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更新日:2021.04.01 / 掲載日:2021.04.01
マセラティ 新型MC20がレッド・ドット・デザイン賞のプロダクトデザイン2021部門で受賞

レッド・ドット・デザイン賞の2021プロダクトデザイン部門にて「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞した新型MC20
マセラティは3月31日、同社の新型スポーツカー・MC20がレッド・ドット・デザイン賞の2021プロダクトデザイン部門にて「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞したと発表した。
同賞は1955年に設立された、世界的に最も権威あるデザインに関する賞の一つで、ドイツ・エッセンを拠点とするノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催。
プロダクトデザイン部門は51カテゴリーに分けられ、主に工業製品を対象に、デザインの革新性、機能性、耐久性、人間工学など9つの基準から審査される。
ダヴィデ・グラッソCEO「ブランドの歴史における新たな時代の幕開けとなるモデル」

マセラティのダヴィデ・グラッソCEOは受賞に寄せて、「私たちは、マセラティの新時代を告げるクルマとして、未来に記憶されるようなクルマを開発することを目標としてMC20の開発に力を注いできた。そして、MC20でその目標を達成できた」とコメント。さらに、設立以来変わらぬ革新性、情熱という原動力、ユニークなデザインによって同ブランドがその価値を形成してきたと前置きし「新型MC20は、これらの価値をすべて体現しており、ブランドの歴史における新たな時代の幕開けとなるモデルだ」とニューモデルの快挙を称えた。
また、同ブランドのデザイン部門の責任者であるクラウス・ブッセは、「私たちチームは、このユニークなプロジェクトに尽力したことで、マセラティの歴史に新たな章を開くクルマを生み出した。この仕事が評価され、誰もが憧れる栄誉を受けたことを光栄に思う」と快挙を喜んだ。
エレガンスとスポーツ性を兼ね備え、“真のマスターピース”と言われるMC20

マセラティ・MC20
MC20はイタリア・トリノのチェントロ・スティーレ・マセラティ(マセラティ デザイン・センター)がデザインを手掛け、マセラティ・イノベーション・ラボで開発、歴史あるモデナ工場で製造された「メイド・イン・イタリー」と呼ぶにふさわしい一台。同ブランドにおいて、エレガンスとスポーツ性を兼ね備えた“真のマスターピース”と位置付けられており、2020年9月に初公開されて以来、そのハイパフォーマンスぶりや独創的なデザインが話題となっている。
構想、開発、設計、製造のすべてをマセラティが行い、F1エンジンに由来するプレチャンバー燃焼技術を採用したV6ネットゥーノエンジンを搭載。最高出力630ps、0-100km/h加速は2.9秒以下、最高速度は325km/h以上を実現した。
マセラティの考えるスピードを純粋なまでに表現したというエクステリアは、洗練されたエアロダイナミクスと独特のラインを併せ持つ。強烈なインパクトを持つバタフライドアは人間工学に基づいて設計され、キャビンへの最適な出入りを可能とした。