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更新日:2019.11.19 / 掲載日:2019.10.11
HONDA 新型フリード詳報 10月にマイナーチェンジ!
2016年に登場して以来、手軽に便利に使えるコンパクトミニバンとして高い人気を集めるホンダ・フリード。この10月に3年目のマイナーチェンジを実施することになった。
クロススター
新たに設定されたクロススターは、クロスオーバーテイストを加えて専用デザインされた新設定グレード。
アウトドアを好むアクティブファミリーの獲得を狙って投入される格好だ。
専用意匠のフロントグリルやフロントロアスポイラーなどでフロントマスクデザインを変更した。
ほか、ルーフレールや専用アルミホイールなども装着されている。
基本デザインは標準車と共通だが、クロススターは専用ローズウッドパネルに織物/プライムスムースコンビ地シートが組み合わされ、標準車と差別化。
ロングドライブもこなせるサードシートや多彩なシートアレンジなど、フリードが持つユーティリティや居住快適性は従来通り。
標準車
標準車も、フロントグリルとフロントバンパーの意匠変更により、アグレッシュブなデザインにイメージチェンジ。
アルミホイールカラーも変更されている。
搭載エンジンは、改良で燃焼改善が図られた最新ユニットに変更。詳細スペックは不明だが、主に燃費性能の向上が期待できそうだ。
ホンダセンシングは 全グレードに標準化へ
4.3m弱の全長はコンパクト2BOXとほぼ同等。そこに6名乗車まで無理なく対応できる3列シートを実現している。コンパクト1BOX型ミニバンとして唯一無二の存在であるフリードの特徴は、今回のマイナーチェンジでも一切変わっていない。
変更点のひとつはエンジンだ。排気バルブにナトリウム封入型を採用したことや、吸気ポートを強タンブル型へ形状変更、さらに低摺動抵抗化の改良が加えられている。実燃費の向上も大いに期待でき、特に燃料冷却頻度が高くなる高負荷域が続く状況での燃費の改善が期待できそうだ。
シャシー関連は基本的には従来型を踏襲しているが、パワステ制御の操舵収束性向上や、フットブレーキのエンブレ協調制御の改善など、操りやすく安心感の高い運転感覚を中心にした改良が加えられている。
ホンダセンシングも全グレードに標準装備になったほか、機能面もアップグレード。ACCは約30km/h以上で作動する高速型のままだが加減速制御が改良された。他にも標識認識性能向上や新たに後方誤発進抑制機能が加えられている。
また走行機能関連の熟成に加え、車種構成も大きく変化。新たにアウトドアレジャー感覚を強化した、クロススターが追加される。
クロススターには専用デザインのラジエターグリルやスキッドプレートを模したリップ、埋め込み型のルーフレールなどの専用意匠が加わり、外観にクロスオーバー的なイメージが与えられた。ただ、シャシーは標準系と共通のため、アプローチアングルはほとんど変わらない。悪路適性は標準系と同等と考えていい。それゆえSUV用途には不適なのだが、イメージ上のファミリー/レジャーのバランス点はかなり変わった。レジャー用途も考慮しているけど、ファミリーカーのイメージが強すぎると悩んでいたユーザーには、クロススターのエクステリアはちょうどいい。フリードの多用途車の側面を強調したモデルなのだ。
フリードの魅力を引き出す 純正アクセサリーも同時発売
ホンダアクセスから、フリードをより個性的に仕上げる純正アクセサリーも発売される。紹介するデモカーは、クロススターをベースにアクティブ仕様に仕上げられた1台。クロススターの純正仕様とは雰囲気が大きく変わっていることが分かってもらえるのではないだろうか?