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更新日:2022.06.03 / 掲載日:2022.06.03
ホンダ次世代育成プログラム「子どもアイディアコンテスト」応募開始

ホンダは6月1日、同社が主催する次世代育成プログラム「子どもアイディアコンテスト」の応募受付を開始した。応募対象は全国の小学生で、応募期間は2022年6月1日~9月10日となっている。
子どもの「夢」と「創造力」を育みたいという想いで開催 自らの言葉や絵、立体作品で表現


同コンテストは、創業以来「夢」を原動力として歩んできた同社が、「未来を創る子どもたちの『夢』と『創造力』を育みたい」という想いで2002年より開催されている。
小学生を対象に、子どもならではの発想から生まれる「こんなモノがあったらいいな」というアイディアを応募。自らの言葉や絵、立体作品で表現してもらい、「夢を持つこと」「挑戦すること」「創造すること」の大切さや楽しさを応募や審査の過程で体験し、成長の一助になることを目指している。


今年で20回の節目を迎えた同コンテストは、昨年には国内から約1万2千件の応募が寄せられ、累計応募数は約7万5千件にのぼった。海外にも活動の幅を広げており、2005年にタイ、2008年からはベトナムでも開催。これまでグローバルで約430万件ものアイディアが誕生した。
1人につき1台の端末を配布する試験的取り組みも実施 更なるアイディアの創出に繋げる
同コンテストは、教育関連の有識者からも「思考力」「判断力」「表現力」などの育成に役立つのではないかと期待が寄せられていることから、文部科学省の「GIGAスクール構想」を踏まえた試験的取り組みも実施。一部の小学校の協力のもと、児童・生徒1人につき1台の端末を用意し、子どもたちの更なるアイディアの創出や深化に繋げるとしている。
同コンテストの開催に際し、本田技研工業の 倉石誠司 取締役会長は「夢には、人を動かし、社会を変える力があります。来年、創業75周年を迎えるホンダを突き動かし続けているのも、従業員一人ひとりの夢の力です。この20年間で、子どもアイディアコンテストに多くの小学生の皆さんが参加してくださり、中にはその時の経験をもとに、既に社会人として活躍している方々もいることをうれしく思います。先が見えにくいと言われる時代だからこそ、これからを担う子どもたちには、より一層、自らの夢やアイディアを大切に、無限の可能性に挑戦する素晴らしさを体験してほしいと思います。それこそが未来を切り開き、よりよい社会を導く原動力になると信じています」と期待を寄せた。
また、審査員長を務める脳科学者の茂木健一郎氏は「審査を通して、子どもたちの、時代を捉えアイディアに富んだ発表には毎回驚かされています。自ら考えたことや夢を、自身の言葉で表現して発表することは、脳をぐんと成長させてくれます。20回を迎えるこのコンテストは、これからも子どもたちの夢を育んで、明日の世界をつくる素晴らしい場として成長していくと思います」とコメントした。
第20回 子どもアイディアコンテスト 概要
■テーマ:「未来」
未来に“あったらいいな”と思うモノのアイディアを考え、絵に描いて応募
■応募期間:2022年6月1日(水)~9月10日(土)当日消印有効
■応募資格:全国の小学生<低学年の部/1・2・3年生、高学年の部/4・5・6年生>
※1人でもグループでも参加可
■応募方法:専用の応募リーフレットや画用紙などにアイディアのイメージ画と必要事項を記入の上、事務局へ郵送
■最終審査会:1次審査通過者を対象に、2022年12月10日(土)にHondaウエルカムプラザ青山にて開催予定。
■審査員:脳科学者の茂木健一郎さん(審査員長)、カーライフジャーナリストのまるも亜希子さん、ホンダの倉石誠司 取締役会長
■公式サイトURL:https://www.honda.co.jp/philanthropy/ideacontest/index.html