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更新日:2022.04.26 / 掲載日:2022.04.25

【ランボルギーニ ウラカン テクニカ】公道からサーキットまで楽しめる新グレードが登場

文と写真●大音安弘

 ランボルギーニ・ジャパンは、2022年4月22日、東京・六本木にあるランボルギーニ専用施設「ザ ランボルギーニ ラウンジ東京」にて新型車「ランボルギーニ ウラカン テクニカ」のジャパンプレミアを実施した。

公道とサーキットの双方をターゲットにする高性能モデル

ランボルギーニ ウラカン テクニカ

 V10ミッドシップスーパースポーツである「ウラカン」シリーズの最新作「テクニカ」は、2022年4月12日に本国で発表されたばかり。その10日後というスピーディな対応には、依然として、日本市場がランボルギーニとって重要な地域であることを感じさせる。今回の主役であるテクニカは、単なるバージョンアップ版ではなく、公道とサーキットの両方を楽しめる次世代の後輪駆動車を目指し、開発されているという。つまり、オールラウンダーな究極のウラカンといえるわけだ。イタリア語で「技術」を意味する「テクニカ」の名称には、ランボルギーニの最新技術が惜しみなく投入されていることを意味している。そのテクニカのポジションは、同じ後輪駆動車であるウラカンの中で、サーキット指向の強い「STO」とビッグマイナーチェンジモデルとして登場した「EVO」の後輪駆動車「EVO RWD」のちょうど中間に位置するものだという。

 公道とサーキットの両方をターゲットとするモデルだけに、エクステリアもよりアグレッシブなデザインに仕上げられているのも特徴のひとつ。EVOと比べ、全長が拡大されており、より伸びやかなシルエットを構築している。特に印象が異なるのは、前後マスクだ。ブラックのY字デザインを取り入れたフロントバンパーは、よりウラカンのアグレッシブな顔付きを変化させている。もちろん、見た目だけでなく、機能も追加されており、ウラカンシリーズ初となるエアカーテンを採用。フロントからタイヤに空気を送り込むことで、ダウンフォースと冷却を向上。さらにフロントガラスのベース部をブラック化することで、カーボンパーツの存在を想起させ、軽量ボディであることを強調している。

 テールエンドも独自のデザインが加えられており、固定式リヤウィングを装備。この新ウィングは、リヤダウンフォースの向上とドラッグの低減を両立させるだけでなく、後方の視認性能を高めることにも一役買っている。さらに空力面の向上を図るべく、アンダーボディにも新型のエアロディフレクターを採用し、性能向上を図った。またデザイン面では、リヤバンパーとボンネットが新デザインとなり、リヤの造形にも力強さが増している。

 足元の20インチダイヤモンドカットホイールは、ランボルギーニVision GTから着想を得たもので、ブリヂストン製ポテンザスポーツタイヤと組み合わせる。ブレーキシステムも、サーキットでの経験をフィードバックした新たなカーボンセラミックブレーキとなり、特別に設計された冷却ディフレクターとキャリパーダクトを採用することで、放熱性を高め、ブレーキフルードの温度とブレーキペダルの伸びを低減。もちろん、ブレーキバッドの消耗低減にも効果的だ。

ハイパフォーマンスを安心して楽しめる専用セッティング

ランボルギーニ ウラカン テクニカ

 ミッドシップに収まるピュアな自然吸気5.2L V10エンジンは、サーキット指向の「STO」と共通スペックのものを奢った。そのスペックは、最高出力640hp/8,000rpm、最大トルク656Nm/6,500rpmを発揮。トランスミッションは、他のウラカン同様に7速DCTを採用している。乾燥重量が1379㎏に過ぎないため、パワーウェイトレシオは、2.15㎏/hpに。その結果、最高速度は325km/hにも達し、0-100km/h加速もたった3.2秒。200km/hまでも9.1秒で到達してしまうほど。このハイスペックをシーンに合わせ引き出すのが、車両統合制御システム「LDVI」だ。さらにダイレクトなステアリングレシオやトルクベクタリング機能付のリヤホイールステアリング、テクニカ専用チューンに変更されたトランクションコントロール「P-TCS」、テクニカ用サスペンションにより、公道からサーキットまで楽しめ、しかも快適性も損なわれていないオールラウンダーなキャラクターを実現させている。

 コックピットに目を向けてみると、ドアトリムもカーボンファイバー製となり、ドアハンドルが削除され、ドアベルトが備わるなど一見スパルタンな作り。しかし、カーボンファイバー製セミバケットシートの操作性を高めるなど、使いやすさにも配慮されている。スパルタンな雰囲気は、軽量化だけでなく、演出でもあるわけだ。特筆すべきは、テクニカのためにインターフェイスが改良され、より使いやすくなっている点だ。センターのインフォメーションシステムは、スマートフォン接続が可能で、AMZON Alexaにも対応する。またSTOから着想を得たサーキット向けの機能も追加されている。

カタログモデルとしてラインアップされるがオーダーはお早めに

ランボルギーニ ウラカン テクニカ

 注目の価格については、2999万円となる。テクニカは、限定車ではなく、カタログモデルとなるので、誰でもオーダーが可能だ。しかしながら、ランボルギーニは2022年の第1四半期の販売台数が過去最高を記録し、月間生産台数の枠を上回る事態となっている。今後もウラカンの生産は継続されるが、2023年よりハイブリッドモデルの投入が始められ、2024年には全モデルをハイブリッド化する計画だ。ハイブリッドモデルもエンジン車の良さがしっかりと残されたものとなるだろうが、ピュアエンジン車の終焉は迫っている。現在の不安定な世界情勢を鑑みれば、カタログモデルでも即オーダーというのが正解といえる。また今年後半にもウラカンの新モデルの発表が予定されており、これまでの流れを鑑みれば、オープンモデルのテクニカである可能性が非常に高い。こちらを狙う人だけは、待ちとなりそうだ。

ランボルギーニ ウラカンの中古車を探す
  • 支払総額:4218万円
  • 車両本体価格:4150万円
  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2024年
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  • 車検: 検9.1
  • 支払総額:3810万円
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2018年
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2017年
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2017年
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2017年
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  • 車種 : ウラカン
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2014年
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2025年
  • 走行距離 : 775km
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 0.8万km
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2024年
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  • 年式 : 2022年
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  • 年式 : 2016年
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  • 年式 : 2015年
  • 走行距離 : 2.3万km
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2020年
  • 走行距離 : 1.9万km
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  • 車種 : ウラカン
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  • 年式 : 2015年
  • 走行距離 : 0.9万km
  • 車検: なし
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2016年
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  • 年式 : 2023年
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2024年
  • 走行距離 : 233km
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2016年
  • 走行距離 : 1.3万km
  • 車検: 検8.3
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  • 車種 : ウラカン
  • 年式 : 2024年
  • 走行距離 : 107km
  • 車検: 検9.7
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大音安弘(おおと やすひろ)

ライタープロフィール

大音安弘(おおと やすひろ)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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