中古車購入
更新日:2019.06.21 / 掲載日:2018.12.19

トヨタアルファードハイブリッドの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

トヨタアルファードハイブリッドの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

アルファードハイブリッドは、トヨタのフラッグシップミニバンアルファード」の誕生から約1年後に独自のハイブリッドシステムを搭載する派生モデルとして2003年7月に誕生しました。

販売チャネルの異なる「ヴェルファイアハイブリッド」とは、基本的に外観の意匠以外は共通となる兄弟車にあたります。

また、ガソリンエンジン搭載モデルとも差別化が図られ、重厚なスタイリングの中にも未来的な先進性を感じる専用のフロントグリルやフロントバンパー、ヘッドランプ、LEDリヤコンビネーションランプの採用など、先進のハイブリッドシステムを搭載する最高級ミニバンに相応しい佇まいが特徴的なモデルです。

高効率2.4L 直列4気筒エンジン+ハイブリッドシステム「THS-C(TOYOTA Hybrid System-CVT)」のパワートレインを搭載し、既に「エスティマハイブリッド」で評価の高い電気式4輪駆動システム「E-Four」との組み合わせとなり、スムーズで力強い加速性能とシーンを選ばない優れた走行安定性能、卓越した省燃費性能を実現しています。

両側パワースライドドアやパワーバックドアの採用をはじめ、奥行きのあるピュアな音楽を奏でる高級オーディオシステムやリヤエンターテインメントシステムの設定に加え、レーダークルーズコントロールやブラインドコーナーセンサー&バックガイドモニターなど、充実した安全・快適装備にも大いに注目が集まりました。

その後もハイブリッドシステムを「リダクション機構付THS II」へ置き換え、走行性能や静粛性の向上を図りました。

そして、2015年1月には現行の3代目モデルにフルモデルチェンジされ、「豪華・勇壮」をテーマにデザインされました。ロアグリルを一体となった圧倒的な存在感を放つ大型メッキグリルを配したフロントマスクなど、華やかさの中にもアグレッシブでパワフルな個性を備える1台です。

パワーユニットも一新され、モーターのみのEVドライブモードやエコドライブに貢献するエコドライブモードの2モードを備える、高効率2.5Lハイブリッドシステムを搭載しています。発進加速から高速道路の追い越しまで、重量のあるボディをスムーズ&パワフルに走らせるポテンシャルの高さ&優れた環境性能・省燃費性能が大きな魅力と言えるでしょう。

ここではアルファードハイブリッドの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。 

アルファードハイブリッドの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

アルファードハイブリッドの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

3代目 トヨタ アルファードハイブリッド 30系(2015年~)の主なグレードの特徴

ここでは2015年にフルモデルチェンジを受けた現行モデルを取り上げます。 

・ハイブリッドX
全グレード共通してアトキンソンサイクル2.5L DOHCエンジン+ハイブリッドシステム「THS II」が搭載されます。駆動方式は電気式4輪駆動システム「E-four」のみの設定となります。また、本グレードのみ7人乗りと8人乗りモデルが用意されます。

ベーシックグレードながら、Toyota Safety Sense(プリクラッシュセーフティ+レーントレーシングアシスト+レーダークルーズコントロール+ロードサインアシスト+オートマチックハイビーム)やインテリジェントクリアランスソナー、2眼LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプに加え、運転席&助手席SRSエアバッグ+SRSニーエアバッグ(運転席)+運転席&助手席SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンシールドエアバッグ(フロント・セカンド・サードシート)などの充実した安全装備が施されています。

また、ナノイー搭載フルオートエアコンオートや電動格納式リモコンカラードドアミラー、スマートエントリー+プッシュスタート+スマートキー(予約ロック機能付)、ワンタッチスイッチ付両側パワースライドドアなどの快適装備が搭載されます。
シート表皮はファブリック仕様となります。
足回りは16インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。

・ハイブリッドG
「X」グレードに対して、後席用サンシェードや雨滴感応式オートワイパー、自動防眩ミラーをはじめ、フロントドアアームレストやドアカーテシーランプに加え、助手席パワーオットマンが追加装備されます。

また、インサイドドアハンドルのメッキ加飾がリヤにも施され、ドアミラーはリバース連動タイプとなり、運転席と助手席にパワー機構+快適温熱シート、大型ハイグレードコンソールボックスが装備されます。

2列目シートは左右が独立したキャプテンシートとなり、シート表皮は質感の高い合成皮革仕様となります。足回りは17インチタイヤ&ハイパークロームメタリック塗装アルミホイールが装着されます。

・ハイブリッドG Fパッケージ
「G」グレードに対して、ステアリングヒーターやリヤ読書灯、パワーバックドア機構が追加され、2列目シートがパワーリクライニング機構やパワーオットマン、快適温熱シート仕様となるエグゼクティブパワーシートが装備される上位グレードです。
シート表皮は本革仕様となります。

また、アウトドアレジャーやビジネスシーンでも重宝する1500Wのアクセサリーコンセントが4個備わります。

・ハイブリッドSR Cパッケージ
エアロパーツが装備される「S」グレードの中でも、装備の充実した上位グレードです。
「G Fパッケージ」グレードの装備にほぼ準じます。
インテリアのフェイシアがメタルブラウンウッドからメタルウッドへ変更されます。

・ハイブリッド エグゼクティブラウンジS
「SR Cパッケージ」グレードに対して、アダプティブハイビームシステムが追加装備され、カメラ&ヒーター機能ドアミラー、3眼LEDヘッドランプやLEDシーケンシャルターンランプ、LEDコーナリングランプ、デジタルインナーミラーなどの安全装備が施されます。

また、フロントドアガラスやスライドドアガラスが高遮音性タイプとなり、併せて各UVカット機能がスーパーUV機能へとグレードアップされます。

ほかにも専用オプティトロンメーターをはじめ、より豪華で機能の充実した2列目エグゼクティブラウンジシートに加え、T-Connect SDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステム、12.1インチリヤシートエンターテインメントシステムが装備され、シート表皮は滑らかな肌触りが特徴のプレミアムナッパレザー仕様となります。

足回りは17インチタイヤ&スパッタリング塗装アルミホイールが装着されます。 

トヨタ アルファードハイブリッド 30系の中古車一覧

アルファードハイブリッドの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

アルファードハイブリッドの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、アルファードハイブリッドの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。

3代目 トヨタ アルファードハイブリッド 30系(2015年~)の燃費・維持費

・AYH30W:2.5L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:19.4km/L
年間ガソリン代:約69,587円(515.4L×135円) ※1
自動車税:年間45,000円 ※2
年間維持費:約114,587円 ※3

ハイブリッドX(2015年1月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

アルファードハイブリッドの中古車価格相場から選ぶ

アルファードハイブリッドの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

アルファードハイブリッドは、押しのあるアグレッシブなフロントマスクや抑揚のある質感の高い外観デザインに加え、ロングドライブでも大人7人が疲れを感じにくい、仕立ての良い寛ぎの室内空間を提供する、トヨタの誇るフラッグシップハイブリッドミニバンであり、比較的安定した中古車価格を維持しています。

また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

アルファードハイブリッドの主なグレード・型式の中古車価格帯

3代目 トヨタ アルファードハイブリッド30系:299~1780万円
AYH30W:298.9~1299万円

G Fパッケージ:367.2~589万円
エグゼクティブラウンジ:438.8~748万円

2015年1月にフルモデルチェンジを受けた3代目モデル では、初年度モデルでは第1回目の車検を迎える時期に入りますが、まだまだ人気の高い車種のため、中古車相場は高値で取引されている傾向にあります。(2018年11月時点)
初年度にあたる2015年式でも、ほとんどの車両が370万円以上のプライスが掲げられ、値落ちが少ないモデルと言えるでしょう。

1000万円以上のプライスが付いている車両は株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメントが手掛けるコンプリートカーであり、フロントシートとリヤシートがフルパーテーションで仕切られ、冷蔵庫や24インチ液晶ディスプレイの装備に加え、リラクゼーションシステムを搭載した豪華なナッパレザーシートとなる、4人乗りの豪華なVIP仕様モデルとなり、中古車相場も大きく異なります。

走行距離に関しては、ロングドライブを得意とする高級ミニバンらしく、年式に対してやや走行距離の多い車両も見受けられますが、特に際立った偏りは見受けられません(上記中古価格帯については、2018年11月14日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。 

トヨタ アルファードハイブリッドの価格相場

トヨタ アルファードハイブリッドの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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