車のニュース
更新日:2021.03.22 / 掲載日:2021.03.22
日産 四万十市と「電気自動車を活用したまちづくりに関する連携協定」締結

災害発生時の「日産リーフ」からの電力供給イメージ図
日産は3月3日、同社ならびに高知県内に拠点を置く同社の販売会社2社と四万十市(高知県、市長:中平正宏)が、「電気自動車を活用したまちづくりに関する連携協定」を締結したと発表した。
同協定は、電気自動車の普及を促進することにより、温室効果ガスの削減、災害対策の強化、観光の活性化を目的としたもの。
地震災害等による大規模停電が発生した際には、市が指定する避難所等において、日産の販売会社である日産サティオ高知、高知日産プリンス販売より電気自動車(EV)「日産リーフ」が貸与される。
全国で85件目の協定締結
今回の協定締結は全国で85件目となり、四国地方で2件目の締結。同社が2018年5月に開始した日本電動化アクション『ブルー・スイッチ』活動としては114件目の取り組みとなる。
四万十市は日本最後の清流として知られる四万十川を有し、その四万十川流域特有の景観は文化庁の「重要文化的景観」に選定されるなど、四季折々の大自然や景勝に恵まれている。 また、その豊かな地域資源を生かした産業振興を行うことにより、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行い、SDGsを推進。そして、東北地方太平洋沖地震から得られた教訓と知見をもとに、市民の「命を守る」ことを基本とした、防災・減災対策にも積極的に取り組んでいる。
同協定により、同市は温室効果ガスの削減対策として、EVの普及促進に取り組むほか、EVで旅行しやすい場所として同市の観光地を広報し、環境に配慮した観光の活性化を図る。また、同社は災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所に「日産リーフ」を無償で貸与。災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命及び身体の安全を守る。そして4者はイベント開催等を通して協力し、市民へ環境教育や防災への意識向上を行う。