カー!といえばグーネットピット

無料整備工場検索&予約アプリ

グーネットピットアプリ

車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車検で押さえておきたい自動車の灯火類の保安基準

車検の検査項目に含まれる灯火類は重要な保安部品として挙げられます。最近では自分で検査をするユーザー車検も一般的になってきていますが、ランプ切れでもない限り、普段なかなか灯火類に気を留めている方は少ないのではないでしょうか。またヘッドライトをより高輝度のタイプへ交換する方も多く見かけますが、車検時に問題にならないためにもカスタマイズする前に灯火類の保安基準を確認しましょう。ここでは、車検を問題なくクリアするための灯火類の保安基準について説明します。

車検に通るかの基準である「保安基準」とは?

車検について調べるとよく保安基準という言葉を耳にするかと思いますが、車検に通るかどうかは国が定めた保安基準により規定されています。正式名称は「道路運送車両の保安基準」といいます。この保安基準に適合する事ができない自動車で公道を走行すると検挙の対象になりますし、そもそも安全性の面からも早急に対処が必要です。自動車の技術面や構造、装置、寸法などが事細かに指定されており、自動車の点検や整備においても全てこの保安基準に沿って実施する必要があります。

参考:
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr7_000007.html

車検で重要になる自動車の灯火類の種類と保安基準

保安基準は自動車の灯火類について厳しい規定がされています。ヘッドライト・スモールライト・ウインカー・フォグランプ(霧灯)・バックランプ・ブレーキランプなどの保安基準について簡単に紹介をしていきます。これらの保安基準を満たさないと車検をクリアする事はできません。

ヘッドライト

色は白色と決まっており、対となる左右で色が違ってはいけません。また、左右対称についているか等の規定があります。他にも車検ではロービームの光軸のずれも検査項目に含まれるので注意が必要です。

スモールライト

色が白色である事、全てが同色である事、夜間に前方300メートル離れたところから確認できる。

ウインカー

色が橙色であり、電球は15W以上、前方または後方100メートル離れたところから確認できる事、点灯回数が毎分60~120回である。

フォグランプ

色が白色または淡黄色で全てが同色である事、左右対称でヘッドライトよりも下である。

バックランプ

色が白色であり、同時に点灯するランプの数は乗員10人未満の車両の場合、1個または2個。

ブレーキランプ

色が赤色であり、電球が15W以上であり、100メートル離れたところから確認できるもの。

2016年に新しくできたその他の灯火類の新ルール

2016年10月に新しく保安基準が改正されました。上記の灯火類ではなく、その他の灯火類に分類されるデイライト(デイタイムランニングランプ)が変更の対象です。デイライトとはフロント部に装着される、他の車両から視認性を高めて事故を減らすための、日中から点灯させるライトになります。このデイライトの保安基準は道路運送車両の保安基準の細目を定める告示〈第一節〉第 124 条の 2(昼間走行灯)により定義されているので、取付を考えている方は改めて保安基準を確認する必要があるでしょう。上記に記載した灯火類の保安基準はほんの一部であり、まだまだ細い規定も多くあります。車検を前にヘッドライトを交換したり、ユーザー車検を考えている方は、事前に自分の車が保安基準に適合しているか、プロの目で診断してもらう事をおすすめします。

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ