車のメンテナンス
更新日:2024.11.08 / 掲載日:2024.11.07
次期日本向けハイエースは現行型継続?それともフルモデルチェンジ!?
商用での使用のみならず、その使い勝手の良さや機能の多彩さから人気の高い商用車ハイエースバン。現行型の200系はデビューから20年近く経過したロングライフモデルとなっている。2019年には海外でとり大型で多彩なモデルバリエーションを持つ300系がデビューし、日本国内ではこの300系をベースとして、ミニバン化された6/8人乗りのグランエースが2019年から販売されている。
新型300系がバンシリーズとして日本に導入されないのは、ひとえにその大きさからだ。ショートボディでも全長が5mを超え、全幅は1.9m強という大型ボディのため、国内ではコストも割高な1ナンバーの普通貨物自動車となってしまう。そんな状況もあり、1ナンバーのスーパーロングボディもあるが、扱いやすく、コストも抑えられる4ナンバー仕様が設定される現行型200系は無くせないというのが現状だ。
その現行型の200系は受注を現在停止しているが、2025年初頭には法規対応の一部改良や新たな特別仕様車の追加で販売を再開する模様だ。そして、次期型はどうなるのか? トヨタでは300系をベースとして、燃料電池自動車MIRAIのシステムを流用したFCEVや3.5LV6ガソリンエンジンをベースとした水素エンジンを搭載したモデルを開発中で市販を目指している。
しかし、次期200系ハイエースの後継モデルは日本向けに開発中で、300系をそのまま販売することはないだろう。300系はベースとなるものの、4ナンバーに対応するナローボディを開発。排出ガス規制の問題から、現行型に搭載されているディーゼルエンジンはドロップする可能性があるが、新開発の1.5L〜2.0Lガソリンエンジンを搭載し、パワーと環境性能、燃費性能を両立させるだろう。さらにはPHEV、FCEVも遅れてラインアップされるはず。デビュー時期が2026年後半と予想。ハイエースの新展開に期待しよう。