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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.20
新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペ発表 予約受付開始

メルセデス・ベンツ日本は1月20日、「新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」を発表し、正規販売店ネットワークを通じて予約注文の受付を開始した。価格は「GT 4」が13,100,000円で、「GT 53」は17,860,000円となる(消費税込み)。納車は2月頃に予定されている。
ハイパフォーマンスと実用性を両立した、メルセデスAMGのスポーツカー

「メルセデスAMG GT 4 ドアクーペ」は、メルセデスAMG社の独自開発による新たなスポーツカー。ハイパフォーマンスをもちながら、官能的なデザインと広い室内空間で4ドアの利便性を兼ね備えており、実用性も両立したモデル。
新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペでは、改良されたAMG RIDE CONTROL+エアサスペンションを設定し、快適性を高めながらスポーティなドライビングダイナミクスを両立。また、ジェスチャーでさまざまな操作が可能になった「MBUXインテリア・アシスタント」や、最新世代のAMGパフォーマンスステアリングホイールを全モデルに標準装備している。また、ボディカラーには新色「スペクトラルブルー」および「スペクトラルブルーマグノ」が追加された。
「新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」主な特長

改良されたAMG RIDE CONTROL+エアサスペンションを設定*1
従来のマルチチャンバーを備えたAMG RIDE CONTROL+エアサスペンションに、 新たにダンパーの外側に2つの圧力制御バルブを追加。最小減衰力と最大減衰力の特性差を広げ、マップデザインの柔軟性をさらに高めることで、快適性を高める一方で、スポーティなドライビングダイナミクスを両立している。
*1: GT 53に標準装備。GT 43にオプション設定
全モデルにMBUXインテリア・アシスタントを標準装備
手のジェスチャーで様々な操作が可能に。例えば、Vサインでお気に入りの機能のショートカットをメディアディスプレイに表示したり、ルームミラーの下で手を上下させることでリーディングライト、助手席シート上方に手を伸ばしてサーチライトをオン・オフしたりと利便性が向上した。
ホームスクリーン、メディア、ナビゲーション、シート調節では選択項目をハイライトまたは拡大表示することで、より操作しやすくなるよう改良。また、360°カメラシステムの映像を車両の前後左右、俯瞰など任意に切り替えることができるので、駐車の際に便利になっている。
全モデルに最新世代のAMGパフォーマンスステアリングホイールを標準装備
運転しながらの各種メニュー操作が可能な、AMGドライブコントロールスイッチを備えたAMGパフォーマンスステアリングを全モデルに標準装備する。
AMG GTらしさ溢れる、パフォーマンスと高級感を感じさせるデザイン



「メルセデス・AMG GT 4ドアクーペ」は、快適な後席環境や積載性を確保する一方、メルセデスのデザイン基本思想に則って、官能的なスタイリングに仕上げられた。フロントはロングボンネットと二つのパワードームを採用。AMGのトップモデルが纏う、縦にルーバーが入ったAMG専用ラジエターグリルや、流麗な「Aウイング」デザインなど、AMG GTファミリーらしいパフォーマンスを感じさせるデザイン要素が盛り込まれた。
サイドは、サッシュレスウィンドウと後方に向けて大きく傾斜した上下方向に細いウインドスクリーンを採用。4ドアの利便性を持ちながら、クーペのルーフラインも保っている。
インテリアにおける特徴は乗車定員が5人であること、そして高い積載性だ。リアシートは大人が座っても十分な空間を確保。ラゲッジスペース容量は最大で456L、さらにリアシートを格納すると最大1,324Lになるという。
流れるようなデザインでワイドさを強調するインテリアトリムや、2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイなど、基本デザインは最新のメルセデス・ベンツモデルと共有されており、高級感とパフォーマンスを感じさせるデザインとなっている。


GT 43で最高出力367PSを発揮する直列6気筒エンジンを搭載
GT 43とGT 53には、直列6気筒エンジン「M256」と「インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(以下ISG)」を搭載。GT 43は最高出力367PS(270kW)、最大トルク500Nm、GT 53は最高出力435PS(320kW)、最大トルク520Nmを発揮する。
ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された、最高出力21PS(16kW) 、最大トルク250Nmを発生する電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねる。この電気モーターと「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電される。エンジンの低回転時にはその電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現。スターターが従来より高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性が向上している。
アイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を低回転で安定して保つことを可能にし、効率性、快適性と静粛性に寄与する。さらに、このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行う。これにより、シフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジが実現する。
四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」でハイパワーを最適に配分

メルセデスAMGの四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を搭載。前後トルク配分が50(前):50(後)から0(前):100(後)の範囲で可変トルク配分を行い、ハイパワーを四輪へ最適に配分。発進時はもちろん高速走行、ハイスピードコーナリング、そしてコーナーの立ち上がり加速でも安定したドライビングが実現する。
ドライブモードは「GT 43」と「GT 53」で5モード用意され、さまざまな状況に最適な制御を選択することができる。各ドライブモードでは、エンジン、トランスミッション、サスペンション、エグゾースト、ステアリングの制御が変更可能な他、各モードに自動選択される「ベーシック」、 「アドバンスト」、「プロ」、「マスター」の4つのモードがあり、四輪駆動システムやESPの制御を変化させる。
ラインナップ、メーカー希望小売価格
モデル | ステアリング | エンジン | メーカー希望小売価格*3 |
メルセデスAMG GT 43 4MATIC+ (ISG*2搭載モデル) |
左/右 |
3.0L、直6 直噴ターボ
|
¥13,100,000 |
メルセデスAMG GT 53 4MATIC+ (ISG*2搭載モデル) |
左/右 | ¥17,860,000 |
*2: ISGはIntegrated Starter Generatorの略称です。
*3: 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を 含まない車両本体価格です。また、「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。 メーカー希望小売価格は参考価格です。販売店が価格は独自に定めておりますので、詳しくは各販売店にお問い合わせ下さい。