が高すぎると燃費性能が落ちるため、車種ごとの取扱説明書で確認しておくと安心です。

よりくわしい情報は下記の記事で紹介していますので、愛車と運転環境に最適なオイルを選びましょう。

(3) ダイハツ車には「アミックス」がおすすめ

ダイハツ車の性能をしっかり引き出したいなら、純正の「アミックス」がおすすめです。

アミックスは、ダイハツが自社のエンジンに最適化するために独自開発したオイルです。各車両との相性や悪路での耐久性を含む厳格な実車テストを経て設計されており、エンジン性能を100%発揮できるように作られています。

新車出荷時にもこの「アミックス」が採用されているため、オイル交換後も性能を維持したい場合は、同じオイルを使い続けるのが安心です。

とくに、燃費性能やエンジン保護を重視する人には最適な選択肢といえるでしょう。

車種ごとの対応や適合情報については、取扱説明書の記載やダイハツ販売店への確認が必要です。オイル選びに迷ったら、まずはアミックスを基準に検討してみてください。

参照:アクセサリー|ダイハツ

5. オイル交換を業者に依頼する場合

オイル交換は、作業自体の手間だけでなく、廃油の処理や万一のトラブル対応までを考えると、プロの整備業者に任せるのが安心です。

ここでは、依頼するメリットや費用相場、業者選びのポイントを詳しくご紹介します。

(1) 業者にオイル交換を依頼するメリット

業者にオイル交換を依頼する最大のメリットは、確かな知識と技術による安心感です。

プロの整備士は、車種や走行状況に合わせた適切なオイルを選定し、必要な量を正確に充填してくれます。これによりエンジン性能を最大限引き出せるようになります。

また、交換時にはエンジン周辺の状態もチェックしてもらえるため、異常の早期発見につながるのも利点のひとつです。DIYと違い、万が一トラブルが発生した場合でも、保証対象になるケースがあるのは安心材料です。

さらに、次回の交換時期をお知らせしてくれるなど、継続的なサポートを受けられる店舗も増えています。

(2) オイル交換の費用相場

オイル交換の費用は、使用するオイルの種類や店舗のサービス内容によって変わりますが、一般的には3,000〜6,000円(工賃込み)が相場です。

高品質なオイルを使用したり、オイルフィルターを交換したりすると、さらに費用は高くなります。

(3) オイル交換の業者を選ぶときのコツ

オイル交換を依頼する際は、価格だけでなく以下の3つのポイントも確認しておきましょう。

① 技術力

オイル交換は一見シンプルに見えますが、オイルの種類や充填量を誤ると、エンジンに深刻なダメージを与える恐れがあります。

技術力を見極めるには、事前に質問してみるのが効果的です。専門的な問いに対して、わかりやすく説明できるかどうかが判断の目安になります。

② 信頼性

国家資格を持つ整備士が在籍しているか、施工後のアフターサポートが整っているかも重要なチェックポイントです。

公式サイトに掲載された実績や、資格の有無を確認しておくと安心です。口コミも参考になりますが、評価が偏っている場合もあるため、複数のサイトを見て判断しましょう。

③ 価格の妥当性

極端に安い価格を提示する業者は、オイルの品質やサービス内容に不安が残る場合があります。

複数の業者に見積もりを取って比較することで、価格とサービスのバランスが見えてきます。

6. 自分でオイル交換する場合

オイル交換は、必要な知識と道具がそろっていれば、DIYでも交換できます。作業に自信がある人は検討してもよいでしょう。

(1) 自分でオイル交換するメリット

自分でオイル交換するメリットは主に3つあります。

まず、業者に依頼した場合にかかる工賃を節約できる点です。必要な道具さえそろえておけば、ランニングコストを大幅に下げられます。

次に、自分でオイルの銘柄やグレードを自由に選べる点も魅力です。カー用品店やガソリンスタンドでは店頭指定のオイルを使う場合がありますが、DIYなら愛車に最適なオイルを選択できます。

さらに、自ら作業することで車に対する理解が深まり、愛着が増すというメリットもあります。車を手入れする楽しさを感じられる点は、DIYならではのよさといえます。

(2) 自分でオイル交換するときの方法

オイル交換の方法には「上抜き」と「下抜き」の2種類があります。

「上抜き」はレベルゲージの管からホースを差し込み、ポンプで古いオイルを吸い出す方法です。「下抜き」はジャッキで車体を持ち上げ、オイルパンのドレンボルトを外して排出します。

いずれも専用の工具や廃油処理の設備が必要となるため、事前準備をしっかりしておきましょう。また、車種によってオイル容量やドレンボルトの位置も異なるため、取扱説明書で確認することが大切です。

交換時はエンジンが高温だと火傷のリスクや、ジャッキアップなど危険な作業を伴うため安全対策を取りましょう。初めての作業で不安な場合は無理せず、専門業者に依頼することをおすすめします。

オイルやフィルター交換に必要な道具やくわしい手順については、下記にて解説しています。

7. オイル交換に関してよくある質問

ここでは、ダイハツ車のオイル交換に関してよくある質問にお答えします。

(1) ダイハツディーラーに安い日や無料交換はある?

ダイハツのディーラーでは、定期点検の一環として「オイル交換無料サービス」や割引キャンペーンを実施している場合があります。

新車購入時や定期点検パックへの加入で無料交換が付帯するケースもあり、できるだけ費用を抑えたい人にはおすすめです。

ただし、店舗や時期によって内容が異なるため、事前に最寄りのダイハツ販売店へ確認しておきましょう。

(2) エンジンオイルとCVTフルードは同時に交換すべき?

結論から言えば、必ずしも同時交換は必要ありません。

オイルとCVTフルードはそれぞれ役割も劣化スピードも異なるため、基本的には別のタイミングで交換します。

① CVTフルードとは

CVTフルードは、無段変速機(CVT)の内部で金属ベルトの摩擦を減らし、スムーズな変速を支えるオイルです。

オイルがエンジンの保護・冷却・潤滑に使われるのに対し、CVTフルードはCVT内部の潤滑や油圧制御、動力伝達するのが役割です。

オイルと同様、定期的な交換を怠ると、CVTの性能低下や故障につながるため、メーカーが推奨する交換時期を守りましょう。

② 交換目安と費用相場

CVTフルードの交換目安は、走行距離50,000km程度です。

ただし、使用状況や車種によって異なるため、くわしくは車の取扱説明書を確認するか、ダイハツの販売店に問い合わせることをおすすめします。

費用相場は、車種や依頼先によって異なりますが、10,000~20,000円程です。

(3) オイル交換を忘れないためには?

オイル交換忘れを防ぐには、オイル交換シールを活用し、次回の交換タイミングを管理しておくのが効果的です。

前回、整備工場に依頼していた場合は、車内に貼られている可能性があります。スマホのカレンダーやメンテナンス記録アプリを活用すれば、リマインダー通知でうっかり忘れも防ぎやすくなります。

8. オイル交換に関することは、グーネットピットにお任せください

オイル交換は、エンジンの寿命や燃費性能に直結する重要なメンテナンスです。車種や走行環境に合ったタイミングとオイルを選ぶことで、愛車の性能を長く保てます。

「どこで交換すればいいかわからない」「費用やサービスを比較したい」と迷ったら、「グーネットピット」がおすすめです。

全国の整備工場を検索・予約できるほか、知識と経験豊富なスタッフが対応してくれるため、オイル交換はもちろん車全体の相談も気軽にできます。

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グーネットピット編集部

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車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
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