輸入車
更新日:2019.12.31 / 掲載日:2019.12.31

ロサンゼルス・オートショー 2019【グーワールド コラム/イベント】

マスタングの派生でありながら、SUVでEV専用というまさかのモデル「マスタング マッハE」。時代が急速に変わっていることを感じさせるニューモデルだ。

文と写真●工藤貴宏
(掲載されている内容はグーワールド本誌2020年2月号の内容です)


 11月中旬にアメリカ西海岸のカリフォルニアで開催された「LAオートショー」で目立っていたのは、やはり電気自動車など環境にやさしいとされるクルマたちだった。
 フォードがスポーツカー「マスタング」の派生モデルとなるSUVの電気自動車「マスタング マッハE」を世界初公開。トヨタは燃料電池車の新型「MIRAI」の新型を北米発表したほか、RAV4のプラグインハイブリッドを世界初披露した。またアウディは市販予定の電気自動車「eトロン・スポーツバック」、フォルクスワーゲンは数年後の市販につながりそうな電気自動車のコンセプトカー「ID.スペース ビジョン」を世界初公開。
 かつてクルマの排出ガスによる深刻な大気汚染に悩まされたカリフォルニアは全米では珍しく環境保護政策に力を入れている州で、エコカーが多く公開されたのは当然の成り行きといえるだろう。
 しかし、そんなカリフォルニアは世界でもっとも大きなスポーツカーマーケットでもある。だからシボレーがミッドシップ化で話題の「コルベット」のコンバーチブル、レクサスは「LC500」のオープンモデル、BMWが「M8グランクーペ」や「M2」の最速モデル「CS」、アウディは600馬力を誇る「RS Q8」など燃費なんか気にしない華やかなスポーツモデルも多数お披露目された。さらには、アメリカらしくピックアップトラックが会場で「多勢」だったのも、あまり報道されない真実である。
 環境も大切だけど、やっぱりスポーツカーもハイパワーエンジンのピックアップトラックも好き。そんな本音と建前が見え隠れしていたのは、気のせいではないだろう。

ミッドシップ化することで、よりハイレベルな走行性能と美しいプロポーションを手に入れた新型「コルベット」。LAオートショーではコンバーチブルを初披露。

急速に電気自動車化へとスイッチしているフォルクスワーゲンは、EVのコンセプトモデル「ID.スペース ビジョン」をお披露目。航続距離は最大590kmで2021年後半に発売予定。

市販予定のアウディ「eトロン スポーツバック」。大型クーペのような電気自動車で、Bピラーより前の形状は先行して発売している「eトロン」と同じデザインだ。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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