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更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.04.18
【日産】走行状況に応じて駆動方式を選択できる4WDシステム「インテリジェント4×4」

グーネット編集チーム
雪道や山道など、過酷な路面状況をものともせずに走る4輪駆動車は、北国にお住まいのユーザーのみならず、アウトドア派などにも大変重宝されています。
今回は日産が開発し、自社4WD車種に採用した新技術である、「インテリジェント4×4」システムについて仕組みや得られる効果を、詳しく解説をしていきます。
インテリジェント4×4とは
LOCK
過酷な状況の路面を走行する際に使用し、スピードが上がると自動的に解除される。
AUTO
路面状況や車速に合わせて駆動方法を車が自動で判断、調整してくれます。
2WD
乾いた路面や舗装の整った道路を、2輪駆動で走行したいときに用います。
さらに、このインテリジェント4×4は、センサーの情報から、4輪の駆動力や制動力を車が自動的に制御して横滑りを防ぎ、ドライバーの思い描いたとおりの走行ライン取りをアシストする、「ヨーモーメントコントロール」という、安全運転補助技術の1つでもあります。
インテリジェント4×4がもたらす効果
4WD、つまり4輪すべてがエンジンによって駆動する車は、確かに悪路の走破性能やそれを実現するための大きなパワーが得られるものの、2輪しか駆動しない2WDと比べると、燃費性能においてどうしても劣ってしまいます。
フル4WDの場合は、仮に道路条件が良くても燃料効率の悪い4輪駆動でしか走行できませんが、このインテリジェント4×4の場合は、モードの切り替えによってエコを意識した低燃費走行も可能になっています。
そのため、いかに雪国や山間部といっても、晴れ渡って路面が乾いている状態であれば、4WDでなくても難なく走ることが可能です。
また、前項で述べた横滑り防止性能は、従来の4WDシステムである、「ALL MODE 4×4-i」でも得られたことです。
しかし、このインテリジェント4×4では、ALL MODE 4×4-iが前後輪へのトルク配分調整(100:0~50:50)だけだったのに対し、左右への振り分け(100:0~0:100)もされるように進化しました。
結果として、凍結や積雪によって滑りやすく路面でも、操舵性が高まり安全性がアップするうえ、スポーティーで快適なドライビングを、より一層楽しめるようになっています。