車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29
車検の際に活用できるリビルト品とは
車検の際に活用できるリビルト品とは
車検でもし不具合が見つかった場合、当然ながら検査基準に合致するよう修理、または部品の交換をしなければいけません。車検代に加え更なる出費となるので、頭が痛いところです。経年している車や使用頻度の高い車ですと、より修理代が大きくなる可能性があります。場合によっては買い換えた方が…ということもあるでしょう。そこでご紹介したいのが「リビルト品」です。リビルト品とは何なのか、使用するメリットなどについてお話しします。
自動車の部品は次のように分類できます。
・純正新品…メーカー、車種ごとに用意されている専用の部品。価格は最も高い。
・社外新品…部品メーカーが自社オリジナル品またはコピー品として作られているもの。純正品と同等の品質だが少し価格が安い。
・リビルト部品…使えなくなった部品をリフレッシュし再利用したもの。価格が比較的安い。
・中古部品…使われていた部品。安いが傷や劣化や耐久性などが心配される。
車検など修理工場で修理をすることになると、一般的にはまず純正品を取り寄せられます。しかし、相談することで他の部品での対応ができる可能性があります。
リビルト品とは
前述したように、リビルト品とはいわゆるリサイクル品です。使用済みのパーツを分解し、内外部の洗浄を行い検査が行われます。劣化の激しい部分は交換し、整備をした上で再度組み立てられます。こうして整備し、検査を合格したものだけがリビルト品として出回ります。リビルト品は、ほぼ新品に近いものになっています。リビルト品はエンジンやドライブシャフト、ラジエーター、フロントバンパー、ドア、ランプ、バッテリーなど様々なものがあります。
リビルト品のメリット・デメリット
リビルト品のメリットは、なんといってもコストパフォーマンスです。新品同様であるにも関わらず、価格は新品の半額以下の場合もあります。逆にデメリットとしては、必ず必要な部品がそろっているわけではない、ということが挙げられます。安全性を求められるエアバッグなどは、特にリビルト品はありません。また、新品部品と比べると若干ながら初期不良率が高くなります。リビルト品を有効に活用することで、車検(修理)にかかる費用を大幅に抑えることができます。部品交換と言われた時、一度「リビルト品にできますか?」と尋ねてみるといいでしょう。