車検・点検・メンテナンス
更新日:2015.04.01 / 掲載日:2015.04.01

車のスモークフィルムの上手な貼り方と古くなったスモークフィルムの剥がし方

スモークフィルムの上手な貼り方と古くなったスモークフィルムの剥がし方goo-net編集チーム

車の窓が透明だと、外から車内が丸見えで、
ちょっと荷物が多いと丸見えですし、
散らかっていると恥ずかしいですよね。

しかも、車内が丸見えだと、恥ずかしいだけではなく、
「防犯」という観点からも、車内が見えてしまうのは問題です。

車を購入する時は必要ないと思ったスモークガラスも、
お子さんの誕生などライフスタイルの変化により、
紫外線防止効果や防犯を考えて、
スモークガラスにしたいという変化が出てくることがありますよね。

しかし、スモークフィルムを貼る作業はとても難しそうだし、
プロに依頼すると費用が高そうだし、
貼るのを失敗すると、空気が目立ってカッコ悪いし…、
迷いますよね。

どうやったらうまくスモークフィルムを貼ることができるのか、
そして、きれいに剥がすことができるのかを紹介していきます。

車のスモークをプロに依頼した場合の価格

スモークフィルムを貼る場合の価格

自分でフィルムを用意しても、施工のみは受けてもらえないことが多く、
ほとんどの場合、料金にフィルム代が含まれているようです。

軽自動車・中型車・大型車と、大きさによって価格は上がっていき、
大型車でも1BOXタイプですと、さらに料金は上がっていきます。

車を預けに行く時間がない場合、
業者によっては、自宅や駐車場まで出張して、
フィルムを貼るサービスをおこなっているところもあるようです。

スモークフィルムを剥がす場合の価格

すでにフィルムが張られているガラスに、再度フィルムを貼り直す場合、
剥がし作業料金がプラスされます。
また、剥がし作業のみの料金を設定している業者は少ないです。

リアに熱線があり、フィルムと一緒に剥がれてしまう危険性や、
剥がした後に糊が残った場合の作業が面倒なことなどの理由からです。

まれに、フィルムの剥がしを専門とする業者がありますが、
そういった危険性も考慮して申し込まないといけないようです。

また、フィルムを剥がすことによって起きる、
リスクを了承してもらえない場合や、
車種によっては、専門店でも断られてしまうようです。

車のスモークの貼り方

自分でおこなう場合では、
業者に頼んだ場合の10分の1程度の費用に抑えることができます。

しかし、自信がなかったり時間が取れない場合は、
業者に依頼した方が、仕上がりもきれいですし、
失敗する心配もないので安心です。

必要な物

・フィルム(ホームセンターで買えます)
・ハサミとカッター
・ゴムへら(フィルムに付属しています)
・スプレーボトルに入れた石鹸水(水1リットルに対して中性洗剤1ml)
・油性ペン(窓の大きさを型取るとき)
・タオル数枚
・ヒートガン(ドライヤー:リアウィンドウに使う)

基本的なスモークの貼り方

1.施工綿のガラスを掃除する。

2.フィルムを窓より少し大きくカットして、
窓に貼っていきます(表と裏を間違わず)。

3.窓とフィルムに石鹸水を吹き付けて密着させます。

4.動かないようにしてまた、窓に合わせて、
カッターで型取りしていく(2~3mm空けるとフィルムが剥がれるのを防ぎます)。

5.フィルムを外し、施工面に石鹸水を吹きつけます。

6.フィルムに石鹸水を吹きつけながら裏面を剥がします。

7.窓にフィルムを貼って、
上から石鹸水を吹き付けます(ゴムへらが滑りやすくなる)。

8.窓が開く場合は、
最初は少し開けてフィルムの上側をゴムへらで貼ります。

9.窓を閉じて、残りの下部分を貼っていきます。

10.窓に密着させたら、
最低でも1日は窓の開け閉めはおこなわないようにしましょう。

リアウィンドウのスモークの貼り方

リアウィンドウは、
スモークフィルムを貼るのがもっとも難しいとされています。

なぜならば、リアガラスは熱線があったり曲面があるので、
フィルムに気泡が入りやすくシワになりやすいからです。

以前は3か所ほどに分割して、一部は重なるように貼っていました。

今でもホームセンターには細いフィルムが売られていますし、
濃い色のフィルムであれば、重なっている部分も目立ちません。
ですが、今の主流は、
熱でフィルムを収縮させてリアガラスの曲面に合わせて貼る「1枚貼り」です。

1.リアウィンドウの外側を掃除して石鹸水を吹きかける。

2.フィルムの裏側は剥がさず、
フィルムの裏側を表にしてガラスに貼りつける。

3.フィルムの位置を合わせてカットする。

4.フィルムの裏と表に石鹸水を吹き付ける。

5.ガラスから浮いた部分をヒートガンで熱風をあて、
ゴムへらをあてながら収縮させてガラスに密着させる(少しずつ収縮させるのがポイント)。

6.ガラスに密着したら、油性ペンで正確な型を取る。

7.フィルムを剥がして型にそって正確にカットする。

8.ガラスの内側のフィルムを貼る面を掃除する。

9.ガラスの施工面に石鹸水を散布し、
フィルムにも散布しながら裏のフィルムを剥がす。

10.フィルムを貼って、
ゴムへらが滑りやすいように表にも石鹸水を吹き付ける。

11.ゴムへらを中心から外側にすべらせながら石鹸水を抜いていき、
ガラスとフィルムを密着させます。

車のスモークの剥がし方

カーフィルムは、貼ってあった年数や粗悪品である場合は、
フィルムを貼がしたあとにガラスにノリがべったりとついて大変です。

業務用のノリ剥がしは、一般には手に入りにくいですから、
ホームセンターで専用のスプレーを購入することになります。

剥がれにくいフィルムは、
ドライヤーで温めながらおこなうと剥がれやすくなります。

また、フィルムは引くのではなく、
持ち上げるようにして剥がすようにしましょう。

残ったノリは、スクレーパーなどで根気よく削り取っていきます。
上手に剥がさないと、次にフィルムを貼るときにきれいに貼れませんので、
DIYするなら覚悟して頑張りましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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