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更新日:2020.01.07 / 掲載日:2018.08.06
マツダフレアの概要と歴史をまとめてみた
グーネット編集チーム
マツダフレアは、マツダが販売している軽トールワゴンです。
フレア(Flair)は、英語で「才能、ひらめき、お洒落」を意味します。使い勝手の良さや、室内空間の広さなどといった、フレアには多くの「才能・可能性」を表現し、秘めています。
また、フレアが登場したのは2012年ですが、その前進がスズキからワゴンRのOEM供給を受けて1994年から発売していた「オートザムAZワゴン」でした。
なお、マツダ自動車は、1975年に、360cc規格軽乗用車「シャンテ」の自社での生産を終了後は、軽自動車の生産を行っていません。
フレアは親しみやすい外観とインテリアで、軽ワゴンならではの広い室内空間、機能性を重視したパッケージング、低燃費を実現したモデルです。
初代モデルより、スズキのエコ技術をそのままフレアにもOEM供給され、減速時の回生エネルギーを利用したエネチャージ、アイドリングストップシステム、エンジン停止中でも室内温度を上昇させないための技術・エコクールを搭載しました。
さらにグレード別でありますが、2014年の改良時に、モーターで加速を一時的にアシストする「S-エネチャージ」を搭載したモデルが登場しました。
2017年に登場した2代目フレアには「ハイブリッド」が搭載され、全グレードマイルドハイブリッド車となりました。ワゴンR同様、軽ワゴン最高燃費が(※2017年2月時点)33.4km/L(JC08モード・2WD)に到達しました。
初代 マツダ フレア MJ34S/MJ44S系(2012年~2017年)
グーネット編集チーム
ワゴンRのOEMモデルとして初代フレアは、2012年に登場しました。
型式のMJ44SはSエネチャージ搭載グレードに使用されます。
フレアは、広い室内空間と優れた乗降性を可能にしたパッケージングと、多彩なシートアレンジが可能など、使い勝手に優れた機能を装備し、乗る人の快適な生活を応援する軽乗用車です。
フロントデザインは、ボリューム感の中にも上質感を持たせた大きなデザインの縦型ヘッドランプと、オシャレを感じさせる、シンプルなメッキタイプのフロントグリルが特徴的です。マツダのエンブレムがついたフロントグリルが、ワゴンRとの違いをアピールする部分です。
インテリアは、プッシュコントロール式のフルオートエアコンを採用するなど快適装備が充実しています。シフトレバーはインパネにありますので、フロントシート足元空間は広く確保されています。
ワゴンスタイルのため、後席頭上空間は十分確保され、左右分割リクライニング機能と可倒機能が装備されますので、後席の快適性と、荷物の量に応じたシートアレンジも可能です。
パワーユニットは直列3気筒DOHC VVTエンジンと副変速機構付CVTを搭載し、パワフルな走りと低燃費の調和がとれています。減速時のエネルギーを電装品に使用する回生技術「エネチャージ」を採用し、エンジンによる発電量を軽減しています。
また、フレアのアイドリングストップシステムは、時速約13km以下になるとエンジンが自動停止します。完全停止する前に停止するため、アイドリングストップ時間が長く、より燃料消費抑制に貢献しています。
安全面では、先進安全技術の「レーダーブレーキサポート」をCVT車に設定しているので、渋滞時の追突防止ができます。
マツダ フレア XG(2012年10月モデル)
ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1640mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2165×1295×1265mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)155/65R14 75S(後)155/65R14 75S
エンジンタイプ:R06A型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:658cc
最高出力52ps(38kW)/6000rpm
最大トルク:6.4kg・m(63N・m)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:28.8km/リットル
車両重量:780kg
車両本体価格:1,151,850円
軽自動車税について
平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
■初代 マツダ フレア MJ34S/MJ44S系の主なグレード・オプション・カラーバリエーション
・主なグレード
「XG」「XS」。
(発売時期によりグレード体系が異なります)
・主なオプション
LEDポジションランプバルブ、オートライトシステムなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
・カラーバリエーション
ブルーイッシュブラックパール3、スペリアホワイト、フィズブルーパールメタリック、シルキーシルバーメタリック、ルナグレーパールメタリックミステリアスバイオレットパール、パールホワイトなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
2代目 マツダ フレア MJ55S系(2017年~)
グーネット編集チーム
2代目フレアは、ワゴンRのモデルチェンジに合わせて2017年3月に発売されました。
万人受けしやすいノーマルスタイルの「HYBRID XG」と、スポーティさと上質さを備えたスタイリッシュな「HYBRID XS」の2種がリリースされ、デザイン性と機能性の両立を目指して大幅に進化しました。
モーターのみで走行可能なマイルドハイブリッドや、ワゴンR同様に新プラットフォームの採用、サスペンションやボディの軽量化を図り、軽ワゴン最高燃費(※2017年3月時点)のJC08モード燃費33.4km/Lを実現しました。
また、2代目フレアは、全車がエコカー減税の免税対象となりました。フレアに用意されるエンジンは、ターボエンジンは用意されず、自然吸気タイプのエンジンのみのラインナップです。
Sエネチャージからさらに進化したハイブリッド機能で低燃費に貢献しています。モーター機能付発電機のISG(Integrated Starter Generator)の高出力化及び、アイドリングストップ前や発進後のノンブレーキ&ノンアクセルの状態で車速が13kn/h以下の場合、モーターの力のみでクリープ走行が可能な「マイルドハイブリッド」を搭載しました。
安全面では、セーフティパッケージとして、単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせて、前方のクルマや歩行者を検知し衝突回避をサポートします。
ほかにも衝突被害を軽減するデュアルセンサーブレーキサポートや、自動でヘッドランプのハイとローを切り替えるハイビームアシスト機能を新搭載しました。
マツダ フレア HYBRID XG(2017年3月モデル)
ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1650mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2450×1355×1265mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)155/65R14 75S(後)155/65R14 75S
エンジンタイプ:R06A型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ+モーター
排気量:658cc
最高出力:52ps(38kW)/6500rpm
最大トルク:6.1kg・m(60N・m)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:33.4km/リットル
車両重量:770kg
車両本体価格:1,177,200円
軽自動車税について
平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
■2代目 マツダ フレア MJ55S系の主なグレード・オプション・カラーバリエーション
・主なグレード
「ハイブリッド XG」「ハイブリッド XS」。
(発売時期によりグレード体系が異なります)
・主なオプション
デュアルセンサーブレーキサポート、ハイビームアシスト機能、ヘッドアップディスプレイDSC(Dynamic Stability Control:ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム)など。
(発売時期・グレードにより異なります)
・カラーバリエーション
スペリアホワイト、アーバンブラウンパールメタリック、ブルーイッシュブラックパール3、フィズブルーパールメタリック、シルキーシルバーメタリック、ブリスクブルーメタリック、ピュアホワイトパール、サニーイエローメタリック。
(発売時期・グレードにより異なります)
マツダフレアは、大人4名が快適に移動できる軽トールワゴンです。
初代モデルでは、エネチャージなどのエコ技術とレーダーブレーキサポートの先進安全技術を装備したことで高い人気を得ました。
そして、2017年3月に登場した2代目フレアが登場し、機能がさらに強化され、マイルドハイブリッドや単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせたデュアルセンサーブレーキサポートを搭載しました。
燃費面では低燃費33.4km/Lを実現し、衝突軽減ブレーキと衝突警報機能を従来の30km/hまでから100km/hまで拡大され、実用域、高速域まで対応可能になり、低燃費と高い安全性能が評価されています。
これからのマツダフレアの性能がどう進化していくか引き続き目が離せません。