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更新日:2021.12.08 / 掲載日:2021.12.08
新型アウトランダーPHEVモデルに緊急時通報システムを搭載

三菱自動車は、12月16日(木)に発売するクロスオーバーSUV『アウトランダー』PHEVモデルのコネクティッドサービス(MITSUBISHI CONNECT)に、緊急時通報システム「SOSコール(エアバッグ展開時自動通報機能付)」を搭載する。
事故や急病時の通報をサポートする「SOSコール」

SOSコール(エアバッグ展開時自動通報機能付)1は、危険を感じた時や急な体調不良の際に室内の「SOSコール」ボタンを押すことでヘルプネットオペレーションセンターにつながり、警察や消防への連携をサポートするもの。また、万が一の事故発生時には、エアバッグ展開と連動して自動通報し、救助が必要と判断された場合は、車両情報に基づいて迅速に緊急車両などの出動要請を行う。それに加えて、ドクターヘリなどの早期出動判断につなげるD-Call Net2にも対応する。
【D-Call Netとは】
D-Call Netは、一般的にAACN(Advanced Automatic Collision Notification)と呼ばれる、車両のコネクティッド技術を活用した救急自動通報システムの一つ。交通事故発生時に、車両のデータを国内の事故データ約280万件をベースとしたアルゴリズムに基づき自動で分析。死亡重傷確率を推定し、このデータを全国724か所の全消防本部と全国で43道府県・52機・61病院の協力病院*3に通報、ドクターヘリやドクターカーの早期出動判断につなげ、事故発生から治療開始までの時間を短縮し、交通事故での救命率向上を目指す。
*1:SOSコールは(株)日本緊急通報サービスが提供しているヘルプネットサービスです。また、「MITSUBISHI CONNECT」の「基本パッケージ」への加入が必要です。
*2:D-Call Netは、認定NPO法人の救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)の登録商標です。ドクターヘリは場所、時間帯、天候などによって出動できない場合があります。
*3:2021年11月現在
「SOSコール」サービスの仕組みと流れ

車両のエアバッグ連動による自動発報、または簡単な操作でヘルプネットオペレーションセンターに通報が入る。センターで通報者と会話、状況を確認し、必要に応じて消防・警察に連絡が行われる。会話と同時にデータも送信され、発生場所、車両情報などを迅速に伝達する。そして正確な位置情報・車両情報により、救急車・パトカーが素早く現場に到着するという流れだ。(ヘルプネットオペレーションセンターから消防本部やドクターヘリ基地病院に死亡重症率を連絡。必要に応じてドクターヘリも出動する)
三菱 アウトランダーPHEV 2021年12月 発売モデル
EV派生型の「プラグインハイブリッドEVシステム」を搭載した「アウトランダーPHEV」。「i‐MiEV」で培ったEV技術、「ランサーエボリューション」で鍛えた4WD技術、「パジェロ」で築いたSUVのノウハウを結集した、画期的な「自分で発電する電気自動車」であり、SUVタイプとして世界初のプラグインハイブリッド車となる。
今回、フルモデルチェンジを行った。ラインアップは、運転支援技術と予防安全技術を備えたベーシックな「M」(5人乗り)、20インチホイールやコネクティッド機能など充実装備の「G」(5人乗り/7人乗り)、上質な内外装とBOSEプレミアムサウンドシステムなどを標準装備した上級仕様の「P」(7人乗り)を設定。電動車としての魅力をいっそう高めるためPHEVコンポーネントを刷新し、EV航続距離を延長、EVらしい加速感を向上させた。また、駆動用バッテリーは、総電力量を20kWhと大容量化し、EV走行換算距離(等価EVレンジ)を87km(WLTCモード)とすることで、エアコンなどを使用した場合でも十分な航続距離を確保、併せて充電頻度の低減にも貢献している。さらに、前後それぞれに1基ずつ駆動用モーターを搭載するツインモーター4WDをベースとした車両運動統合制御システムS‐AWCに、新たに後輪側にもブレーキAYC機能を追加した。
エクステリアは、「DYNAMIC SHIELD(ダイナミック・シールド)」を新世代化させ、存在感のあるフロントデザインとした。また、サイドでは20インチの大径ホイール、それを包み込む筋肉質なフェンダーフレアを採用し、飛行機の垂直尾翼をモチーフとしたDピラーとフローティングルーフによって、力強く軽快な走りをイメージさせる。リヤでは六角形の形状をもつテールゲートと、水平基調でボディの左右両端まで広がるテールランプなどにより、ワイドで安定感のあるスタイリングとしている。
インテリアでは、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形のインストルメントパネル「HORIZONTAL AXIS(ホリゾンタル・アクシス)」を進化させて採用し、芯が通った力強さと開放感を表現。また、触感がよく質感の高いソフトパッドを随所に採用したほか、ステッチをあしらうなど上質感にもこだわった。
ボディカラーは、硬質で高輝度かつ鮮明なダイヤモンドカラーシリーズとして、「ホワイトダイヤモンド」、「レッドダイヤモンド」、新たに追加する「ブラックダイヤモンド」の3色を中心に全10色設定。